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Amazonアソシエイトのプログラム運営規約および関連する情報について紹介する。商品紹介記事で「価格の表示」について違反している可能性があったため今回は確認できるすべての規約などを見直した。アソシエイトへの参加表明など一般的な対応は行っていたが規約をみていると過失で違反してしまいそうなものがいくつかあった。コンテンツの作成方針にも影響するためアソシエイト参加者は規約を今一度確認していただきたい。
記載している内容は2019年3月13日の情報をもとにしています。規約についてのコメントは規約を保証するものではありません。筆者の気になる部分をピックアップしており規約の網羅性を保証するものではありません。規約については必ずリンク元の原文で最新情報の全文をご確認ください。
アソシエイトの規約については以下のコンテンツを対象に確認している。
コンテンツ名 | 概要 | 改定日 | 文字数 |
---|---|---|---|
Amazonアソシエイト・プログラム運営規約 | 利用規約によくあるようなお決まりの内容。主にAmazonへ不利益が生じさせないための内容。アソシエイト特有の内容もあるので注意。 | 2017/10/3 | 約15,886 |
Amazonアソシエイト・プログラム参加要件 | 上記プログラム運営規約の一部。分かりにくい物言いだがアソシエイトの注意事項などがまとめられている。利用者は確認するなら運営規約よりもこちらに重きを置いたほうがよさそう。 | – | 約5,634 |
Amazonアソシエイト・プログラム・リンク設定要件 | こちらも運営規約の一部。アソシエイトで使うリンクについての注意事項などがまとめられている。価格表示など過失で犯しやすい内容もあるので注意。 | – | 約2,713 |
プログラムポリシー – 適切な表現 | ヘルプにあるプログラムポリシー。商品の紹介で注意すべきことは何ですか?はアソシエイト利用時の注意事項をかなりわかりやすくまとめている。利用者は最低でもこの内容は理解しておく必要がある。 | – | – |
手っ取り早くポイントを確認したいかたは末尾のまとめにある表を参照してください。
目次
Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
アソシエイト参加者はこれに同意しているはずなので建前的にはこれをすべて理解しているはずである。本音を言ってしまうと個人レベルではこのわかりにくい言い回しの規約をすべて理解するとか無理だろう。法人であれば法務部などの専門部署や専門家に相談して対応した方がいい。これを理解しないとアソシエイト用の正しいコンテンツ作成はできないため一度は必ず確認していただきたい。
参考
Amazonアソシエイト・プログラム運営規約アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
記載している内容は2019年3月13日の情報をもとにしています。規約についてのコメントは規約を保証するものではありません。筆者の気になる部分をピックアップしており規約の網羅性を保証するものではありません。規約については必ずリンク元の原文で最新情報の全文をご確認ください。
内容確認
規約の気になる部分について引用しながらコメントする。
乙がAmazonアソシエイトの利用者で甲がAmazonである。
2. 参加申込み
~中略~
不適切なサイトの例としては以下のようなものが含まれます。
(a) 性的に露骨な内容を奨励または含むサイト。
~中略~
(f) 甲またはその関連会社の商標や、甲またはその関連会社の商標の変形またはスペル違いをドメイン名、サブドメイン名またはソーシャルネットワークサイトのユーザー名、グループ名その他のアカウント名に含むサイト(例については、商標ガイドラインをご確認ください。)。
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
禁止事項についてはGoogleアドセンスなんかとほぼ同じ内容。露骨、暴力、違法と明らかに公序良俗に反するサイトはだめと。やらかしそうなのが商標のスペルミス。コピペすれば失敗することもないと思うが手打ちだと危ないかもな。でも法律に違反しない普通のブログであれば特に問題なさそうだ。ただしモバイルアプリは別ルールがあるようなので注意。
3. 乙のサイトのリンク
~中略~
乙が乙のサイト上にアマゾン・サイトへのリンクを特別リンクとして適正にフォーマットしなかった場合には、甲は乙に紹介料を支払う義務を負いません。また、適正にフォーマットしなかった場合、本規約に基づき本来ならば乙に支払われるはずの紹介料が減額される場合もあります。
