FXとは何か~おすすめしない理由を初心者にわかりやすく簡単に説明する~

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筆者は2年ほど真剣にFXをやってきたが勝てないのと時間が取れないのを理由にやめた。月収支マイナスからプラマイ0になるまで成長することはできたがまったく勝てる気がしなかった。一般的に負け組9割と言われるFXで1割に自分が入れると思っていたがそうとう甘かった。そもそも勝ち組が10%もいないことに気づかなかった。99%が負けると言われているFXついて初心者に向けわかりやすく説明したい。

注意

本記事はFXを2年間体験した筆者の個人的な意見です。すべてが正しいというわけではありませんのでご了承ください。FXの勝ち方について述べていますがこれはFXで勝つことを保証するものではありません。

FXとは何か初心者にわかりやすく簡単に説明

FXは為替トレードなどと呼ばれいてるが実際のとこはただの「ギャンブル」としか思えない。血迷った人が手を出す危険な賭け事ではないだろうか。結論を言うとFXは負ける可能性が非常に高いのでおすすめしない。

為替を使ったギャンブル

FXとは外国為替証拠金取引とはなにか?平たく言うと為替を使った割の悪いギャンブルである。もう少し詳しく言うと円安や円高を予想してお金をかける丁半博打。ざっくり言うと以下のような流れ。

円安になりそうなとき
  1. 110円で1ドルを購入する
  2. 1ドル120円と円安になる
  3. 1ドルで円を購入する
  4. 110円が120円になり10円の利益となる

この時もし円高で1ドル100円になったら10円の損失となる。上の例では1ドルだがこれを1万ドルにしたら10万円の利益。逆なら10万円の損失になる。簡単に言えばこういうこと。円高、円安を予想してお金をベットするギャンブル。

ドルの空売り

例では1ドル買うだったが株の空売りと一緒で逆にベットすることもできる。円高になりそうと思ったらドルを売るからスタートすることができる。この辺はかなりややこしいので感覚で覚えた方がいいかも。

円高になりそうなとき
  1. 110円で1ドルで売却する
  2. 1ドル100円と円高になる
  3. 110円でドルを購入する
  4. 1ドルが1ドル10セントになり10セントの利益となる

なんで持っていないドルを売ることができるかかなりわかりづらい。国内FX業者のほぼすべてがノミ行為なので「丁半博打」と理解した方が早いかも。空売りしても実際には「ドルを売却」していない。FX業者「とりあえず1ドル売ったことにしておくから利益がでたら支払うね、負けたら損益分もらいますよ。」といった感じ。

上がるか下がるかにお金をベットすることをFXではエントリーと呼ぶ。ドル高円安にエントリーすることを「買い」や「ロング」と言う。逆の円高ドル安のエントリーは「売り」「ショート」。

予測不可能なギャンブル

円安になるか円高になるかわかったら大金持ちになれる。しかも無尽蔵のお金を手に入れることができる。しかし、基本的には円高になるか円安になるか誰にもわからない。基本といったのは為替に影響する情報を事前に知っていたら可能だからだ。政府や国家機関の中枢にいる人などは事前に知りえる可能性がある。一般の人は不可能と思っていいだろう。

投資だのトレードなどかっこいい呼び名をしてもいいが結局のところギャンブルでしかない。ブログでFXの収支報告をしていたFX専業プロが「FXはパチンコに一番近い」と言っていたのがとても印象的だった。パチプロやFXで大金を手にした人はいるが同じようにできると思わない方がいい。

9割が負けるの真実

FXの世界では一般的に9割が負けると言われている。理由はFXで安定運用している口座が1割しかないためだ。しかし、ニコ生やツイッターのアンケートなどをみると現役でFXをやっている人はそこまで負けていない。アンケート結果は、負け7割、とんとん2割、勝ってる1割くらいであった。このアンケートを見ると負け組は7割程度となる。なんでこんなに違うのか?これはニコ生などで情報収集している人の方が勝率が高いためではないだろうか。ニコ生のアンケートを見ていると負け組が9割もいるとはとても思えなかった。

ニコ生視聴者の負け割合は低いが、負け組は9割よりもっと多いと考えている。資金がなくなりFXができなくなってしまった人たち。俗にいう退場した人たちの累積を考えると9割以上が負けてるはずである。常にFX口座には負け組が9割いて、これが常に入れ替わっている。FXに負けて卒業した人をいれると負け組は9割以上と考えてもいい。

負け組が9割なら1割は勝ち組になる。この確率なら俺にもできるかもしれない・・・。筆者もそう思ってチャレンジしたのだが甘かった。なぜなら勝ち組は累積だと10%もいないからだ。FXは負ける確率が90%以上と思ってもいい。勝つ確率がこんなに低いと知っていたらこんなんやらなかったのに。

割の悪い丁半博打

一般的にFXは9割が負け組と呼ばれている。確率が50%なのに負けが9割っておかしくないだろうか?上がるか下がるかを予想するだけなのにこれだけ勝率が悪い。どんだけ割が悪いか理解してもらえるだろうか?

