システムエンジニア・プログラマの単価~同じ能力でも大企業と末端で単価が4倍以上違うことがある~

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趣味で為替自動売買のプログラムを作っていて「発注したらいくらぐらいになるだろう?」なんてふと思った。作ったEAは12本で12,000ステップくらい。テストパターンはひとつのEAで約100パターン。SE・プログラマの人月で考えると3人月くらい。エントリーの手法検討を入れると4人月。時間だと640時間、自給単価3,000円で1,920,000円。ざっくり考えてもこの作業を発注したら最低でも200万円はかかるかなと。フリーランスに自給単価1,500円で発注しても100万円はかかる。それを考えたら内製できるメリットは大きい。

会社員時代は発注作業もしていたので発注単価はある程度把握していた。今考えてみると大企業と末端の差が異常だと気づく。能力もやる事も同じであっても倍以上単価が違う。どう考えてもおかしいのだがこれが現実。

注意事項

本記事で紹介するSE・プログラマー単価は個人的な体験に基づくものです。ご了承ください。

SE単価の経験談

月単価とは企業間で発注する場合の月単位の単価である。大企業と末端の下請けとの差が大きすぎる。1995~2014年くらいの情報である。

場所 会社規模 タイプ 月単価
1 地方 50人 派遣業 36万円
2 地方支社 2,000人 中堅Sier 100万円
3 東京 200人 派遣業 65万円
4 東京 100,000人 大手Sier 150万円

1. 地方50人派遣業

はじめにプログラマーとして就職した会社。たしか20代であれば未経験でもOKと門戸がかなり広かった。給与は手取りで14万円弱だったと思う。

2. 地方大企業支社

地方のSE企業であっても本社が東京にある場合は単価が高いことが多い。

3. 東京中堅派遣業

地方と比べると東京の方が圧倒的に単価が高い。会社規模でも単価が違うが地方との差異は大きい。

4. 大企業

単価は100~150万くらいだったと思うが見積もりではプロマネ150万だったか。下請けSierへの発注は70~100万円くらい。

単価について

個人の能力よりも在籍する会社で単価が決まる。

地方と都心

生活のコストがあると思うが収入を考えるなら基本的に東京などの都心が無難。仕事も多く選びやすいし派遣の場合に単価が明らかに違う。ただし、大企業の支社であれば地方でも東京と同じ単価となることが多い。地方にこだわるなら本社が東京にある大企業がいいだろうか。

地方で仕事をする場合はサラリーマン真っ向勝負で行くと給与が上がらない可能性が高い。割り切るか収入を上げるための別の方法を考えた方がいいだろう。

大企業と末端

地方の下請けは月単価35万円で大企業では150万円と差は4倍以上。やる事がまったく同じでもここまで収入の差。これが給与に連動するのだから恐ろしい限りである。コンサルになると150万円をゆうに超えてくるので上をみたらきりがない。

全く同じ仕事をしても会社に入るお金が4倍以上違う場合がある。下請けの方が仕事ができるなんで話もよるあるわけで社会の仕組みに疑問を感じる。

まとめ

所属する会社によって単価の差がここまで大きい。単価は個人の能力に関係なく会社のパワーで決まってしまう。どんなに能力が高くても所属する会社の立場が弱ければ買いたたかれる。極端に高い能力があれば引き抜きとかあるかもしれないがスタート時点で勝敗が決している。サラリーマンで生きるのであれば大きい会社に入社もしくは転職しない限り収入を上げるのは難しいだろう。収入を増やすためにフリーランスや企業、副業などの裏技もあるが、基本は大企業を狙うのが無難。

ポイント
  • 東京などの都心の方が単価が高いことが多い
  • 大企業と末端で単価が4倍以上違うことがある
  • 同じ能力でも在籍する会社で単価に大きな差異がでる

サラリーマンだと能力と給与が見合わないことが多いです。

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