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
紹介料が支払われる条件は第7条に記載されている。リンクについてはAmazonアソシエイト・プログラム・リンク設定要件を参照。
4. プログラム要件
~中略~
甲は、乙または乙と関連があるもしくは乙と共同で行為すると甲が判断するその他の者が(既存のアソシエイト・アカウントまたはすでに解除されたアソシエイト・アカウントに関するものであるかを問わず)以下のいずれかに該当すると判断する場合、甲が行使できる他の権利または救済に加えて、本規約を解除し、本規約に基づき乙に支払うべき紹介料の支払いを拒絶しまたはその両方の措置をとることができます。
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
詳しい話はアソシエイト・プログラム参加要件を確認。いやいや、情報量が多くてほんとめまいがしてきた。あと、アカBANされた人が他の人の名義でAmazonアソシエイトを利用するのもだめ。サイト共同経営者の中にAmazonアソシエイトのBANを食らった人がいらたアソシエイトは使えなくなる。万が一アソシエイトがBANになったら必ず復旧しておいた方がいい。
5. 乙のサイトに対する責任
乙は、乙のサイトに関して、その開発、運営および維持ならびに乙のサイト上またはサイト内に表示される一切の素材を含め、単独で責任を負うものとします。例えば、乙は以下に関して単独で責任を負います。
~中略~
甲は、前記の事項や、それに関する乙のエンドユーザのクレームについては何ら責任を負いません。
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
ざっくり言うとあなたのAmazonアソシエイトに参加しているサイトでトラブルが起きてもAmazonは責任とりませんよということ。個人のサイトなんかだと情報の信頼性に欠けるのでこういうトラブルは多いのかもしれない。あまり信頼性のない商品は紹介しない方がよさそうだ。
7. 紹介料
~中略~
以下については、適格販売から除外され、甲はこれらについては紹介料を支払いません。
~中略~
・乙自身、友人、親類その他の関係者のため乙が特別リンク経由で購入した商品など、乙によりまたは乙を代理して、特別リンク経由で購入された商品(例えば、個人的注文、乙自身の使用のための注文および他の個人もしくは企業のためまたはこれらを代理して、乙により発注された注文)。
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
紹介料が支払われないケースについて記載されている。自身、友人、親類の購入も紹介料が支払われない。別アカウントであっても名寄せされて紐づけがされるんだろうか?まぁ無理して知人にリンク踏んでもらっても大した金額じゃないしやめといた方がいいな。
リダイレクトリンクはだめ。禁止リスティング広告の文言が意味不明なんだが。Amazonなどの商標用語を使ってはダメと言うことだろうか?まぁリスティング広告なんて使わないのでいいか。
10. 乙がアソシエイトであることの表示
~中略~
乙は、乙のサイト上または甲がアソシエイト・プログラム・コンテンツの表示を許可した他の場所のどこかに 「Amazon.co.jpアソシエイト」または「[乙の名称を挿入]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」の文言を表示しなければなりません。甲は、この文言を適時変更することがあります。
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
Googleアナリティクスと同じで使っていることを明記しておかないといけない。サイトポリシーを書くタイミングでこの文言は入れているはずなので問題ないかな。Amazonアソシエイトに参加していてこの文言がサイト上に明記されていない場合は速やかに対応しましょう。
11.限定的ライセンス
本規約の条件に従い、本プログラムに関連してアマゾン・サイトの商品を宣伝し、エンドユーザをアマゾン・サイトに誘導するという限定的な目的に限り、甲は、乙に対して、(a)アソシエイト・プログラム・コンテンツを複写し、乙のサイト上に限り表示することおよび(b) アソシエイト・プログラム商標ガイドラインに従って、アソシエイト・プログラム・コンテンツの一部として甲が乙に対して提供する甲の商標およびロゴ(これらの商標およびロゴを「アマゾン商標」と総称します。)に限り、乙のサイト上においてのみ使用することのできる、限定的、取消し可能、譲渡不可、サブライセンス不可、非独占的、無償のライセンスを付与します。
