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本書では蒼海の勇者シーバトロンACEダイオウグソクムシを紹介する。シーバトロンは海洋生物がロボットに変形するおもちゃのシリーズである。今回紹介するのはそのダイオウグソクムシタイプ。本製品は主に水族館のお土産コーナーで売られていることが多い。筆者も水族館で購入した。ネットでも販売されておりレビュー評価が意外にも高く人気のシリーズであったことを後になって知った。公式で確認したところシーバトロンは全6種類。個人的にはキュートなダイオウグソクムシをおすすめしたい。
価格や仕様などは2020年10月に確認したもので最新の情報と異なる可能性があります。ご了承ください。
目次
シーバトロンシリーズ
海洋生物がロボットに変形するおもちゃ。水族館のお土産コーナーで主に売られている。
水族館のお土産コーナー
お土産コーナーに行くと怪しげなおもちゃをよく見かける。今回紹介するシーバトロンは沼津港深海水族館で入手したものである。購入時の価格は1,400円と若干割高であるが子供は喜んでいたので良しとする。海洋生物がロボに変形するというエキセントリックな仕様が子供心をくすぐる。
海洋生物変形ロボには2つのラインがありひとつが「シーバトロン Ace」もうひとつが「シーバトロン Next」である。筆者の長男が購入したダイオウグソクムシはAceシリーズであった。ネットで調べると意外にもこのシリーズはレビュー評価が高かった。
シーバトロン Ace
シーバトロン Aceのラインナップは公式サイトで確認したところ「ダイオウグソクムシ」と「オニイトマキエイ」の二タイプ。個人的にはキュートなダイオウグソクムシに軍配が上がる。
- ダイオウグソクムシ
- オニイトマキエイ
ダイオウグソクムシ
武器種が斧というのはポイントが高い。生物タイプ時のシルバーメタリック塗装がメカ感を醸し出している。シーバトロンシリーズの中でも一二を争うキャラクターではないだろうか。
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深海生物の中でも有名なダイオウグソクムシが、まさかのロボット変形!!
メタリックカラーもカッコいい、人気の商品です。
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オニイトマキエイ
マンタをチョイスしたことにセンスを感じる。エイのフォルムはロボと対極に位置しているため簡単に選べる生物ではない。武器種も刀と子供が遊びやすい。ロボ形態の時にひれがスカートに見えてしまうがそれもまたいい味を出している。
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雄大に泳ぐイメージの強いオニイトマキエイが、まさかのロボット変形!!
オニイトマキエイ形態とロボット形態とのギャップが堪らない一品です。
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シーバトロン Next
シーバトロン Nextは4タイプ。ラインナップには子供に人気のありそうな海洋生物が連なる。武器種がすべて銃なのはマイナスポイント。近接武器の方がキャラクターの魅力を引き出してくれると筆者は考えている。Nextの中ではドルフィンタイプが圧倒的な存在感を放っている。ロボとキュートなイルカとのミスマッチが魅力を増大させている。
大ヒット商品“シーバトロン”が“シーバトロンNext” となってリニューアル!!
