この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
ダイソンV8の置き場所が変更になったので収納用ブラケットを壁に取り付けることにした。石膏ボード用アンカーを使って取り付けたのだが大失敗。最終的にアンカーを新品に取り換えて事なきを得たが仕上がりは最悪。石膏ボードにダイソンの収納用ブラケットの取り付けを検討している方は参考にしていただきたい。
ダイソン収納用ブラケットの取り付けの詳細については以下を参照。
ミニモーターヘッドの収納についてはこちら。
石膏ボード用フックを使てダイソンのミニモーターヘッドをスッキリ収納する
壁に穴を空ける場合は以下の記事を参照。以下の記事で穴あけ跡の原状回復について説明している。壁に穴を空ける前に確認していただきたい。
壁に穴を空ける前にやっておきたいこと~壁紙を残せば原状回復できる~
目次
収納用ブラケット
捨てずに奇跡的に残っていた収納用ブラケット。個別に購入できるが思ったより高い。
外観
ダイソンV8に付属していた収納用ブラケット。二か所のネジで壁に取り付けることができる。
ブラケットを紛失した場合は個別に購入できる。
上部にアダプターを取り付けて充電することができる。
下部にブラケットが二つ付いている。
ミニモーターヘッドだとひとつしか付けることができない。
細長いアタッチメントとブラシ付きをブラケットに二つ取り付けられる。掃除機の口はいつも迷子になるので便利。
ミニモーターヘッドを取り付けるとこんな感じ。他のアタッチメントが付けられなくなるのでミニモーターヘッドは別に収納している。
ミニモーターヘッドの収納についてはこちら。
石膏ボード用フックを使てダイソンのミニモーターヘッドをスッキリ収納する
ブラケットにアタッチメントを取り付けた状態で本体を充電。スッキリ納まる。
ネジ穴のサイズ
穴の幅は約5ミリ。ピッタリ5ミリなのでネジは4ミリくらいがいいかも。
2.ブラケットにある下側の穴の位置が床面から120cm以上あることを確認し、右図の2カ所をネジで固定してください。 ※ネジは同梱されていません。設置する壁の材質に合わせて直径5mm、M4サイズのネジを2本ご用意ください。
公式サイトに説明があったら「直径5mm、M4サイズのネジ」と記載されていた。4ミリなのか5ミリなのかよくわからなかった。誤記だろうか・・・。
下側のネジ穴も5ミリ。
調整用に縦横に9ミリの幅がある。アンカーがドンピシャで付かない場合はここで微調整する。
取付金具
ブラケット取り付けのネジはダイソンに付属していない。4ミリ径のネジを自分で用意する必要がある。ナベネジではなくサラネジなので注意。石膏ボードに取り付ける場合はアンカーが必要となる。
石膏ボードアンカー
ハンズで買った石膏ボードアンカー「エビモンゴGLアンカー GL-25」。
石膏ボードへガッチリ固定!
