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リフォームでクッションフロアを10枚近く貼りつけたので初心者向けにポイントを紹介する。ポイントは取り付け位置に合わせて調整しながらカットすること。あと両面テープは薄手のカットしやす物がおすすめ。クッションフロアを切りすぎないように時間をかけて少しづつカットすればぴったりとフィットした仕上がりとなる。
本記事で紹介する手順ではクッションフロアをハサミで切って微調整しますが切りすぎてしまうと隙間ができてしまいます。慎重にカットしてください。使用する両面テープは強力で一度貼りつけると基本的に剥がすことはできません。はがすと下地の合板が割れてしまいます。自身での施工が無理そうであればプロに依頼してください。
目次
合板むき出しの床
下地むき出しの押し入れだと何かと困ることが多い。
押し入れの床
押し入れの床は合板がそのまま使われていることが多く耐水性や耐久性が弱いことがある。ひどい場合は木材の破片が手に刺さることも。
クッションフロアで何とかする
床材としてフローリングを貼ることもできるが初心者にはハードルが高い。しかしクッションフロアであれば初心者でも専用工具なして貼りつけることができる。クッションフロアを貼りつけることで耐水性や耐久性が高まる。
道具の準備
特殊な道具は必要なく基本的には資材と文房具のみ。ただし、両面テープ選びには注意しましょう。
- クッションフロア
- 両面テープ
- コンベックス
- ボールペン
- ハサミ
- 直線を引く何か
クッションフロア
クッションフロアとは床を保護することのできる厚手のシートである。ネットで買えるが送料を考えるとホームセンターでの購入がおすすめ。ただし、ホームセンターはバリエーションが少なくに気に入ったものが見つからないことが多い。どうしても気に入ったものが欲しければ割高だがネットで注文するしかない。
いくつかのショップをチェックしたが個人的には楽天の「ビバ建材通販」さんがおすすめ。商品ラインナップが多く10cm単位での購入が可能。大型商品だが送料も良心的である。
両面テープ
以前ホームセンターで売られていた両面テープを使ったら大失敗。ハサミで切れない、厚くてでこぼこする、剥離紙がはがれない、など使い物にならないレベルであった。おすすめしたいのはニトムズの「No.539」である。薄手だが粘着力が強く扱いやすい。初心者は迷わずこれを選んでいただきたい。
ちなみにクッションフロア用のボンドもあるが初心者には難しいのでおすすめできない。職人さんのようにボンドを均等に塗るのは無理。筆者はボンドを塗っている最中に固まりだしてしまい大失敗した。初心者は両面テープを使ってほしい。
コンベックス
貼りつけ位置を計測できる長さなら何でもよい。押し入れであれば2mサイズがあれば十分。
もし買うのであればオートロックタイプのコンベックスがおすすめ。3.5mタイプであれば利用シーンが多く長く使える。
ボールペン
鉛筆だと見えづらいのでボールペンを準備。クッションフロアの裏側に墨付けするだけなので見やすいものであれば何でもいい。
ハサミ
はさみも何でもいいが切れ味よりも使いやすいものを準備する。クッションフロアの最終調整で細かい作業をするので使い慣れたハサミの方がいい。
長い定規とカッターがあれば手早くカットできるがハサミだけでも問題ない。
直線を引く何か
クションフロアを仮カットするために長い直線を引く必要がある。直線の引ける長い何かを用意する。筆者は余っている木材を使った。なければ短い間隔で隅付けする。
貼りつけ手順
資材の見積もりから貼りつけのまでの手順を紹介。
1. クッションフロア見積もり
この時点ではざっくりで構わない。必要なフロアマットの長さを決める。
押し入れの大きさは前後左右でサイズが異なるので長い方を基準に計算する。
クッションフロアには主に幅が180cmと90cmの二種類がある。貼りつけサイズに合わせて幅を選ぶ。選び方によってクッションフロアの方向が決まるため柄の向きにこだわりたい場合は注意する。
必要な長さがわかったら多少余裕を見て発注。押し入れの床が長方形ではないためゆとりをもって見積もる。
2. 両面テープ見積もり
両面テープは全体に貼る必要はないクッションフロアの周囲と中央に貼るだけでよい。押し入れ4面であれば20m巻1本あれば十分である。
貼りつけ個所が平面であればクッションフロアが浮くことが無いため中央のテープの数を減らしてもよい。
3. 資材発注
見積もった内容で資材を発注する。コスパ重視ならクッションフロアをホームセンターで購入。柄や色にこだわりたいならネットを使う。個人的に楽天の「ビバ建材通販」さんがおすすめ。両面テープはニトムズの「No.539」がおすすめ。ホームセンターで考えなしに両面テープを選ぶと失敗するので注意。
4. クッションフロア仮カット
