30年以上前のスピニングリールのラインを交換~別の太さのラインを下糸にする場合はスプールの糸巻き量から割合を計算する~

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最近子供達が海釣りをやりたいと言うので釣り道具の整理をした。30年以上前の釣り道具をチェックしたらまだまだ使えそうな感じ。ロッドは36年前に購入したのを今でも覚えている。スピニングリールは#1500で3号のナイロンが巻いてあり癖がついてちょっと使いづらい。せっかくなので新しいラインに交換することにした。

ラインの交換

久しぶりのライン交換で何かドキドキする。

1. ロッドの確認

リール自体にも適正サイズがあるがロッドにも適正ラインが設定されている。残っていたロッドのラインサイズをチェックした。

ロッド ライン ライン ウエイト
太めの2ピース 1.5 – 3号 6 – 12lb 5 – 21g
4ピース 1 – 2.5号 4 – 10lb 1.7 – 10g
細い2ピース 0.6 – 2号 2 – 8lb 2 – 10g

ロッドは3本あり適正ラインサイズが記載されていた。細い2ピースでも使うなら2号以下でないといけない。

2. リールの確認

ラインの太さと糸巻き量が記載されている。直径が一番確実かも。

こちらは号数とポンド数。

直径、号数、ポンド数の三種類で糸巻き量が記載されていた。

サイズ 長さ
0.20mm 140m
0.25mm 90m
0.28mm 75m
1.5号 130m
2号 100m
3号 65m
4lb 140m
6lb 90m
8lb 75m

3. ラインの購入

初めはPEにしようかと思ったが扱いやすいナイロンラインにした。100m巻の1.5号でできるだけ安いラインをチョイス。もう少し安いものもあったが売り切れでこいつにした。号数の記載はないので直径(Dia)かポンド(lb)で糸巻き量を確認する。

4. 糸巻き量を計算

ラインは100mしかないので下糸が必要になる。下糸は余っていた3号のナイロンを使用する。

ラインには太さが記載されていたのでそれを使って糸巻き量を確認する。

GT-Rは太さが0.205mm。

下糸は0.285mm。

ざっくり計算で直径0.2mmだと140m巻ける。今回購入したラインは100なので40m分足りない。足りない分は3号の下糸を使用する。

まずは、0.2mmのラインを100m巻いた場合にスプールの何パーセントを使用するか計算する。

0.2mmで最大140m巻けるので100m巻くと約71%使用したことになる。

残りの29%を直径0.28mmのラインで埋め合わせる。

0.28mmだと75m巻ける。

75mの29%は約21mになる。

0.28mmのラインを下糸に21m巻いて残りは0.2mmを100m巻いて完了。

まとめるとこんな感じ。

種類 最大糸巻き量 ラインの直径 スプールの割合 長さ
下糸 75m 0.28mm 29% 21m
上糸 140m 0.20mm 71% 100m

下糸21mと上糸100mでスプールに100%糸を巻ける。

5. ラインの計測

ライン計測用の機材がないので段ボールを使用する。

50cmの長さにしてひと巻き1mにする。21回巻いて21mになる計算。

6. 下糸を計測

とりあえず3号のラインを21回巻いた。ちょっと段ボールが反ってしまったのでちょっと短くなったかも。

7. 下糸の巻き取り

21mの下糸を巻き取る。

8. 上糸の巻き取り

電車結びをしたが何か怪しい形状になってしまった。まぁここまでラインがでることはないので気にしなくていいだろう。

カラーはダークグリーンだがグレーっぽい感じ。メカっぽくて強そう。

9. スナップの取り付け

今回新調したスナップを取り付ける。

ガイドに通したかったので一番小さいやつを選んだ。

たぶんユニノットの呼ばれる結び方。

10. 完成

ラインが3号から1.5号になったので強度は下がるが扱いやすくなるハズ。ラインも新しくなったので30年ぶりの海釣りデビューが見えてきた。

まとめ

あまりにも久しぶり過ぎてラインの太さも感覚的にわからない。以前(30年くらい前)3号のナイロンラインで5kg以上ありそうな流木を釣りあげたことがある。5kg以上の魚が釣れることはまずないと思うので飛距離の出やすい1.5号にした。ちょっと試したら3号だと巻癖もつよく飛距離もでない。1.5号でラインブレイクは頻発したら2号にしようかと思う。

違う太さのラインを巻いた時に糸巻き量の計算はややわかりにくいが最大糸巻き量から割合を計算すれば意外にわかりやすい。下糸までラインがでることは基本ないと思うので不要なラインを下糸に使うと経済的である。

ポイント
  • 糸巻き量はスプールに記載されている
  • ラインの糸巻き量はdiameter(直径)で計算した方が正確
  • 別の太さのラインを巻く場合は割合を計算する

リールの寿命が長くて驚きました。

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