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
この文面も非常に危険。Amazonで取得した商品画像を販売目的以外に使用してはいけない。カエレバやRinkerの設置ならいいが画像だけ使うのはNGかもしれんな。どこまで許されるのかわからないのが怖い。記事の文脈的にサイトに誘導するなにかがないとまずいかもしれない。Amazonの画像を変に使いまわすと規約違反になる可能性がある。ここ要注意だな。
12. 権利の留保、提案
~中略~
乙は、甲に対して、乙の提案に関する一切の権利、権原および利益を取消し不能の形で譲渡し、(乙が乙の提案を秘密と指定している場合であっても)甲に対して、以下の(a)から(d)を行うための、永久、支払済み、無償、非独占的、全世界的、取消し不能の自由に譲渡が可能な権利およびライセンスを付与するものとします。
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
権利に関する規約だがわかりにくい。アソシエイト参加者の提案に関する権利はAmazonにありますよということか。提案がビジネスモデル特許になる可能性もあるなら明記しといた方がいいのかな。ま、普通の人はそこまで気にしなくていいんじゃないかな。
14. 契約期間および契約解除
本規約の期間は、乙の本プログラム申込書を甲が承諾した時点で開始し、乙または甲のいずれかにより解除された時点で終了します。甲は書面(電子メールを含みます。)にて、乙は本プログラムのカスタマーサービス経由で、相手方当事者に対して通知することにより、理由の有無を問わずいつでも本規約を解除することができます。
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
「理由の有無を問わずいつでも本規約を解除」とは恐ろしや。こういうことが起きないようにまずは規約をちゃんと理解しよう。
15. 改定
甲は、本規約(および運営文書)に定める条件を、amazon.co.jpのサイト(affiliate.amazon.co.jpを含みます。)上に改定のお知らせ、改定後の本規約もしくは改定後の運営文書を掲載することによりまたは改定内容をその時点で乙のアカウントに登録されている電子メールアドレス宛てに電子メールにて通知することにより(電子メールによる改定は当該電子メールで指定する日に効力を生じます。)、いつでも、甲の裁量にて改定することができます。
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
改定に関してはどこも同じようなものだろう。ただ最近だとPA-APIの仕様変更はインパクトあったな。
カエレバでAmazonの商品リンクが使えなくなった~PA-APIの仕様変更~
2017年10月3日付改定の主な内容
2017年8月31日付改定の主な内容
2017年2月15日付改定の主な内容
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約の更新履歴
最近の改定のペースをみるとそこまで頻繁にはないみたい。
17. 責任限定
甲は、本規約、本プログラム、運営文書、アマゾン・サイトまたは(以下に定義される)サービス提供に関連して生じる間接損害、付随的損害、特別損害、結果的損害または懲罰的損害(収益、利益、のれん信用またはデータの損失を含みます。)について、たとえ甲がこれらの損害の可能性につき知らされていたとしても、何ら責任を負いません。
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
損害がでてもAmazonは責任を負いません。これはどこの規約でも同じようなことが書いてあるな。無料画像サイトなんかでも似たような感じだった。無料でAmazonのサービスを使っているのでしかたないか。
20. 雑則
乙は、甲および甲の関連会社が、いつでも(直接または間接を問わず)、本規約に定めるものとは異なる条件にて、お客様の紹介を勧誘したり、乙のサイトと類似または競合するサイトを運営する場合があることを確認し、同意します。
引用:アソシエイト・セントラル – Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
Amazonが競合になったら絶対勝てないな。すべての規約違反を指摘しないけど許したわけじゃないよ。非公開の情報はネットにアップしたらだめ。甲が提供する非公開の情報がなんなのかわからん。メールでの問い合わせ結果とかも秘密情報になるのだろうか?一般的な規約や仕様の確認であれば問題ないとは思うが、秘密情報に該当するものってなんだろう。全て秘密情報といってるからメールでのやり取りの取り扱いには気を付けた方がいいかも。Amazonに不利益になるような内容の開示は絶対に控えたい。
