LINEアプリの設定を徹底見直し【プライバシー管理編】~個人情報漏洩を防ぐため基本的に情報提供は拒否する~

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LINEアプリのプライバシー管理設定について見直す。セキュリティを意識した設定にすると利便性が低下することがあるが、これはセキュリティと利便性がトレードオフの関係にあるからである。エキスパート以外の方はセキュリティ重視の設定をこころがけていただきたい。慣れてきたら徐々に設定を見直し利便性を向上させればよい。初心者向けの推奨設定は末尾のまとめをご覧ください。

注意事項

画面や仕様などは2020年10月に確認したもので最新の情報と異なる可能性があります。

留意事項

本記事で紹介する設定はSNS初心者に向けたものです。各機能の詳細やリスクを理解したエキスパートの方はこれらの設定をする必要はありません。セキュリティを重視した設定のためLINEの機能を十分に使えなくなる可能性があります。

留意事項

本記事ではAndroid端末を使用しています。ご了承ください。

プライバシー管理設定の見直し

LINEアプリのプライバシー管理の設定をセキュリティ重視で見直す。

LINEアプリを起動して右上の歯車アイコンをタップ。

メインメニューが表示されるので「プライバシー管理」をタップ。

プライバシー管理メニューが表示される。

パスコードロック

設定するとLINEアプリを起動するたびに4桁のパスコードを求められる。これを設定すると紛失した端末のロックが万が一解除されてもLINEアプリにログインすることはできない。紛失時にスマホのロックが解除される可能性があるので基本的にパスコードは設定しておいた方がよい。

IDによる友だち追加を許可

IDが漏洩した場合に問題になる可能性がある。プロフィール編でも言ったが基本的には許可しない。

メッセージ受信拒否

もちろん拒否する。友だち以外からメッセージが送られてくるのはセキュリティ的によろしくない。

Letter Sealing

通信内容の暗号化設定。初期設定でONになっているのでOFFになっていたら設定しておく。

Letter Sealingとは、トークルームのメッセージにエンドツーエンド暗号化を適用した機能です。
※エンドツーエンド暗号化(End to End Encryption)とは、サーバでもメッセージの内容が暗号化された状態で保存され、送信者と受信者以外にはトーク内容を解読できないように設計された通信方式です
トーク送信者と受信者でお互いにLetter Sealingをオンに設定してはじめて、セキュリティが強化されたメッセージを送受信することができます。

引用:ヘルプセンター | LINE

公衆Wi-Fiを使った場合に通信内容をのぞき見られる可能性がある。公衆Wi-Fiの安全性についてはこちら。

ホテルの無料Wi-Fiは安全なのか?~公衆無線LANは通信内容をのぞき見られる可能性あり~

QRコード更新

友だち登録用のQRコードを更新。スナップショットなどで誰かに渡している場合は情報漏洩を防ぐためリセットしておきたい。良い機会なのでこのタイミングでQRコードを更新しておこう。

アプリからの情報アクセス

友だちの外部アプリが自身のLINEプロフィールにアクセスする仕組み。どんなメリットがあるかわからないがセキュリティ的に見て不安しかない。基本は拒否する。

LINEの友だちが外部アプリ(LINE株式会社以外の企業が提供するアプリ)を利用するとき、外部アプリはLINEにあなたのプロフィール情報へのアクセス可否を求めます。
[アプリからの情報アクセス]とは、そのアクセスを許可または拒否できる設定のことです。

引用:ヘルプセンター | LINE

情報の提供

セキュリティ重視なので情報提供は一切なしに設定。情報の提供メニューには以下の4項目があるがすべて拒否もしくはOFFに設定する。

情報の提供メニュー
  • コミュニケーション関連情報
  • 位置情報の取得を許可
  • LINE通知メッセージ
  • LINE Beacon

広告の設定

パーソナライズド広告の設定である。端末の履歴を使ってユーザーに興味のありそうな広告を出す仕組み。ユーザーにほとんどメリットがないのでOFFにする。

文字認識用の写真の提供を許可

無駄に情報を送信しない。OFFにする。

写真データの取得を許可

同じくこちらもOFF。

まとめ

プライバシー管理は全部で10項目。セキュリティ重視で考えるなら情報提供はすべてOFFにしておきたい。ただし、利便性が損なわれる可能性があるため、あまりにも使いにくいようだったら情報提供をONにしてもいいだろう。

設定項目 推奨設定*1
1 パスコードロック チェックを入れる
2 IDによる友だち追加を許可 チェックを外す
3 メッセージ受信拒否 チェックを入れる
4 Letter Sealing チェックを入れる
5 QRコード更新 更新する
6 アプリからの情報アクセス 拒否する
7 情報の提供 すべてのチェックを外す
8 広告の設定 すべてのチェックを外す
9 文字認識用の写真の提供を許可 許可しない
10 写真データの取得を許可 同意しない

パスコードは端末紛失時に有効なので必ず設定しておきたい。「IDによる友だち追加を許可」はプロフィールメニューにも存在する。基本は許可しないでいい。「アプリからの情報アクセス」は他人のアプリが自身のプロフィールにアクセスることを許可する設定。どんなアプリにアクセスされるかわからないので普通に怖い。初期設定まで確認しきれなかったがプライバシー設定は一通り見直しておいた方がよさそうだ。

注意したい設定
  • パスコードロック
  • IDによる友だち追加を許可
  • メッセージ受信拒否
  • アプリからの情報アクセス

初心者は個人情報漏洩を防ぐセキュリティ重視の設定をこころがけましょう。

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