・ 下穴は不要、Vカッターが直進して石膏ボードに切込みます。
・ 先端ドリルポイントが目標をしっかりキャッチします。
・ バックツイストロックが供回りを防ぎ、ガッチリ固定します。
・ ハイテクスクリューがボード組成を生かし取付がスムーズ。
・ 4本のネジガイドがネジをまっすぐ導き鮮やかセッティング。
・ ドライバーをビットホールがシッカリとらえ、確実・安全にねじ込みます。引用:エビモンゴGLアンカー | アンカー・プラグ | ファスナー&ファスニングツール | 商品情報 | 株式会社ロブテックス
訳あって手元に電動ドライバーとドリルピットがないため下穴不要のこのアンカーを選択した。この選択がのちに悲劇を招く。
素材は「ガラス繊維強化ナイロン」とかなり丈夫そう。
この先端で石膏ボードに切り込んでいく。先端は鋭利で触れると痛い。
ネジ
4ミリ径、長さ25ミリのナベネジ。ブラケットの構造的にナベネジは失敗で長さも少し短かった。最終的にこのネジは使用せずお蔵入り。
取付手順
ブラケットの取り付け手順を紹介する。ドライバーのサイズを間違えたせいでアンカーの取り付けに大失敗した。
柱確認
石膏ボード下にある柱に当たらないように壁をチェックする。普段はセンサーを使っているが今手元にないためハンマーで確認した。
柱が必ずある角などをたたくと高い音がでる。取り付け位置周辺に同じような高い音がでる場所がないか確認する。しばらく叩いてると柱の場所がわかるようになってくる。
音と違って柱の位置を正確に見つけられる。センサーを使うと木造なら柱を利用してアンカー無しの固定も可能。
取付位置確認
ブラケットの取り付け位置を確認。子供の攻撃を受けにくい場所を選んだ方がいい。
取付の高さは2パターンある。ひとつはモーターヘッドが床にちょうど設置する高さ。
もうひとつはモーターヘッドが完全に宙に浮く高さ。この場所は自転車の充電器置き場になっていたので今回は宙づりにする。
ダイソン本体にブラケットを付けて取り付け位置に墨(シャープペン)付けする。
一応水平を確認。ブラケットネジ穴の遊びで微調整できるのでそこまで気にしない。
高さ位置に墨。
横位置にも墨付け。
左の角。
右の角。
まぁ何となくこの辺りに。
できるだけ中心に印をつける。
シャープペンでぽちっと。
点だけだとわからなくなるのでバツ印にしておく。
これで取り付け位置の墨付けは完了。
アンカー取り付け
石膏ボードアンカーの取り付けだが今回は派手に失敗してしまった。
アンカーを壁に強く押し付けすぎて先端をつぶしてしまった。
先端がとがっているのでドリルのように石膏ボードを削っていくのだが強く押し付けすぎて先端がつぶれてしまった。下穴開けるかはじめは弱い力で石膏ボードを削った方がいい。
ドラーバーサイズを間違えてアンカーの内側を削ってしまい4ミリのネジがスカスカになってしまった。
少しアンカーが浮いているが内側をねじ切ってしまったためこれ以上回せない。
無理矢理押し込んで途中でアンカーが折れた。
一回目の失敗を受けて更に失敗。サイズ違いのドライバーを使ったため大変なことになってしまった。
かなり強度のあるアンカーだが無理やり押し込んだら折れてしまった。時間が無くて焦ってやったためもう無茶苦茶。完全に冷静さを欠いていた。気づいたら壁がボロボロになっていた・・・。
アンカー取り付け(やり直し)
結局はじめに取り付けたアンカーは内側をねじ切ってしまったので使い物にならなかった。無理やりマイナスドライバーで回して取り外し新しいアンカーに取り換えた。
手元に2番サイズのドライバーがなかったのでダイソーで購入。
2番のドライバーをつかったら問題なく取り付けできた。
折れたアンカーも新しいものに取り換え。
ブラケット配線
ブラケットを取り付ける前に配線する。
裏面の溝にそって線を入れる。
先端部分は「むちゃくちゃ固い」ので覚悟してほしい。設計ミスかと思うぐらいキツイ。
ブラケット取り付け
水平器で微調整してネジで取り付ける。
アンカーの取り付け場所がズレてしまった。
アンカーの位置がズレてしまい目いっぱい寄せても水平が出なかった。アンカー取り付けの失敗がここにも影響している。
ナベネジじゃなくてサラネジだった。
ブラケットの構造的にサラネジが正解。しかも長さも微妙だった。アンカーの仕様だと+20ミリとなっていたので25ミリにしたがどうも効きが甘い。サラに買いなおすときに30ミリに変更した。
適合ネジ径:φ3.8~4.1mm適合ネジ長さ:取付物+20mm以上
引用:エビモンゴGLアンカー | アンカー・プラグ | ファスナー&ファスニングツール | 商品情報 | 株式会社ロブテックス
取付ネジの長さが25ミリだと安定しない。
右が4ミリ径、長さ25ミリのナベネジ。左が4ミリ径、長さ30ミリのサラネジ。ネジは150円くらいなので金銭的ダメージは少ないが買い直しに行く手間がかかった。ここまで徹底的に失敗するのはほんと珍しい。
新品のアンカーとサラネジでがっちり固定!!