まとめ
な、長い。アソシエイト参加者の全員がすべてみているとは到底思えない。あと言い回しが難しいかつ分かりにくくて理解できないところがいくつかあった。アソシエイト参加者はプログラム運営規約よりも商品の紹介で注意すべきことは何ですか?の方が役立つ気がするな。建前だけど必すべて読んで理解しましょう。
- 公序良俗に反する不適切なサイトでの利用は禁止
- アソシエイトプログラムの参加者であることをサイト上に明記する
- AmazonのコンテンツはAmazonサイトへ誘導する目的以外に使用してはならない
- Amazonの非公開情報はすべて秘密情報で公開できない
気になるのが3つめの秘密情報。メールでのやり取りはブログなんかでよく公開でされているが規約を見る限りアウトな気がする。一度アマゾンに問い合わせしてみた方がいいかもしれないな。逆に他はそんなに気になる部分はなかった。
Amazonアソシエイト・プログラム参加要件
参加者にとってはプログラム運営規約は建前でこちらが本命な気がする。利用者にとってはこちらの方がウエイトが高い。
参考
Amazonアソシエイト・プログラム参加要件アソシエイト・セントラル
記載している内容は2019年3月13日の情報をもとにしています。規約についてのコメントは規約を保証するものではありません。筆者の気になる部分をピックアップしており規約の網羅性を保証するものではありません。規約については必ずリンク元の原文で最新情報の全文をご確認ください。
内容確認
規約の気になる部分について引用しながらコメントする。
5.乙は、運営規約の条件を遵守し、かつ運営規約第11条において付与された明示的なライセンスの範囲でのみ、アソシエイト・プログラム・コンテンツを使用するものとします。
引用:アソシエイト・セントラル
Amazonで提供される資材で他のECサイトい誘導してはいけない。まぁ常識に範囲なんで問題ないだろう。
8.乙は、いかなる方法であれ、追加情報を加えることも含め、アソシエイト・プログラム・コンテンツに追加、アソシエイト・プログラム・コンテンツから削除その他アソシエイト・プログラム・コンテンツの改ざんをしてはなりません(例えば、カスタマーレビューに言葉を追加してはなりません。)。
引用:アソシエイト・セントラル
誤解を招かない程度ならリンクのテキストを一部省略可能。これは非常にありがたい仕様である。
ちょっと気になるのがコンテンツの改ざんについて。「カスタマーレビューに言葉を追加・・・」とあるがそもそもカスタマーレビューの引用って別の規約で禁止されてなかったっけ?これ見るとカスタマーレビュー引用してもよい体で書かれているよな。
10.乙は、アマゾン・サイトに掲載されなくなったアソシエイト・プログラム・コンテンツまたは乙が使用できないことを甲が通知したアソシエイト・プログラム・コンテンツを、速やかに乙のサイトから除去、削除その他破棄するものとします。
引用:アソシエイト・セントラル
取り扱いがなくなった商品を消せと。Rinkerをつかってると情報取得できなかった商品はダッシュボードにレポートされるのでそれ見るしかないか。Amazonのテキストリンクだけだと通知が来ないからわからんな。紹介した商品はなんとかRinkerに設定して随時リンク切れをチェックするしかないな。
14.乙は、特別リンクの使用に伴い、いかなる個人または団体に対しても、報酬またはインセンティブ(金銭、リベート、割引、ポイント、慈善団体その他の組織への寄付その他の便益を含みます。)を提供しない(乙の特別リンクを経由してアマゾン・サイトを訪問することを個人または団体に奨励する「報奨」またはロイヤルティプログラムの実施等を行わない)ものとします。
引用:アソシエイト・セントラル
これは講演会する人とかやらかす可能性あるな。セミナーやるようなブロガーも注意した方がいいな。
24.乙は、アマゾン・サイトに乙が掲載することのできるいかなるコンテンツにも(例えば、アマゾン・サイトを通じて提供される広告サービスに関連してまたはアマゾン・サイトで提供されるカスタマーレビュー、フォーラム、ガイドもしくはお客様が作成するその他のコンテクストに)、特別リンクを含めてはなりません。
引用:アソシエイト・セントラル
これはやらかす可能性ありなので要注意だわ。はっきり覚えていないが「Yahoo知恵袋」にAmazonアソシエイトの商品リンク貼ったら規約違反でBANになったってのみた気がする。価格.comの口コミとかでも規約知らずに書き込みするとかありそうだな。アソシエイトのリンクは登録した自分のサイト以外に貼ったらダメ。絶対ダメ!!
