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いくつかプラレールのセットを買ったのだがどうも相性が悪いレールがある。レールの凹凸部分の大きさに違いがありビタッとくっつかない。調べてみるとロットによってレールの凹凸部分に違いがあった。ひどいところだと2ミリ違い誤差がある。経年劣化で削れてしまった可能性もあるがここまで差異があるのは金型設計時のミスではないかと疑ってしまう。
プラレールには個体差があるため本記事の内容は参考程度にしてください。
目次
プラレールの凹凸サイズを確認
ゆるい部分を特定するためにいくつかのレールの凹凸部分を調査した。
確認するレールセット
緑色のレールで坂レールが付属する。
青色のレールでメジャーなレールセット。
この二つのレールセットで組み合わせると相性が悪いのかレールがぴったりはまらない。
テストレール
8本のレールを使って確認する。
ID | セット名 | 名前 |
---|---|---|
A | かがやきレールセット | 曲線レール |
B | かがやきレールセット | 曲線レール |
C | 坂レールセット | 曲線レール |
D | 坂レールセット | 曲線レール |
E | 坂レールセット | 8の字ポイントレール |
F | かがやきレールセット | 坂レール |
G | かがやきレールセット | 坂レール |
H | 坂レールセット | 坂レール |
レールのA~E。青が坂レールセット。
坂レールが3本。
計測場所
レールの凹凸の幅を調査する。確認する箇所はa~eの五か所。
計測結果
「かがやきレールセット」と「坂レールセット」で凹凸のサイズがかなり違う。特に坂レールの凸部分が小さすぎて役に立たない。
ID | a(凸先端) | b(凸根本) | c(凸中央) | d(凹端側) | e(凹奥側) |
---|---|---|---|---|---|
A | 12.75 | 10.35 | 1.35 | 9.30 | 12.90 |
B | 12.75 | 10.25 | 1.15 | 9.35 | 12.90 |
C | 13.30 | 10.20 | 1.40 | 10.00 | 13.10 |
D | 13.30 | 10.70 | 1.50 | 10.00 | 13.05 |
E1 | 12.45 | 9.75 | 2.20 | 9.60 | 12.95 |
E2 | 12.45 | 9.75 | 2.20 | 9.45 | 12.90 |
F | 11.80 | 10.30 | 1.20 | 10.05 | 11.75 |
G | 11.60 | 9.80 | 1.50 | 10.10 | 12.20 |
H | 11.40 | 9.85 | 1.40 | 10.15 | 11.90 |
平均 | 12.42 | 10.11 | 1.54 | 9.78 | 12.63 |
サイズ検証
2ミリ近い違いがありレールがゆるゆるになってしまうのも納得できる。
相性の悪い組み合わせ
サイズ表からみるとHの凸側とCの凹側が一番相性が悪い。確認してみると。こんなに隙間が・・・。計測したデータからみると1.7ミリ小さい。
最大と最小の比較
最小のH凸と最大のC凸を比較してみる。計測結果では1.9ミリも違いがある。ぱっと見でもここまで違う。
サイズ違いの理由
経年劣化もあると思うが明らかにサイズが違う。
経年劣化
「かがやきレールセット」の方が使用期間が長いため凸部分が摩耗している可能性が高い。長い坂レールは凸部分に負荷がかかりやすく削れてしまった可能性もある。ただし、ここまで違うと金型レベルから違いがあるのではと疑ってしまう。
ロットの違い
「かがやきレールセット」と「坂レールセット」で明らかにサイズが異なる。レールにあるロット番号も違うので金型も違ったのではないだろうか。
まとめ
あまりにもレールがゆるゆるなのでサイズを計測してみたがひどいところだと2ミリ近い誤差がある。筆者の感覚では許容範囲が0.3ミリくらいなのでこの誤差は確実にアウト。ゆるゆるで使い物にならない。経年劣化による影響も考えたがここまでサイズが違うと金型レベルからダメなのではと疑ってしまう。メーカーにはもうすこし凹凸部分の精度に注意していただきたい。
- プラレールのレールは経年劣化でゆるくなる
- ロットでレールの凹凸に差異がある可能性が高い
- 同じロットのレールを使うのが吉
金型レベルで凹凸サイズがズレている気がします。