丁半博打であれば確率50%で掛け金が倍になるかすべて失うかのどちらか。FXの場合は利益確定と損益確定する必要があるため丁半博打のように単純にことが運ばない。

サイコロFX

毎日朝9時にサイコロで買いか売りを決めてエントリーする。必ず10時に決済する。負ける日もあれば勝つ日もある。はじめは負け勝ちに偏るかもしれないが、長く続ければ限りなく収益0に近づく(大数の法則)。まぁ厳密にはスプレッドがあるのでほんのりマイナスだが・・・。

サイコロFXしたら負け組は5割になるはず。運任せのサイコロより効率が悪いトレードを9割がしていることになる。なんでこんなことが起きるのか?

プロスペクト理論

運任せのサイコロFXより効率の悪い取引してしまう原因は「プロスペクト理論」にある。簡単に言うと「利益確定が早まり、損益の確定が遅くなる」ということ。「うぉお、10万円の利益出た!!これ以上利益が下がるのが怖いから決済しよう」とまだまだ利益がでるのに早々と利益確定してしまう。損益の方は「あぁマイナス10万円かヤバイな、でももう少し待てば何とかなるだろう・・・マイナス50万円もうダメだ・・・もう少し損失が少なくなったらマイナスでも決済しよう。・・・マイナス100万円ダメだ決済できない。」といった感じ。

怖いのが「プロスペクト理論」をわかっていても中々抜け出せないこと。特に大きな掛け金で損失が出ている場合は簡単に損失の確定をすることができない。この流れで強制ロスカットに遭い資産を失う人が後を絶たないのだ。

ギャンブル依存症の温床

FXで資金を失うことを「溶ける」と言う。資産が氷のように一瞬で溶けるのだ。9割が負けるこの世界ほとんどの人が貯金や資産を溶かしてしまう。沼にはまると人生狂うほどの大金を失うこともある。前述したとおりFXがギャンブルだからだ。ギャンブル依存症は立派な病気である。依存症になったら抜け出せず破産までまっしぐらだ。

ギャンブル依存症と呼ばれる病気になる可能性のあるFXをお勧めするとか正気の沙汰ではない。もし家族や友人がやろうとしていたら絶対に止めてもらいたい。お金も時間も無駄にしてイライラだけが蓄積していく地獄がまっている。

おすすめしない7つの理由

おすすめしない理由はやまほどあるが無理やり7つにまとめてみた。

確率50%なのに9割が負ける

サイコロでトレードしたら勝率5割なのに9割が負けている。トレーダーに安定的な負けを提供している原因は前述した「プロスペクト理論」である。一般的には9割負けと言われるが負け組の累積を考えると9割以上の人が負けていることになる。絶対に勝てるとは言っていないが100人中1人しかかてないゲームに挑戦する価値はあるのか?

まだ、公営ギャンブルやパチンコの方がマシかもしれない。いやいやいや、そもそもギャンブルで稼ごうとか思う時点でどうかしてるぜ。お金が目的ならもっと違うことに力を入れた方がいい。勝率1%のゲームよりもっと割のいいゲームは探せばいくらでもある。

勝つためには資質と時間が必要

勝つためには「プロスペクト理論」に対抗できる超クールなハートが必要である。大金をかけた大勝負にそんな冷静になれる奴なんてめったにいない。短期間で成果を出す神みたいな人もいるかもしれないが基本は勝つまでに時間がかかる。冷静な心をキープできればトントンまではいくかもしれない。勝つまでにはかなりの時間を費やす必要があり時間が取れない人は無理。逆に子供の手がかからなくなった主婦の方の方が時間が取れるかもしれない。