28.乙は、甲のカスタマーレビューやおすすめ度(star rating)を、全部または一部を問わず、乙のサイトに表示その他使用してはなりません。ただし、Product Advertising APIを経由してカスタマーレビューやおすすめ度へのリンクを取得し、ライセンス契約に定める要件を遵守する場合を除きます。
引用:アソシエイト・セントラル
この規約は最近まで知らなかった。レビュー評価の引用がだめってどうなんだろう。価格と同じで変動するからなのかな。動的に取得できるPA-APIは問題ないみたいだけどそれだとその時点でのレビュー評価へのコメントができない。ちょっとこれは厳しい気がするな。
29.乙は、乙自身の使用または再販売その他のいかなる種類の商業用途のためにも、特別リンクを経由して商品を購入してはなりません。
引用:アソシエイト・セントラル
これは過失でやってしまいそう。リンク先の商品チェックするのに普通にクリックするからな。Amazonで何か購入する時は別のリンク踏んでからにしないとダメだな。気に入ったサイト見つけたらリンク踏みように登録しとこ。
まとめ
アソシエイト参加者に直接かかわる内容がおおかった。ざっくりでも必ず全部に目を通しておきたい。過失でやってしまいそうなものをポイントでまとめた。登録外サイトや投稿サイトなどにアソシエイトリンクを貼ると厳しい処分になるようなので十分に注意したい。
- 取り扱いの無くなった商品リンクは削除する
- 登録したサイト以外にAmazonアソシエイトのリンクを貼ってはいけない
- カスタマーレビューのおすすめ度を手打ちで引用してはいけない
- 自身のアソシエイトリンクで商品を購入してはいけない
Amazonアソシエイト・プログラム・リンク設定要件
商品リンクに関する規約はここに別途まとめられている。ちょっと難しい内容なので読むのが大変。
参考
Amazonアソシエイト・プログラム・リンク設定要件アソシエイト・セントラル
記載している内容は2019年3月13日の情報をもとにしています。規約についてのコメントは規約を保証するものではありません。筆者の気になる部分をピックアップしており規約の網羅性を保証するものではありません。規約については必ずリンク元の原文で最新情報の全文をご確認ください。
内容確認
規約の気になる部分について引用しながらコメントする。
乙はアマゾン・サイトへのリンクであることが不明瞭になる方法でショートURL作成サービスを使用してはなりません。
引用:アソシエイト・セントラル
ショートURL作成サービスの利用は禁止。ちょっとなんで不明瞭になるのか理解できない。Amazonアソシエイトのリンクとわからないように短縮URLに変換するということだろうか?それなら故意なんで完全にアウトだな。
限定期間の販売促進へのリンクおよび関連の紹介部分は、当該販売促進の終了日までに乙のサイトから削除するものとします。例えば、乙がアマゾン・サイトのアパレル部門の商品へのリンクを設定し、アマゾンのアパレル部門における一定のセレクト商品が15%割引であると記載した場合は、当該販売促進の終了日までに、乙のサイトから15%割引という記載を直ちに削除しなければなりません。
引用:アソシエイト・セントラル
期間限定商品は期間が終わったらその文言を消さなくてはならない。結構Amazonのタイムセールとか宣伝しているブログ見かけるんだけど毎回消してるんだな。トレンド記事でアクセス集めるならアリなのかなぁ?ストック記事メインの人は関係ないか。気を付けるに越したことはない。
乙は、いかなる商品、アマゾン・サイト、または甲のポリシー、販売促進もしくは価格についても、不正確な、誇張した、欺瞞的な、またはその他の誤解を招くような主張をしてはなりません。例えば、乙が乙のサイトにアマゾン・サイトで販売される20 GBのMP3プレーヤーへのリンクを設定した場合、乙はそのMP3プレーヤーに30GBのメモリーがあると記載してはなりません。
引用:アソシエイト・セントラル
商品のスペックなとをごまかしてはいけない。これは過失でやる可能性ありスペックとかを書き間違えて紹介する可能性はありそう。商品紹介ページコピペなら大丈夫か。
製品の価格および在庫は、随時変化します。乙が乙のサイトに掲載した商品の価格および在庫には変動があるため、乙のサイトでは、以下の場合に限り、価格および在庫を表示できるものとします。(a)甲が価格および在庫のデータを表示しているリンクを提供する場合、または(b)乙がProduct Advertising APIを経由して商品の価格および在庫のデータを取得し、かつ当該データに適用されるライセンス契約に定める要件を乙が遵守している場合。さらに、乙が乙のサイトにて商品の価格を「比較」形式(価格比較ツールまたはその他のエンジンの使用による場合を含む。)にて、アマゾン・サイト以外のウェブサイトまたはその他の手段を通じて提供される、同じ、または類似の製品の価格とともに表示することを選択する場合は、乙は、アマゾン・サイトで提供される商品の、「新品」の最低価格、および甲が乙に提供している場合は「中古商品」の最低価格の両方を表示しなければなりません。それ以外の場合は、乙は乙のサイトに価格情報を含めることはできません。
引用:アソシエイト・セントラル
おぉヘビーなやつ来たわ。ここだと商品価格はAmazon提供の商品リンクかPA-APIで取得したものに限られる。商品の紹介で注意すべきことは何ですか?を見ると価格はいつの情報か明記すれば問題ないとしている。ここでのポイントは他サイトとの比較。例えば楽天とAmazonで価格比較する場合は必ず最新の最安値を使えと言っている。いつの情報か明記すれば問題ないと言ってはいるが比較では手打ちの価格は使えないと思った方がよさそうだ。
まとめ
非常にショックなことにECサイト間の価格比較がAmazonアソシエイトの規約で禁止されたいた。ユーザー(自分自身)も含め知りたいことだったのでこれを禁止されると非常に痛い。思い切って広告を外すという手もあるが外したらそれでまたユーザビリティ落ちるしな。ルールの範囲で頑張るしかない。
- 期間限定などの文言は期間が終わったら消さなければならない
- 価格を表示させる場合はAmazon提供のリンクかPA-APIを使用する
- 他サイトと価格を比較する場合は必ず最新の最安値を使用する
Amazonと楽天で同じ商品の価格を比較する場合はアソシエイトのリンクを外さないといけない。複数のECサイトをまたいだ価格比較はユーザーの需要あると思うだんけど規約で禁止されている。何かいい方法はないのであろうか?