まずはクッションフロアを押し入れよりほんの少し大きいサイズでカットする。押し入れの四隅がすべて直角にはなっていないのでぴったりにカットすると隙間が出てしまう。押し入れの床面が台形のように歪んでいるケースもあるので注意しながらカットする。カットするときに直線が出ている部分が手前にくるよう調整。押し入れ内部の隅は多少歪んても目立たないので手前を基準に調整していく。
手前を基準にして押し入れの床よりほんの少し大きめにカット。
隙間ができてしまうので切りすぎには注意してください。
5. 左奥の角合わせカット
ここからは微調整となるため慎重にカットする。はじめに基準となる角を決める。ここでは左奥を基準として説明する。直線が生きている手前を合わせ左奥がぴったりはまるようにハサミでカットし調整する。この時右側は多少ゆとりを持たせる。
慣れるまでは時間がかかるので慎重にカットする。筆者は一気にカットして何度か失敗した。
しつこいようですが、隙間ができてしまうので切りすぎには注意してください。
6. 右奥の角合わせカット
左奥の角がぴったり収まったので次に右側を調整する。左側をぴったり合わせたらクッションフロアの上に乗り右端の余分な部分を確認。切りすぎると取り返しがつかないのでほんの少しづつ確認しながらハサミでカットする。余分な位置にボールペンで印を付けながらカットすると失敗しにくい。ただし生きる部分にボールペンで書いてしまうと消えないので注意したい。
右側カット中にクションフロアがズレないように注意してください。
7. 仮置きと確認
フロアクッション全体が問題なく収まることを確認する。収まりの悪い部分はカットして調整。前後左右が決まったのでクッションフロアの裏に前後左右の印を付けておくこと。多少切りすぎてしまった場合は目立たなくなる位置を探して貼りつけ場所を決定する。
手前を基準にして無理なく設置できるか確認。
8. 両面テープ貼りつけ
クッションフロアに両面テープを貼りつける。クッションフロアの周囲に隙間なく貼れれば問題ない。クッションフロア自体に厚みがあるので浮くことはほとんどない。中央部分は2、3カ所貼って置けば十分。中央部分の貼りつけ型はお好みで問題ない。
9. 貼りつけ位置の確定
ここは重要なポイント。まずは剥離紙のついたままのクッションフロアをそのまま床に設置。貼りつけ位置を調整し場所を確定させる。確定させたら「絶対にクッションフロアをずらさない」こと。ここでずらしたらアウト。ぴったりカットしたのも水の泡。自身がクッションフロアの上に乗っかり重しとなる。
両面テープは強力で貼りつけ位置を間違えると床もクッションフロアも破損します。貼りつけ位置をずらさないように注意してください。
10. 開始位置の貼りつけ
貼りつけ位置を確定させたらクッションフロアの右端から貼りつけていく(左でも可)。右側20~30cmの両面テープをはがし床に貼りつける。自身が重しになって固定。ズレないように慎重に開始位置クッションフロアをふわっとやさしく置く。四隅にぴったりはまったのを確認したら手で押して圧着させる。この開始位置さえズレなければほぼ成功。
酷くずれてしまった場合は圧着する前にはがす。ただし床とフロアクッションを破損する可能性が高い。
11. 残り部分の貼りつけ
開始位置が正しく貼りつけられたらそこを基準に残りを貼りつける。残りの両面テープは一気にはがさない。20~30cmくらいの長さで位置を確認しながら貼りつける。剥離紙をはがし、位置を確認、貼りつけ、圧着、を繰り返し最後まで貼りつける。両面テープを一気にはがすと失敗する可能性が高い。手間はかかるが初心者はすこしずつ貼る。
剥離紙をすこしづつはがして貼っていくのがポイント。
12. 全体の圧着
クッションフロア全体が貼りついたら最後に全体を圧着させる。ウエスなど滑りやすい布を使ってこすってもいいだろう。中央がはがれることはないので四隅を重点的に圧着させる。
まとめ
自宅のリフォームでクッションフロアを10カ所以上貼りつけたのでポイントがわかってきた。少し手間ではあるが時間をかけてハサミで少しづつフィットするように調整すれば初心者でもぴったりに仕上げることができる。両面テープは何種類か使ったがニトムズが使いやすい。ニトムズ以外でも構わないが厚手の両面テープはカットしづらく使いにくい可能性が高いので薄いものを選んでいただきたい。
クッションフロアは大型荷物になるのでネットで買うと送料が高くなる。コスパを重視するのであればホームセンターで購入した方がいいだろう。筆者は気に入った柄が無かったので割高であるがネットで購入した。
- クッションフロアを貼りつけると見た目も性能も格段に向上する
- サイズの微調整は手間だが焦らず切りすぎないように注意
- 初心者でも時間をかければクッションフロアをぴったり貼りつけられる
微調整するときに切りすぎてしまうことが多いのでご注意ください。