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波のサイズを初心者向けに解説する。日本のサーフィンではサイズを体の名称で表現する。
本稿は週末サーファーとして10年ほど活動した筆者の経験に基づいたものです。初心者から中級者に向けた講座でありエキスパートやプロフェッショナルとしての見解ではありませんのでご了承ください。
目次
波のサイズ
波情報を見るときはこのサイズと風向風速をあわせてチェックする。
体で表現
波をトップからボトムまでのサイズで測る。ボトムかトップまでの位置が人の腰くらいであれば「腰」や「腰波」と呼称。厳密には波の大きさにばらつきがあるため「ひざ腰」や「腰胸」といった表現をすることが多い。初心者は基本「腹」以下の波で練習するのが望ましい。
大きい波
頭を超える波をオーバーヘッドと言う。日本では台風が来た時に発生しやすい。強いカレントが発生することがあるので初心者は入水を控えよう。
サイズ一覧
くるぶしは皮肉でサーフィンできない時に使うことがある。サイズが頭を超えるとハードになってくる。ホローした波だと腰サイズでもテイクオフが困難になる。なのでホローなオーバーヘッドとなるとテイクオフが非常にシビア。
名称 | コメント |
---|---|
フラット | 波が全くない状態 |
くるぶし | サーフィンできない波 |
すね | ロングボードでギリギリ |
膝 | 波質が良ければできる |
腰 | ショートでも波質が良ければできる |
腹 | そこそこ良いサイズ |
胸 | 初中級者にはベスト |
肩 | 中級者の練習にちょうど良し |
頭 | 中級者がやや緊張するサイズ |
頭半 | このサイズでホローすると難しい |
ダブル | 上級者かエキスパートのみ |
トリプル | ワールドクラス |
クローズ | サーフィンできない荒天 |
海外のサイズ
実は日本と海外でサイズ表現が異なる。海外の情報だと2~3フィートなどと言う。1フィート約30cmなので胸くらいのサイズかと思うが違うのである。海外では波の裏側でサイズを測る。海外で2~3フィートは日本のオーバーヘッドと同じくらいになる。海外でサーフィンするときは気を付けよう。
初心者の練習
初心者はスープでも練習できるので腰~胸くらいまでのサイズが丁度いいと思う。膝サイズになると波のパワーが少なすぎて初心者には逆に難易度が高い。肩~頭サイズでもインサイドのスープで練習できるが他サーファーのライディングの妨げになったりカレントにハマる可能性もあるので注意。オーバーヘッド以上の大きい波で練習する場合はベテランと一緒に入ろう。
まとめ
海外で日本語の通じないサーフガイド(フランス語)に「今日は3~4フィートの良い波が入ってるよっ!!」と言われたのを思い出した。2~3フィートですらヤバイのは知っていたので場所を変えてもらったが知らなかったら危なかったかもしれない(遠い目)。
- 日本では波のサイズを体の場所で表現する
- 頭を超えるオーバーヘッドの波は上級者向け
- 波のコンディションはサイズと風と割れ方できまる
中級者だと腰胸くらいがのんびりサーフィンできる良いサイズだと思います。