プログラムポリシー – 適切な表現
記載している内容は2019年3月13日の情報をもとにしています。規約についてのコメントは規約を保証するものではありません。筆者の気になる部分をピックアップしており規約の網羅性を保証するものではありません。規約については必ずリンク元の原文で最新情報の全文をご確認ください。
内容の確認
気になる部分について引用しながらコメントする。URLが異なる部分があるため適時リンクを入れながら紹介する。
参考
アソシエイト・プログラムについて、プレスリリースを発行してもいいですか?アソシエイト・セントラル – ヘルプ
アソシエイト・プログラムへの参加に関して、いかなるプレスリリースも発行してはなりません。
引用:アソシエイト・プログラムについて、プレスリリースを発行してもいいですか?
これはやらかしてる人いる気がするな。ブログでAmazonアソシエイト合格しました的な話をよくみかける。「いかなるプレスリリース」とあるので個人レベルなら問題なさそうな気もするが注意しておいた方がいい。
参考
紹介料をすべて慈善事業に寄付してもいいですか?アソシエイト・セントラル – ヘルプ
アソシエイトメンバーが慈善事業に紹介料を寄付することはできますが、どのような形であれ、Webサイト上でビジターに対し、紹介料の一部またはすべてを特定の慈善事業に寄付すると発表してはなりません。
引用:紹介料をすべて慈善事業に寄付してもいいですか?
お恥ずかしながらこのルールは最近まで知らなかった。イメージアップもあるけど寄付の窓口をしってもらうためにも使えるかと思ったのだがダメなんだ。やり方によっては「寄付するからこのリンクから買って」ということをやりだす輩がいるかもしれない。やるなら黙ってこっそりと人知れず寄付しよう。
参考
商品の紹介で注意すべきことは何ですか?アソシエイト・セントラル – ヘルプ
Amazonアソシエイト規約のポイントをまとめてわかりやすく紹介しているページである。規約を全部読むのが大変ならまずここを確認しておくといいかもしれない。よくやらかしそうな内容をまとめてあるので助かる。
・価格や在庫について古い情報を掲載する。
価格や在庫の情報を記載される場合には、いつの時点の情報であるのか明記するようにしてください。
引用:アソシエイト・セントラル – ヘルプ
「Amazonアソシエイト・プログラム・リンク設定要件」では価格についてPA-API出なければダメと厳しいことが書いてある。リンク設定要件では楽天など他サイトとの価格比較は最新情報でない限り禁止となっている。この文言を見るとAmazon単体での価格表示はよさそうだが、リンク設定要件は他ECサイトとの比較はある場合はNGとしている。ユーザビリティを考えるとどうしても価格を出したいが規約を見る限りECサイト間での価格比較はむりそうだ。
・商品画像を加工する。
商品画像の加工はおやめください。画像のサイズを変更される際には、元のサイズの縦横の比率を変更しないようにしてください。
引用:アソシエイト・セントラル – ヘルプ
画像の加工は心配ないかわざわざ加工したりしないよな。ただアスペクト比(縦横比)は注意した方がいいかも。逆に大きさの変更はOKなんだな。
・商品画像をダウンロードして利用する。
Amazon.co.jpの商品詳細ページから商品画像を転載・ご利用いただくことはおやめください。Amazon.co.jpの商品画像は、「アソシエイト・プログラム」ならびに「Product Advertising API (PA-API)」のリンクを設置いただくことでのみご利用が可能となります。
引用:アソシエイト・セントラル – ヘルプ
リンクはアソシエイトツールバーから取得するのでダウンロードして使うことはないな。ダウンロードして使うメリットないからやる人は少ないかな。
・Amazon.co.jpでキャプチャした画像を使用する。
Amazon.co.jpでの商品画像は随時変更されることがありますので、キャプチャした画像は使用しないでください。
引用:アソシエイト・セントラル – ヘルプ
画像のダウンロードにつづきキャプチャもないかなリンク取得した方が早いしな。AmazonやAmazonアソシエイトの使いかたの説明でAmazonのサイトをキャプチャするのは問題ないのだろうか?ここでは商品画像を対象としているのでサイト自体のイメージをキャプチャは常識から考えれば大丈夫そう。
