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グルーでの修理に失敗したLEDランタンを再度修理する。電池ボックスのバネでフタにかなりの負荷がかかるため接着剤やグルーなどではまったく強度がたりない。ネジによる固定しかないとの結論に至り修理。結論を言うと予想以上に上手く修理できた。何か補修の参考になれば幸いである。
目次
LEDランタンの修理に失敗
スクリュー部分が破損したのでグルーで補修したが大失敗。
LEDランタンの修理~割れたスクリュー部分をグルーで何とかする~
構造的に強度がでない
狭い面積でのグルー補修は強度がでない。しかもこのランタンのスクリュー部分は常に負荷がかかる部分でかなりの強度が必要とされる。
グルーは厚盛しないと使えない
グルーの強度も捨てたものではないが厚盛しないと十分な強度がだせない。今回電池ボックスの隙間が狭くグルーを盛ることができなかった。
補修方法の検討
グルーでの補修は無理。負荷がかからないようにネジで固定するしかない。以下が今回の補修プラン。
金属パーツ
樹脂やボンドなどでは強度が足りないのでネジなどの金属パーツを使うしかない。
負荷方向への押さえつけ
フタ部分は電池ボックスの押さえつけで常に負荷がかかるので負荷方向への押さえつけが必要。電池ボックスとフタに対して垂直に固定したい。
LEDランタン補修(2回目)
結論を言うと予想以上に上手く補修できた。
1. 穴あけ(直径5ミリ)
今回M5のボルトを使うので5ミリの穴を開ける。正確に中心を狙いたいのではじめはキリで穴あけ。以下参考商品。
次に5ミリのドリルで穴あけ。スターエムの木工用ショートビット5ミリを使用。
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ぴったり5ミリの穴。固定するのでぴったりサイズでよし。ドリルがない場合はカッターを使って何とかする。
2. ネジ取り付け箇所確認
ネジが取り付け可能か確認。長さ的にも太さ的にもちょうどよさそう。締め付けたらグラつきもほとんどない。
3. フタパーツ分解
フタパーツはナット固定するので分解しておく。フタについてたフックを外すと6ミリくらいの穴があいていた。M5のネジを固定するのにはちょうどよい大きさである。
4. 仮組
電池を入れてフタが締まるか確認する。
分解したフタの内側を取り付け。
外フタのスクリューを取り付け。スクリューの受け部分が破損しているのでしっかりしまらない。
ぎゅっとフタを押さえ込んでネジを出す。
ナットを取り付けて完了。
5. 確認
仮組でフタがしっかりと固定されたが底面部分のナットとネジが約0.2ミリほど出っ張っている。これだとLEDランタンを置いたときに安定しない。ネジを0.3ミリほど奥になるよう調整が必要。
6. 調整
底面のネジを少し奥にするため調整する。ネジをカットする方法もあるが0.3ミリのカットは難しいし手間がかかる。ネジ頭側にスペースの余裕があるので0.3ミリのワッシャーをかませて調整することにした。ワッシャーの厚みで底面のネジが0.3ミリ奥まってくれる。これで置いたときにネジが干渉することはない。
7. 本組
本体側のネジは固定して外したくないのでネジロックで固定しておく。受け側のネジが万が一ゆるんだら分解してネジを締め直さなくてはならない。それを考えるとネジロックではなく瞬間接着剤でもよかったかも。
ネジロックをたっぷり塗布して固定させる。
受け側のネジ固定完了。
電池ケースを本体に取り付ける。次回の分解はネジが緩んだ時。
8. 完成
中央からネジ固定することでフタががっしりと固定できた。底面のフックは使えなくなったがこれでもう壊れることはないだろう。
底面のネジ干渉もなく安定している。
まとめ
やはりネジでの固定は強力でグルーとは比較できないくらい。負荷がかかる補修にはやはりネジなどの金属を使うのがよさそうだ。
- グルー固定はネジに比べ劣る
- ネジでの固定は強力で壊れにくい
- ネジ取り付けスペースがあったので何とか修理できた
今回予想以上に上手く修理できました。
追記:2022/09/20
上手く修理できたと思ったのだがあれからしばらくしてランタンがまた壊れてしまった。
ネジで上手く固定できたと思ったのだが樹脂の受け部分が破損してしまった。これがクラッシュ&ビルドの世界なのだろうか。
耐久性のない部分であったためあえなく破損。そもそも樹脂自体の強度も低い気がする。耐久性をあまり考えて作られていないのだろうか。
筆者の考えでは「電池交換系」の物は耐久性が弱いように思う。電池交換のための機構(ギミック)が防水と相性が悪くネックとなっているのではないだろうか。これだと扱いやすい充電式ランタンの方がよさそう。最近ではコスパの良いLEDランタンも多いようなので電池式より耐久性があるだろう充電式を選んだ方がいいだろう。