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さすがに5年間がっつり使って3回も分解していると愛着が湧いてくる。愛着が湧いてくる分レビュー評価も甘くなりそうだが厳しめに見ていきたい。結論を言うと本体価格が高額ではあるものの耐久性やサポートを考えるとそこまでコスパは悪くないと考えられる。使い勝手についてはクリーナーヘッドが細かい部分(壁際など)を吸えないためストレスが溜まることが最大の難点となる。逆に言うとそれ以外は概ね満足であり総合評価は高い。たま数がでているためか交換用パーツも豊富に流通しており延命もしやすい。最新モデルの割高感は否めないが旧モデルやセール品などのであればコスパ的にもおすすめしたい掃除機と言える。
本稿ではダイソンコードレース掃除機をおすすめしていますがコスパ的に必ずしも最善とは限りません。
目次
ダイソンV8の総評
運よく5年間故障なしで使えたので概ね満足である。ざっくり言うと耐久性があり長く使えるがコスパがそこまで良いとは言えない。ただ、ハズレが少ないという意味では全体的に安定感がありおすすめ度は高い。
価格
筆者は大手量販店で4万円ちょいで購入した記憶がある。結論を言うと他掃除機に比べやや割高感はあるがサポートやパーツの後購入などを考えると満足できる部分もあり。最新モデルの場合は「Dyson」のブランド料が多き気がする。なので型落ちやセールのモデルであればトータルで見て十分にコスパは良いと思う。
チープさはあるがコード式サイクロンであれば5,000円以下で入手可能。
他メーカーも上位モデルは4万円を超えてくるのでダイソンが目立って高いとは言えなくもない。ただしスペックがどれも微妙に違うので単純に比較はできないだろう。
中華メーカーやアイリスオーヤマなどのコスパブランドと比べると割高感は否めない。
割高感はあるもののサポートやアフターは充実している。逆にセールや型落ちモデルはお得感が高い。
重量
クリーナーヘッドを含めると重量は2.5gを超える。最新の軽量モデルと比べてもらえばわかると思うが重量級の部類にはいる。コードレスなのでバッテリーの重量がどうしようもないのだがV8は重く小柄な女性などには扱いづらい。ちなみに体重55kgの筆者を軽々持ち上げる妻は掃除機の重量を一切デメリットに感じていないようだ。なので体力がある方で重量級クリーナーはコスパがよいのでおすすめ。
体力のあるユーザーはコスパのよい重量級クリーナーがおすすめ。
吸引力
コード式クリーナーから買い替えたので吸引力はかなり低下した印象だった。ただし、他コードレスクリーナーから比べるとかなりよさそう。稼働時間は短いがパワーモードだと吸引力に不満を感じることはない。
コード式に比べると劣るが吸引力は概ね満足している。
バッテリー
重量はさておいてV7もV8も5年以上使えたので優秀だといえる。とくにパワーモードで酷使したV8が5年以上使えていたのは秀逸。バッテリーは交換パーツとして公式で購入かのうなのでそれで延命できる。
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重量はさておきバッテリーの容量と耐久性は概ね満足である。
サポート
電話番号も見つかりやすくチャットなどでも問合せ可能。対応も悪い噂がなく優秀である。保証期限内の対応も悪くなさそう。ダイソンの良いところはこのサポート体制が安定かつ継続しているところにある。コスパメーカーでの安定かつ継続的なサポートは正直期待できない。
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ダイソンのサポートは期待できる。
不満なところ
大きなふまんはひとつだけ。クリーナーヘッドで部屋のすみっこを掃除しにくいことこれが一番の不満点である。昭和のコード式クリーナーの方がこのあたりは優秀だったのではないだろうか。国内メーカーですみっこが吸いにくいと思ったことは無かったので分化の違いなのか。逆にこのすみっこ吸引が改善すればほぼ満点に近い評価となる。そのほか細かい不満点はあるがそこまで気にならない。重さも慣れればまったく気にならない。
最大の不満はクリーナーヘッド壁際のすみっこが掃除しづらいところ。
もう一度買うか?