・配送について不正確な記述をする。
販売者や配送先によって、配達に要する時間や配送料の有無は異なります。一定の条件下でのみ適用されるものについては、その旨を明記してください。なお、配送料無料であることを紹介される場合は、「配送料無料(一部除く)」、「通常配送無料(一部除く)」、「Amazon.co.jpが発送する商品は、配送料無料(条件あり)」のいずれかとしてください。
引用:アソシエイト・セントラル – ヘルプ
送料無料の書き方に明確な規約があった。ここは要注意かもこの書き方に従って書くようにしよう。
- 配送料無料(一部除く)
- 通常配送無料(一部除く)
- Amazon.co.jpが発送する商品は、配送料無料(条件あり)
・カスタマーレビューを転載する。
Amazon.co.jp内の各情報は二次利用はお断りしております。
このため、商品やサービスのカスタマーレビュー(星の評価を含む)の内容は一部、全体を問わず、使用しないようにしてください。(*カスタマーレビューを書き換えて使用することもお断りしております)
引用:アソシエイト・セントラル – ヘルプ
いやぁ危なかった直ぐにレビュー消したわ。知らないって怖いね。いやホント気づいてよかった。Amazonのレビューって二次利用だめなんだね。ただしこれはAmazonアソシエイトを使う場合の規約。アソシエイトでの商品紹介でなければカスタマーレビューを著作権法の範囲で引用することはできる。どうしてもカスタマーレビューを引用したい場合はページからAmazonアソシエイトのリンクを消すしかない。うーん微妙な選択だ。
著作権法第32条
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
引用:著作権法第32条 – Wikibooks
まとめ
価格についてはいつの時点かは記載していたので問題なかった。しかし、カスターマーレビューの引用が禁止だとは知らなかった。一般公開されている情報なら法律的に引用しても問題ないはずだが「Amazonアソシエイトの規約」で禁止されていた。なのでカスタマーレビューを引用したい場合はAmazonアソシエイトのリンクを外す必要がある。
考えてみればAmazonのカスタマーレビュー自体が貴重な資産なのだからそれを他人が商売に利用するのはダメなのかも。一部利用可にすると線引きが難しくなるので全面禁止にしたのだろう。選択肢としてはAmazonアソシエイトのリンクを消すか、カスタマーレビューの引用を消すかどちらかとなる。
- 紹介料を寄付すること発表してはいけない
- 商品価格を記載する場合はいつの時点か明記する
- 送料無料の書き方は規約通りに明記する
- 商品紹介するときはカスタマーレビューを使用しない
まとめ
個人のAmazonアソシエイト参加者の視点でポイントをまとめてみた。改めて確認してみると知らなかった規約がいくつかあった。引用や価格表示については過失でやってしまいそうなので十分に注意したい。
ポイント | コメント |
---|---|
公序良俗に反する不適切なサイトでの利用は禁止 | 普通のサイトであれば問題ないがアダルトや出会い系などの場合は規約違反になる。 |
アソシエイトプログラムの参加者であることをサイト上に明記する | サイトのポリシーページなどにAmazonアソシエイトの参加者である旨を明記する。文言はAmazonで決められているので規約からコピーして作成する。ポリシー設置してないサイトはあまりないから気にする必要はないかな。 |
AmazonのコンテンツはAmazonサイトへ誘導する目的以外に使用してはならない | アマゾンで取得できる画像を他に使いまわすとアウト。Amazonサイトへ誘導する目的以外に使うと規約違反になってしまう。商品紹介のページなら問題ないと思うがあまり関係ないところで画像使うのはやめた方がよさそう。 |
Amazonの非公開情報はすべて秘密情報で公開できない | Amazonとのメールのやり取りを公開しているサイトが多くあるので何がどこまでが秘密情報なのかこの文面だけでは判断できない。一般的に言われる秘密情報は個人情報とかだろうか。常識の範囲であるが最低でもAmazonに不利益を与えるような内容は公開しない方がいい。 |
