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NHKではPCR検査および抗原検査の陽性者を感染者と現在でも報道している。厚生省では陽性者と感染者を明確に区別しているとしているがメディアは違う。しかも感染者が発症しているかもわかっていない。多くの人はNHKが報道する感染者を「発症者数」と誤解していはいないだろうか?陽性、感染、発症についてイマイチと考えてみたい。
執筆者は医療の専門家ではなく本稿の内容は個人的な意見でありその内容を保証するものではありません。詳しくは引用元の記事でご確認ください。
目次
PCR検査陽性とは
PCR検査について簡単ではあるが調べてみた。PCR検査はウイルスの断片(遺伝子、RNA)を検出する検査なので不活性(生きてない)ウイルスも検出できる。またウイルスの断片を数十億倍まで増幅可能なのでごく少量でも陽性になる。結論を言うとPCR検査の陽性者すべてが感染者ではない。
今更だけどPCR検査って何?~ウイルスの断片を数十億倍に増幅して不活性なウイルスも見つけ出す検査~
体内にウイルスの断片(遺伝子、RNA)が見つかったことをPCR検査陽性という。
感染とは
人体でウイルスが増殖中であれば感染の認識でいいだろうか。
病原体が人体の内部で増殖した状態のことを感染という。
感染とは – コトバンク
体内で病原体などが増殖したら感染になると。
病原微生物や小動物が人体または動物体に侵入し、臓器や組織中で増殖することをいう。感染によっておこる疾患を感染症といい、感染症をおこす病原微生物や小動物を病原体という。病原体にはウイルス、クラミジア、リケッチア、細菌、真菌(カビ)、スピロヘータ、原虫、寄生虫などが含まれ、病原体の種類によって、その感染症の病態がそれぞれ異なる。これは、病原体そのもの、あるいは病原体から出る体外毒素による。
引用:感染とは – コトバンク
ここでは感染と発病は別と定義している。
感染すればかならず発病するとは限らない。たとえば日本脳炎ウイルスが感染すると、高熱、頭痛、意識障害、けいれんなどの症状を呈する人もあるが、大多数の人は体内でウイルスが増殖してもその程度が少なく、発熱などの症状もなく発病しない。このように、感染を受けて発病する場合を顕性感染、発病しない場合を不顕性感染または潜伏感染という。この両者の差は自覚的に症状が現れるか否かであり、病的変化があるか否かの絶対的差異ではない。つまり両者の差は病変の量的差異といえる。なお、感染を受けた者のうち、発病する者の割合を感染発症指数または感受性指数といい、感染症とくに呼吸器感染症ではほぼ一定している。これによると、麻疹(ましん)(95%)や百日咳(ぜき)(60~80%)などでは大多数の人が発病するし、逆にジフテリア(10%)や日本脳炎(0.2%以下)などでは大多数の人は発病しない。
引用:感染とは – コトバンク
この辺りの用語もおさえておいた方がよさそう。
用語 | 解説 |
---|---|
顕性感染 | 感染を受けて発病した場合 |
不顕性感染または潜伏感染 | 感染を受けて発病しない場合 |
本間真二郎医師
本間真二郎医師は陽性者イコール感染者ではないとしている。これは厚生省も同じ見解。NHKは陽性者と感染者と報道している。
感染者と陽性者の違いを厚生労働省とNHKに問い合わせしてみた
日本で「第2波」がきている根拠として、「検査の陽性者」を「感染者」としてとらえ、報道されていることがほとんどで、これはとてもとても重大な問題です。私の結論から申し上げると、「検査の陽性者」=「感染者」ではありません。
引用:新型コロナ「検査の陽性者」=「感染者」ではない…!PCR検査の本当の意味(本間 真二郎) | マネー現代 | 講談社(1/7)
生きたウイルスが細胞内にいるとはウイルスが増殖いしていると考えてよいだろうか。
いっぽうで、「ウイルスに感染している」とは、どのような状態かというと、感染しているとは、通常(生きた)ウイルスが細胞内に入ることを意味します。
引用:新型コロナ「検査の陽性者」=「感染者」ではない…!PCR検査の本当の意味(本間 真二郎) | マネー現代 | 講談社(1/7)
佐々木みのり医師
多かれ少なかれウイルスが人の細胞を使って増殖し始めたら感染と思ってよさそう。
「感染」とは「環境中から病原体がヒトの体に侵入し増殖した状態」を指します。
発症とは
発熱や体調不良の症状がでたら発症となる。顕性感染がこちら。
本間真二郎医師
発症の定義は病気の症状が出ていることなので比較的わかりやすい。
新型コロナウイルス感染症が発症するとは、「病気として症状を認めること」をいいます。当然ですが発症している人が、感染した患者さんとなります。
引用:新型コロナ「検査の陽性者」=「感染者」ではない…!PCR検査の本当の意味(本間 真二郎) | マネー現代 | 講談社(1/7)
佐々木みのり医師
症状がでたら感染。
そして腫れたり、発熱したり、喉の痛みや咳、くしゃみ、鼻水など何らかの症状が引き起こされると「感染症」となります。しかし、感染しても症状が現れる場合と、全く症状が何も出ない場合があります。症状が現れる場合を「顕性感染」(けんせいかんせん)、症状が現れない場合を「不顕性感染」(ふけんせいかんせん)と言います。
素人の筆者でも今のテレビ報道はおかしいと思う。
元気でピンピンしていて何も症状がないけれど検査したら陽性でした・・・という人は、新型コロナに「感染」しているけれど、新型コロナウイルス「感染症」の「患者」ではないわけで、「感染者数」にカウントされるけれど「患者数」にはカウントされない。
報道が分かりにくい汗
どうせなら
陽性者数 〇名
無症状者 〇名
治療が必要な有症状者 〇名と発表してくれると、数だけ見て不安にならなくてすむのに・・・と思いました。
実態を表す形での発表を切に望みます。
まとめ
PCR陽性者を感染者と報道するのは多くの人に誤解を与えるのでまずいと思うのだ。しかも発症しない不顕性感染についてもメディアは一切説明なし。Youtubeやヤフコメを見ると問題に気付いている人は増え始めたが中々報道は改善しない。少しでも問題に気付く人が増えるのを切に願う。
- PCR検査陽性者イコール感染者および発症者ではない
- 感染しても発症しないことを不顕性感染(潜伏感染)と呼ぶ
- NHKはPCR検査陽性者を感染者として報道している
医師の人達はこれに気付いているんですよね?