プロスペクト理論から抜け出せない、熱くなりやすい人はFXに向いていない。いくらやっても勝てないから時間とお金の無駄。そもそも、損益や利益が10万、20万となったときに冷静になれる人はほとんどいないと思う。なれる人はいい意味でアタマのネジがぶっ飛んでるんだろうな。

時間が不規則になる

値動きの幅のことをボラティリティやボラなんて言ったりする。相場がすごく動くときは「ボラが高い」なんていう。ボラが低いときに取引してもほとんど利益も損益もでない。FXは指標と呼ばれるボラティリティが高くなる時間がある。各国が発表する指標の内容によって為替が大きく影響される。これがほとんど日本時間の夜になりFXトレーダーが夜型になる原因にもなっている。

費やした時間が資産にならない

ブログやアフィリエイトであればどんなクソサイトであっても多少の収益は残せる。また、サイト構築やWebライタースキルが上昇する。資産も作れスキルアップにもなる。上手くいかなくても前に進むことはできる。しかし、FXはいくら力を入れてもお金以外何も残らない。いやいや、そのお金すら残らない可能性がある。いくら勉強したところでただの丁半博打。ほんとこんな理不尽なことない。勝率1%で何も残らないFXがどれだけ無駄かわかってもらえるだろうか?

働いて成果がマイナスになることがある

一カ月必死でFXをやって勉強して時間もお金も費やして結果マイナス。時給マイナス5,000円とかになる。働いてマイナスとかありえない話である。アフィリエイトでサイトが飛んでもマイナスにはならない。厳密にはサーバーとドメイン代はマイナスだが・・・。必死で働いてマイナスとかどんだけ理不尽なのか。

更には勝っても心がマイナスになるケースである。勝ち組の人もこれが辛いと言っていた。それが以下のケース。

ひと月50万円の利益が確定するまでの流れ
  1. 月初に100万円の利益
  2. 中旬に30万円の利益
  3. 月末80万円の損失
  4. 月50万円の利益が確定

例えばブログで50万円稼げたならメンタルはイカれたりしない。上のケースだと同じ50万円の利益を出しているのに心がボロボロになってしまう。50万の利益ではなく80万の損失が悔しくてもうどうにもならなくなる。

そもそもギャンブルなんだから働いたという表現は正しくないのかもしれない。必死で勉強して頑張って成果がマイナス。冷静ならここでやめるがすでに病に侵されている。ギャンブル依存症と・・・時間と労力を注ぎ込んで成果がマイナスを繰り返す。

おすすめするのは紹介料のため

なんでFXの被害者が減らないのか?それはFXを強くおすすめする人たちがいるからだ。「必勝FX誰でも勝てる」といったブログや広告などが後を立たない。ちょっと冷静に考えてほしい。そんなに勝てるなら一人で勝手にやってりゃいいじゃん。そうはいかない事情がいくつかある。

FXで勝てないからアフィリエイトで稼ぐ

ほんとコイツらは「アフィカス」と言う言葉が本当にふさわしい。FXで稼ぐよりFXのアフィリエイトで稼いだ方がはるかに楽。何と言ってもマイナスになることがない。マイナスのリスクがないことがどれだけ大きいかと思う。

以下の記事でも言っているが自分の利益のために「ユーザーに価値のない」ものを提供している人がほんと多い。FXのアフィリエイターもそうだ。9割以上が負けるFXをおすすめするとか正気の沙汰ではない。あまぁ~い言葉で巧みにFXの世界へ引きずり込もうとするブログやサイトがたくさんあるが気を付けてほしい。時間とお金を失って悲しい思いをするだけである。

怒りの男性 非公開: イラつくブロガーが多いのは気のせいではなかった

FXで稼げなくなった、稼ぐのが辛くなった

巷で見かけるFX有名トレーダーは、何でメディアに出てセミナーとか頑張ってるんだろう?彼らは元々FXで勝っていたかもしれないが本業のFXを捨ててセミナーやアフィリエイトで生計を立てているのではないだろうか。安定的に稼げないFXより安定的に稼げるアフィリエイトの方が魅力的だからだ。前述で勝っても心がボロボロになると言ったがまさにそれ。勝ち組だとしてもいつかFXが辛くなってくる。こんな先の見えないFXに時間を割くのがどれだけ無駄かわかってもらえるだろうか。

誰からも感謝されない

ブログをやっていると技術記事や解決記事で多少なり感謝されることがある。しかしFXは皆無。誰からも感謝されずひたすらに時間とお金が減っていく。必死で時間かけて勉強しても資産が溶けるとかどんだけ理不尽なのか。ほんと多少でも感謝のコメントもらうとモチベーションあがるがFXはそれがまったくないのでちょっと寂しい。

FXで勝つ方法

FX無理ゲーと言ってはいるが中には勝っている人もいる。もし勝てる条件があるとしたらなんだろうか?