取り扱いの無くなった商品リンクは削除する | うーん、これはツールなどを使わないと発見は難しいかもしれない。PA-API(Amazonから商品情報を取得するインタフェース)で情報が取れなくなったら無いとの判断でいいと思う。Rinkerにリンク切れの通知機能があるのでひとまずこれでしのぎたい。 |
登録したサイト以外にAmazonアソシエイトのリンクを貼ってはいけない | ネットを調べるとこの違反でBANになった人が何人かいた。明らかな違反なので取り締まりもしやすいのかもしれない。パターンとしてはサイトの登録し忘れと知恵袋などの情報サイトへの書き込み。間違っても掲示版にアソシエイトのリンクを貼らないように。 |
カスタマーレビューのおすすめ度を手打ちで引用してはいけない | 商品ページにあるおすすめ度(星印)の引用が禁止されている。これは知らない人多いのではないだろうか?変動する値なので禁止しているようだが商品紹介の引用で使えないのは痛い。 |
自身のアソシエイトリンクで商品を購入してはいけない | Googleアドセンスの自己クリックは鬼のように厳しいのは知っていたが、Amazonアソシエイトもだめだったとは。サイト運営者は確認のためどうしてもクリックが必要になるので商品購入時に別のリンクを踏むか別のブラウザを使うなどクッキーに自分のアソシエイトIDを残さないようにしたい。 |
期間限定などの文言は期間が終わったら消さなければならない | ブログなどでAmazonのタイムセールのお知らせをしているのを見るが終わったら消さないといけないので面倒な気がするんだけど。短い期間であっても集客できればいいのかなぁ? |
価格を表示させる場合はAmazon提供のリンクかPA-APIを使用する | 価格の手打ちはダメ。ただしヘルプでいつ時点か明記すればOKとなっていた。どちらが正しいかわからないが価格の手打ちはリスクがありそうだ。どうしても価格を手打ちする場合は時期を必ず明記しよう。 |
他サイトと価格を比較する場合は必ず最新の最安値を使用する | 他社サイト行ってしまえば楽天やYahoo!ショッピングなどとの価格比較は事実上禁止されている。APIで価格を取得すれば大丈夫だがそれだと価格に対するコメントができない。ECサイト間の価格比較はあきらめた方がよさそうだ。アソシエイト参加者は他社ECサイトとの価格の比較を記事にしない方がいい。 |
紹介料を寄付すること発表してはいけない | 集客目的ではないがやろうと思っていたので危なかった。「寄付するからみなさんこのリンクから購入してください」などとモラルの無いことをする輩がいるかもしれないのでしかたないか。 |
商品価格を記載する場合はいつの時点か明記する | 他ECサイトとの価格比較は禁止されていたがこの文言を見る限り単独であれば問題なさそう。いつ時点の価格かの表記と商品へのリンクは必須なので忘れずにつけよう。 |
送料無料の書き方は規約通りに明記する | こんなルールがあったなんて知らなかった。商品紹介時に送料無料の書き方にルールがある。規約で書き方を規定しているので送料の文言をいれる場合はかならず規約からコピペしてくる。 |
商品紹介するときはカスタマーレビューを使用しない | これもやってしまうそうな違反である。著作権法の範囲で引用は可能だと思うが規約で禁止されているのでカスタマーレビューの引用はできない。アソシエイト参加者はカスタマーレビューの |
普段利用規約にまじめに目を通すことはないがAmazonアソシエイトの場合アカウント停止の可能性があるのでチェックしてみた。知らずに犯していた規約もあったので確認しておいて本当によかった。この規約はサイトの設計、たとえば商品をどうやって紹介するかなどに影響してくるのでアソシエイト参加者は早い段階で規約を確認することをおすすめする。面倒だけど必ず一回は目を通してください!!
アカウント停止の体験談を見ると一番多いのは登録外URLのリンクによるであった。しかも生還率が低くアカウント閉鎖になる可能性が非常に高い。詳しくは以下の記事を参考にしていただきたい。