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- シャチタイプ
- ジンベエザメタイプ
- ドルフィンタイプ
- シャークタイプ
シャチタイプ
違和感なく普通にカッコいい。武器は飛び道具以外にしてほしかった。
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ジンベエザメタイプ
胸にやさしそうなジンベイザメの顔が・・・。武器にはハンマーを持たせてあげたい。
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ドルフィンタイプ
Nextの中での推しロボ。イルカのインパクトが強すぎてロボ形態でもイルカにしか見えない。キュートなイルカの顔しか目に入らない。
シャークタイプ
サメ形態時のフォルムが秀逸。シャチと同じでカッコいいのだがインパクトに欠ける。
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シーバトロンACE ダイオウグソクムシ
ここからは蒼海の勇者 シーバトロンACE ダイオウグソクムシを紹介する。
パッケージ
80年代のロボットアニメを彷彿とさせるパッケージ。
変形方法がサクッと記載されているがこんな簡単に変形はできない。Nextシリーズは公式が変形方法をYoutubeにアップしている。
対象年齢が6歳以上となっているが3歳の長男にどストライクであった。変形がやや難しいので対象年齢を6歳以上に設定しているのだろうか。
子供の好奇心をそそるパッケージである。
内容は武器(斧)とダイオウグソクムシ本体の2点である。武器があることで遊びの幅がグンと広がる。
変形
ではダイオウグソクムシ形態からロボ形態への変形を紹介する。
(1) しっぽのスライド
しっぽ部分を後ろにスライドさせる。カチッと音が鳴るまで引き出すのがポイント。
しっぽのスライドは非常に固いので注意していただきたい。大人でも力の入れ具合を躊躇するぐらい固い。カチッと音がするまで引き出さないと次の工程に移れない。慣らしが終わるまでは保護者が手伝ってあげた方がいいだろう。
(2) しっぽの回転
しっぽ部分を回転させ足に変形させる。しっぽ部分は力を入れずに引き上げることができる。
しっぽが回転した状態。
裏側からみるとこんな感じ。
固くてしっぽが回転できない場合は無理やらない方がよい。回転できない理由は主にふたつある。ひとつめは、「スライドが不十分」の時。しっぽのスライドが固すぎて最後まで引き出せていない可能性が高い。しっぽ部を完全にカチッと音が鳴るまで引き出せているか再度確認してみよう。ふたつめは、「手のひっかかり」である。何度か変形を繰り返すとこのパターンにハマることがある。
以下のように手がひっかかりしっぽの回転を妨げている。
ダイオウグソクムシに戻す時も同じで手の収納トラブルが発生しやすい。
(3) 腕の引き出し
裏側にしてダイオウグソクムシの脇を両側に広げる。
本体から手が出てくる。腕の位置は胸部展開時に微調整するので腕はこのくらい引き出せていれば十分である。ここも少し固いので保護者の方にサポートしてほしい。
(4) 足を開く
しっぽ部分を中央からパかっと開く。この工程は固くないので問題ない。ちなみに大きく開脚した方が立たせたときに安定する。
(5) 胸部展開
ダイオウグソクムシの頭部をロボの胸位置に移動させる。頭を手前にスライド。
固くはないのだが肩部分がひっかかり頭部が動かせなくなる場合がある。上手く出来ない場合は、頭部と肩部で干渉する部分がないか確認しよう。
顔が正面に来たら完了。底面にあったシルバーの支え部分は頭部にスライドして収納される。
肩の部分にスリットがありここをはめる必要がある。これをはめ込むには肩の前後位置を微調整する必要があり難易度が高い。慣れるまでは保護者が手伝ってあげた方がいいだろう。
(6) 頭部引き出し
ロボットの頭部を展開。このギミックは比較的容易。固くもないし干渉するところもないので問題ないだろう。
折りたたまれている部分をグイっと引き出す。
頭部パーツをまっすぐに伸ばして。
前に押し込む。
頭部の展開完了。
(7) 変形完了
これで変形完了。腕がそこそこ動く。足は幅を微調整できる程度。
ダイオウグソクムシ形態
次はダイオウグソクムシ形態のフォルムを確認する。触覚は細いが思ったよりも丈夫。
エビのしっぽみたいな感じも再現されている。
正面から。エイリアンのような目つきが何とも言えずかっこいい。