真の勝ち組と出会う

有名FXトレーダーのほんとんどがアフィリエイトメインである。FXで勝ってないのにFXをおすすめするとかほんとどうかしてる。FX勝ってる人はセミナーやったり本出したりアフィリエイトしたりしない。独学でFXで勝ち組になる人も中にはいると思うが基本は安定して勝てている人に出会わないと無理。ここが第一の難関。アフィリエイト目的や情報商材詐欺師などがウヨウヨしていて本当にFXで安定して勝てている人にあうのはかなり難しい。

ここらにウヨウヨしている詐欺師たちは約定履歴を加工して人をだましている。約定履歴を確認できたとしても信用してはいけない。リアルトレードで本当に安定的に勝てるエントリーをしているか見極める必要がある。

安定的に勝っている人の弟子になる

次の試練。勝っている人を見つけられたらその人の手法をひととおりマスターするまで教えてもらう。安定して勝っている人がいるならその人の真似をすればいい。100%思考をコピーできないが時間をかければ似たようなエントリーはきっとできるようになる。ここまでやってくれる知り合いを見つけるのが不可能に近いのだが。

FXの資質がある

プロスペクト理論から抜け出し冷静にトレードできること。安定的に勝てる手法をマスターしたとしても冷静にトレードできなければまったく無意味。とくに負けを取り戻そうとして熱くなって無理なエントリーを繰り返すなど。感情を一切排除して機械みたいに冷静にトレードできる人は大丈夫だと思うが9割の人が無理だと思う。

冷静にトレードできる人が安定的に勝っている人に出会って弟子入りできたら勝てるようになる可能性はあると筆者は思う。信頼できる知人の範囲でFXの勝ち組がいたらチャレンジしてもいいと思う。しかし資質がある人の割合も少ないので結局のところFXで勝つとか現実的ではない。その労力を別の何かに向けることをおすすめする。

FXをやめた理由

筆者は2年ほどFXを真剣にやったが今はさっぱりやっていない。主な原因は勝てないことと時間がとれないこと。子供の世話や家事が忙しくてほとんど自由に時間をとることができなくなりスッパリあきらめた。あとトレードの精神的負荷が大きいのも原因。トレードしているとほんと心がボロボロになっていく。

初めてしばらくはマイナス収支であったが、とあるFXサロンに参加して月収支プラマイ0くらいまで改善した。参加したサロンはとてもハイレベルで勝っている人がほんとに多かった。筆者もそこそこ安定してきたがロットを上げたとたんにボロ負けと。FXに向いていないことを痛感した。

プロスペクト理論から抜け出せない

2年ほどFXを真剣にやってきたがプロスペクト理論からどうしても抜け出すことができなかった。とにかく損切(損失を確定する決済)が遅れてしまうのだ。あらかじめ決めた損切ラインにたっしてもちょっと粘ってしまう。リスクリワードがくずれ結果マイナスに・・・。高いロットでも冷静に損切できていたら今でもFXをやっていたと思う。

負けると冷静にトレードできない

負けが込んだ時はもう最悪。後からみるとあり得ない場所でエントリーしてる。機械みたいにエントリーできたらいいんだけど、人間って感情があるので無理。頭でわかっていても心がついてこない。逆にこれができる人は勝つ可能性がたかいんじゃないかな。

相場に合わせた時間が取れない

主に9時の日本時間を狙っていたが幼稚園の送り迎えなどがあって時間がどうしてもとれない。ボラが出てきたかと思ったら子供に邪魔されたりエントリーしてたら子供が泣きわめくとか。ボラのある時間にまったく集中できない。

まとめ

基本やめた方がいい、万が一資質があり真の勝ち組の知り合いがいれば勝てる可能性はある。それ以外は絶対におすすめしない。筆者は多くの人がFXの資質がないと思っているのでFXをおすすめしたくない。

FXで大金を手にしたなんてそんな上手い話しない。FXで簡単にお金が稼げるならみんなやってるから。みんなやってないってことはそういうこと。世の中そんなうまい話しありません。冷静になってかんがえてみてください。FXで使う時間やお金をべつのことに使うことをおすすめします。

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