実はV8から買い替えようと思い最新もダイソンを見たら価格が10万円以上と目を疑ってしまった。
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掃除機で10万円って意味がわからない。旧モデルのV10が4万円弱だったのでそちらを買おうか検討したが予算的に断念。ただしV8相当のモデルが3万円弱で入手できるチャンスがあれば購入するかもしれない。型落ちでも十分につかえると思うのでアリだと思う。
3万円前後でV8以上の機種が見つかれば即購入したい。
ただサポートの関係があるので購入は公式ショップおよび法人販売店からをおすすめしたい。
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5年以上使い込んだV8を紹介
ざっくり5年目のV8がどうなったか紹介する。結論を言うとバッテリー以外に致命的な故障はなかった。さすがダイソンである。
本体
ところどころ破損しているが先月バッテリーが故障するまで問題なく使えていた。サイクロン部は3回分解して水洗いしてある。致命的な故障はバッテリーのみ。
トリガーを引きっぱなしにしないと吸引しないかつ重量級のため掃除をするたびに腕が鍛えられる。重い本単ではあるが筋トレ効果があるのは非常にうれしいメリットである。
ロングパイプ
こちらは4年目くらいにジョイント部が外れてしまった。意外にも修理に難儀したパーツである。こちらも致命的な故障はない。
クリーナーヘッド
こちらもジョイント部がぐらついたのでマスキングテープで補強。吸入口付近のパーツがバリバリに割れているが何とか使えている。
今回の一番の不満点はこのクリーナーヘッド。吸引力は申し分ないのだが壁際の角のゴミが中々すいとれない。原因は吸引力というよりもヘッドの形状が問題だと思う。日本向けにもう少し繊細なヘッドパーツが欲しかった。
5年以上使い込んで故障したパーツ
ここでは使い込んで故障した部分を紹介する。ちょいちょい樹脂パーツが破損するが致命所にはなっていない。
モーターリアカバー
ポストフィルターがぶつかったタイミングで根元のモーターリアカバーが破損。日本の公式で交換パーツは提供されていないがAmazonなどで入手可能。ツメでパチッとはまるパーツなので補修は出来なかった。
バッテリー
こちらは消耗品なのでしかたないと思う。調べた限り今回は平均寿命を超えていたようだ。
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プレフィルター
フィルターの上部樹脂が極薄で取っ手が壊れやすい。単純構造なので簡単に補修することができた。
ダイソンV8, V7, V6, DC74, DC62, DC61プレフィルターの補修~グルーで穴を塞ぎ取っ手を造形する~
ロングパイプ
ジョイント部分が外れてしまいグルーとマスキングテープで補強。使用中に負荷のかかる部分なので補修の難易度は高かった。意外にもマスキングテープでの追加補強が効いているようだ。
ダイソンのロングパイプが破損~瞬間接着剤で失敗したのでグルーで何とかする~
クリーナーヘッド
付け根部分と吸入口の樹脂パーツがいくつか破損。ジョイント部はマスキングテープでなんとか補強。吸入口のパーツががっつり破損しているが何とか原形を保っている。ジョイント部のネジはなくしたので木ねじで代替した。
ダイソンのネジをなくした~予備のネジもないので木ネジで代替する~
まとめ
実はバッテリー交換をしていないためV8は休眠状態である。サブ機のV7があるため9千円でV8を復活させるか悩みどころ。中古でもダイソンは高額なのでバッテリーを買って復活させるのもコスパ的には悪くない。クリーナーヘッドが壁際を吸いづらい難点はあるものの耐久性やサポートなど総合的にみたらダイソンは買いな掃除機だと思う。ただ予算的に厳しい場合は安定した吸引力のコード式掃除機がおすすめ。コード式はバッテリーが無い分圧倒的に安くなる。使い勝手の良さを基準に選ぶならダイソンを選択肢に入れてもいいだろう。
- ダイソン掃除機は高額だが総合的にコスパは悪くない
- 最新モデルは割高だが型落ちやセール品などはコスパがよい
- 破損部分のパーツを別途購入できるのもダイソンの魅力
V8が完全崩壊したらV10の掘り出し物を探そうと思います。