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最近筆者は苫米地氏のコーチング動画にハマっていてる。今回はゴールの概念について簡単にまとめた。コーチングとはエフィカシーを上げるお手伝いをするもので、エフィカシーとはゴールを達成する自己能力の自己評価である。もう少しわかりやすく言うとエフィカシーはゴールの達成を強く信じる力や自信のようなもの。コーチングにおいてゴールの定義が重要なポイント。ゴールとは現状に関係なく設定でき、何が何でもやりたいことで、現状を変えなければ達成できないものである。このコーチングのゴールはビジネスマンが持っている会社での目的や目標とちょっと違う。コーチングでのゴールは抽象的なもので生涯をかける必要があるくらいに達成が困難なものとされている。しかも、このゴールは現状を考慮せずに設定が可能。一般的な目標設定は現状や過去の実績が大きく関係するがコーチングのゴールは違う。心から達成したいと思えることであれば過去の実績など一切きにする必要がないのだ。
本稿は筆者の個人的な感想なので参考程度に見ていただけると助かります。
目次
ゴールとは何か
コーチングで定義するゴールは普通の人が考える目的とはちょっとイメージが違うような気がする。
エフィカシーとは何か
コーチングとはエフィカシーを上げるお手伝いをすることである。
苫米地氏はエフィカシーを
「ゴールを達成する自己能力の自己評価」
と定義している。
ちょっと難しい言い回しだが「ゴールを達成する自信」と言ってもいいだろうか。エフィカシーが高い人はゴールを達成できると本気で思い込める自身がある。コーチングで使われるこの「エフィカシー」という用語を理解するには「ゴール」の定義を知る必要がある。
ゴールとは何か
エフィカシーを理解するためにはその前にゴールの定義とは何か知っていなければならない。動画内でのゴールについてのポイントをまとめてみた。
- ゴールは抽象度が高く漠然としたものである
- ゴールは現状を変えなければ達成できないもの
- 現状とは自分が容易に超えることができないバリアのようなもの
- 職業はゴールになりえない
- ゴールは何が何でも達成したいもの
- ゴールは自分が体感し必要性を感じたもの
- ゴールは現状(実績)に関係なく設定可能
- ゴールは明日変えたっていい
- ゴールは人に教えてはいけない
コーチングではこのゴールの定義(概念)が非常に重要ではないかと思う。ざっくり言うと簡単に達成できないものがゴール。ポイントは本人がゴールを何が何でも達成したいと思えることと過去の実績を一切考慮しないこと。
ゴール設定に現状は関係ない
現状は関係ないため自分がものすごく達成したいことすべてがゴールの対象となりえる。ゴール設定時に現状を一切考慮しないのには少し驚いた。ビジネス書などを読むと現時点の自分(現状)や自分の持っているリソースを中心に目標設定する場合がほとんどであるがコーチングのゴールは違う。現状よりも「達成したい気持ち」の方が重視されるようだ。
これは筆者の常識と大きくことなる。ビジネス書やビジネスノウハウでは基本的に現状のリソースをいかに活用するかを重視している。しかし苫米地氏の語るコーチングでのゴールは違う。現状よりもゴールへの意欲が優先される。これは現状のリソースよりもゴールへのエフィカシーの方が価値があるためだと思う。何をやるにしても現状から色々物事を考える癖がついているのでこのゴールの概念は筆者にとって新鮮かつ斬新なものであった。
現状を考慮しないでゴールを設定するからこそ自身のクリエイティブな可能性を最大限にすることができる。
ゴールは自分が何が何でもやりたいこと
ゴールは「ものすごくやりたいこと」でなくてはならない。前述したがゴールは現状考慮せずに設定することができる。もし、現状を考慮してゴールを設定しなければならないとしたら「何が何でもやりたいこと」から大きく外れてしまうのではないだろうか。コーチングでは現状よりもやりたい気持ちの方が目標達成にたして重要だとしている。
何が何でもやりたいことでなければ現状を突破することはできないのでこの条件から外れるとゴールは達成困難となる。
ゴールは現状を大きく変えなければ達成できないもの
動画の中の例で言うと「務めている会社の社長になるのは現状を変えていないのでゴールではない」らしい。この現状を大きく変える必要があるというのが少し難しい。筆者の感覚だと生涯をかけて達成するもののような気がしている。それぐらい大きなものなので抽象的なんじゃないだろうか。ゴールが遠くにあることのメリットはゴール到達までの手段が多くなるということ。ゴールが近いものであれば手段が非常に限られてくる。しかし、ゴールの抽象度が高く遠くにあれば無数の手段があり自身の創造性を発揮できる可能性が高くなる。
ゴールが身近なものだと達成手段が限られ自身のクリエイティビティを発揮することができなくなる。
ゴールは明日変えてもいい
ゴールを設定したら何としても達成しなければならない。ゴールを何としても・・・。とそこまで重いものではなさそう。ただコロコロとゴールを変えるのも問題。ゴールを本気で達成しようと思っていたある時「違う」と気づいたら変えるのはありだと思う。そもそもゴールの抽象度は高いのでそこまで変える必要性もないのではないだろうか。ただ一番重要なのはゴールが何としても達成したいものではなくなったとき。ゴールがどうしても達成したいものでなくなったらもはやゴールではない。必然的にゴールの変更が必要になる。
ゴールが何が何でも達成したいものではなくなった時はすでにゴールではなくなっている。
ドリームキラー
ここで説明したゴールを知り合いや知人に言うと「そんなん無理でしょっ」と言われるはず。ゴールは達成困難なものなのでそれを言われるのは当たり前だと思う。ほとんどの人がゴール達成を否定する「ドリームキラー」になってしまう。それにゴールを他人に打ち明けると「達成したいこと」から「達成しなければいけないこと」に変わってしまう。なのでゴールは人に言わないのが原則。
ゴールを他人に打ち明けたら「達成したいこと」から「達成しなければいけないこと」にかわってしまう。
エフィカシーと自己肯定感
筆者はエフィカシーと自己肯定感はほぼほぼ同じ概念であると考えている。エフィカシーの方が狭義で自己肯定感がそれを包括するような感じだろうか。なのでエフィカシーの高い人は自己肯定感が高い。自己肯定感が高い人でもエフィカシーの低い人はいる。自己肯定感はエフィカシーの基盤になるようなもの。学校の教育は子供たちの自己肯定感を微妙に下げさせエフィカシーも奪っていくのではないかと思う。
エフィカシーの高い人は自己肯定感も高くなる。
参考動画
苫米地氏が特別好きというわけではないが話が面白い。コーチングの本は何度か読んだがコーチングについてほとんど理解できてないことに気付いた。
まとめ
ビジネス書を読むとだいたい過去の実績からゴールを見つけることとされている。自身も何となく「現状のリソース」を中心に目標や目的を設定することが当たり前だと思っていた。この思い込みを突破、破壊するのがコーチング入門の第一歩ではないだろうか。自身のクリエイティビティを最大限に引き出すためにはこのゴールの概念が非常に重要であると痛感した。
- コーチングとはゴールを達成するための自信を付けさせること
- 現状を考慮せずに心からやりたいと思うことすべてがゴールとなりえる
- ゴールを他人に言うとやりたい事からやらなければいけない事にかわってしまう
コーチングの第一歩としてこのゴールの定義(概念)が重要だと思いました。