後ろから。
左前。シルバーメタリックの塗装がエイリアンぽさを演出。
右側。
上から。
下から。裏側のグロテスクな雰囲気も再現。
この変形ロボシリーズは「海洋生物基準」でデザインされているため海洋生物形態時のフォルムが非常に良い。ロボ形態だけでなく海洋生物形態での遊びも楽しくなる。
ロボット形態
このシリーズは海洋生物を基準にデザインされているためロボット形態にやや無理がある。これはトレードオフなのでこれ以上望むのは難しいだろうか。
頭部はこじんまりしておりかわいい。カラーリングはオプティマスプライムを彷彿とさせる。
胸部にあるダイオウグソクムシの頭部は違和感なくロボに馴染んでいる。
腕は20度くらい前に曲げることができる。
肩部分がアーマーっぽくてかっこいい。
後ろから見るとロボ感が薄い。
付属武器の斧。シーバトロンNextでは銃なので近接武器でよかった。近接武器の方が戦いごっこした時に圧倒的に楽しい。
なんかヒビみたいなディティールがあるが何をイメージしたのかわからない。
斧を装備することで圧倒的な存在感を放つ。
戦いごっこ時に斧は必須。
斧を両手で持つようなポージングも可能。戦い前の緊張感が伝わってくる。
ガワラ立ち。
カトキ立ち。可動部分が少ないのでポージングには限界がある。
アレンジ
子供たちが変形のギミックを利用して遊んでいたので筆者も変形のアレンジをいくつか考えてみた。
- モビルスーツモード
- SDモード
- モビルアーマーモード
- ペンギンモード
- 農作業モード
モビルスーツモード
ロボの頭部を隠し手足の付いたダイオウグソクムシに。頭部はガンダムのズゴックにしか見えない。
天元突破グレンラガンのガンメンを思い出す。
SDモード
足部分を折りたたみ少しかわいくしてみた。
かわいらしさマシマシであるが、このモードは自立できないと言う重大な欠点を抱えている。
モビルアーマーモード
ガンダムのビグロをイメージしてみた。マクロスのガウォークにも通ずるだろうか。
上から見たところ。見た目は中ボスレベル。
一撃で倒されそうな感じが愛おしい。
ペンギンモード
子供たちが「ペンギンさん」と言って遊んでいた。
これはこれでかわいらしい。
農作業モード
こじんまりとしていて斧がクワに見えてくる。今にも畑を耕しそうな雰囲気だ。
後ろ姿に哀愁を感じる。
外遊び
天気がいいのでシーバトロンを屋外で遊んでみた。撮影をご近所さんに見られたら筆者の人生が半壊する。スリルのある撮影であった。
海洋生物モードの出来がいいので屋外でも違和感がない。
はっぱを食べ始めた!?
気のせいか・・・。
ロボット形態でも存在感あり。
敵かっ!?
気のせいか・・・。
お砂場で遊んだら即壊れるので屋内で遊びましょう。
マウスとの比較
ダイオウグソクムシ形態に親近感があるのでは形状がマウスに酷似しているからなのだろうか。
マウスを握ってみる・・・。
次にダイオウグソクムシを・・・。うん、まったく違和感がない。今後、ダイオウグソクムシ型のマウスを期待しよう。
子供目線のおもちゃ選び
水族館のお土産コーナーで長男がどうしても欲しいといってシーバトロンを購入した。ダイオウグソクムシは戦いごっこで活躍しており買ってよかったと思う。購入時にあった他の親子のやり取りを紹介する。
子供「お父さんこれかって。」
お父さん「ん、どれ?うーん、これカッコよくないからだめ。」
子供「しゅん・・・」
Ver.Kaのガンダムに比べると見劣りするかもしれない。ただ、子供目線でみたらVer.Kaもダイオウグソクムシも大して変わらないのではないだろうか。おもちゃは子供がいかに楽しめるかが重要であって大人目線でのカッコよさは関係ない。子供の好きなものって大人にはわからないことが多い。子供とコミュニケーションをとって目線を子供に合わせておもちゃ選びした方が楽しくなれると思う。
まとめ
そこそこ高いおもちゃ買って三日で飽きるとかよくある話。シーバトロンはしばらく戦いごっこで活躍してくれそうで良かった。変形部分が一部固いのは問題だが価格のわりによくできた製品だと思う。水族館の帰りに車内での暇つぶしに使えるメリットもある。レトロ感満載だが買ってよかった。
- シーバトロンは海洋生物形態のデザインが秀逸
- 主に水族館のお土産コーナーに生息しているらしい
- おもちゃは子供目線になって子供と選ぶ
最近の戦いごっこではティラノサウルスとダイオウグソクムシとのバトルが熱い!!
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