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ちょっとサーフボードの専門家なので細かいところまでは紹介できないがざっくりサーフボードの名称を紹介する。他サーファーと会話するときに知っておかないと話がかみ合わなくなる。アドバイスを受けた時のためにもざっくり覚えておこう。
本稿は週末サーファーとして10年ほど活動した筆者の経験に基づいたものです。初心者から中級者に向けた講座でありエキスパートやプロフェッショナルとしての見解ではありませんのでご了承ください。
目次
サーフボードの名称
初心者はざっくりでいいので名称を覚えておこう。ライディングのアドバイスを受けるときに必要になる。
ノーズとテール
サーフボードの先端をノーズ、後方をテールと言う。
テールは形状が色々ありショートボードではスカッシュが一般的だと思う。形状によって特性がかわるのだが初心者はそこまで気にしなくてもいいと思う。サーフボードはテールの形状だけでなく全体のバランスと乗りての相性で良し悪しが決まるので何とも言えないのだ。
デッキとボトム
サーフボードの表面をデッキ、裏面をボトムと呼ぶ。波の名称でも「ボトム」が出てくるがサーフボードの名称とは違うので注意。
デッキ側はワックスなどで出来るだけ滑りにくくなっている必要がある。滑らなければ多少難があってもいい。ただしボトムは海面と接して水の抵抗があるため繊細になる。デッキはどんだけへこんでも良いが。ボトムがベコベコにへこんだらアウト。ボトムはデリケートなので注意してあげよう。
レール
サーフボードの周囲をレールとよぶ。サーフィンでターンする時に水面と接する部分で形状で特性がかわる。角があるものをテーパーと言いレールが入りやすい。角がない丸みのあるものをボキシーと言いレールが入りにくいがスピードが出やすくなる。レール形状は全体のバランスもあるので一概になんとも言えない。
ストリンガー
サーフボードの中心にある線。これは木で出来ておりサーフボードの強度などを上げるために入っている。最近では強化した外殻(シェル)でストリンガーレスのサーフボードもある。またシェルを塗装してありストリンガーが見えないものも。
個人的な見解であるがストリンガーのあるPU製の板の方が性能が良い気がする。ストリンガーはサーフボードのバランスにとって何か重要な役目をしているのではないだろうか。
フィン(スケッグ)
ちょっとわかりにくいがフィンのことをサーフィンではスケッグと呼ぶことが多い。呼称はフィンでいいじゃんと思うが気づいたらスケッグと呼ぶことが多くなっていた。海水の抵抗を受ける重要な部分で大きさや形状によって乗り心地がかなり変わる。上級者はフィンを変えた楽しむことが多いようだ。
ロッカー
サーフボードは平ではなくデッキ側にすこし反り返っている。この反りをロッカーと呼称する。初心者用のボードはロッカーが少なくパドリングがしやすい。
コンケーブ
サーフボードのボトムに実はコンケーブと呼ばれるへこみがある。コンケーブが強いと加速しやすくなるが海面が荒れている場合性能が出にくくなる。これも全体的なバランスで見た方が良い気がする。コンケーブにはダブルやマルチといった複数の溝があるものもある。
リーシュカップ
リーシュコードを取り付けるためのカップがサーフボードに埋め込まれている。大きい波でワイプアウトするとここに亀裂が入ることも。
アウトライン
サーフボードの全体的な形状をアウトラインという。全体的なフォルムのことを言う。全体的なバランスがあるがノーズとテールが細くなっているタイプの方がパフォーマンスが良い気がする。
まとめ
サーフィンを初めて5年くらいは自分のライディングを見てもらってフルオーダーして板を作っていた。今になって確認してみるとレールが入りやすく動かしやすいセッティングになっていたと思う。一番良かった板は吊るしのオーストラリア製の板で似たようなものを作ったが同じようにはならなかった。サーフボードはちょっとしたバランスの変化で激変するような気がする。上級者はどんな板でもイケるのかもしれないが、乗り癖のある中級者には相性が強いのかもしれない。
初心者はテイクオフの練習がメインになるのでサーフボードの形状についてそこまでシビアに考えなくていいと思う。どちらかと言うとパドルやドルフィンスルーがしやすい板の方がいいと思う。浮力があればパドルもテイクオフも楽になるのでまずはそこからだろう。
- 初心者はサーフボードの名称をざっくりとでも覚えておこう
- 初心者の板選びは有識者に相談するのが吉
- ボードの良し悪しは全体的なバランスで決まる
初心者は競技用以外の浮力のある板なら何でもいいと思います。