上も穴がずれてギリギリになっている。アンカー取り付けは完全に失敗。
新品のアンカーに取り換えて何とか取り付け完了。穴を開けなおそうか悩んだがアンカーの交換で何とかなった。サラネジの効果かグラつきはほとんどなく固定されている。
失敗のおさらい
石膏ボードアンカー取り付けとネジ選択の失敗をまとめてみる。
- アンカーを壁に強く押し付けすぎて先端をつぶしてしまった。
- ドラーバーサイズを間違えてアンカーの内側を削ってしまい4ミリのネジがスカスカになってしまった。
- 無理矢理押し込んで途中でアンカーが折れた。
- アンカーの取り付け場所がズレてしまった。
- ナベネジじゃなくてサラネジだった。
- 取付ネジの長さが25ミリだと安定しない。
アンカーを壁に強く押し付けすぎ
冷静に考えればわかると思うが下穴不要でも穴を開けないとアンカーは取り付けできない。アンカーのサイズ分石膏ボードを削る必要がある。アンカーの先端がドリルピットの役割をしていて石膏ボードを削る。なのでネジみたいに食い込ませるのではなくアンカーの先端を使って石膏ボードを削る必要があったのだ。取り付け動画も確認したがそこまでの説明はなかった。
可能ならこのアンカーでも下穴を開けた方がいい。下穴なしで行くと位置はずれる可能性が高い。下穴を開ける工具がない場合はアンカーの先端を使って石膏ボードに穴を開ける。数回に分けて穴を開けて取り付ける。このアンカーを一発で取り付けるのはかなり難しいと思う。強く押し付けずアンカーの先端を使って石膏ボード削るようにして取り付けるのがポイント。ゆっくりすこしづつ石膏ボードを削って取り付ける。
かなり大きな穴になるので石膏ボードの粉もこんなに出る。
以前下穴をあけてから取り付けたアンカー。今回のアンカーと違い綺麗に取り付けられた。ドリルがあるなら下穴を開けてから取り付けることを強くおすすめする。下穴不要アンカーの仕上がりは期待できない。
ドラーバーサイズを間違えてアンカーの内側を削ってしまった
なんとなくサイズ違うかなとは思ったが気にしないでやったら大失敗。
ドラーバーのサイズは一般的に1番から3番まであり1番が一番小さい。手元に1番しかなかってので無理やり1番を使ったのが失敗。左がダイソーで購入した2番サイズのドライバー。中央と右が1番サイズ。
1番と2番でかなり大きさが異なる。
2番の直径が6ミリ。
1番の直径は5ミリ。
アンカーに1番を入れると奥までずぶっと入ってしまう。
2番はアンカーのくぼみにピッタリと納まる。
4ミリのナベネジと1番ドライバー。ネジ穴にぴったりと納まる。
2番ドライバーだと奥まで刺さらない。ネジで2番使うとなめそうで危険。
ドライバーの1番と2番は思ったよりも違いが大きいので適切なサイズを選ぼう。
無理矢理押し込んでアンカーが折れた
このアンカーはネジではなく「穴あけドリル+ネジ」である。取り付けの8割は穴あけだと思った方がいい。下穴があけられない場合はアンカーをドリル替わりにして下穴を開ける。間違っても普通のネジのような感覚で取り付けてはならない。あと、2番サイズのドライバーを使わないとまともに取り付けることができない。無い場合は100均でいいので買いに行こう。
アンカーの取り付け場所がズレてしまった
下穴があればこのような問題は起こらないと思う。アンカーだけで取り付ける場合は、はじめにアンカーの先端ですこしづつ墨位置に穴を開ける。垂直にすこしづつ穴を開ける。削った石膏ボードを取り除きながら少しづつ慎重に取り付ける。力を入れすぎると先端が壊れるので優しく慎重に穴を開ける。
ナベネジじゃなくてサラネジだった
ブラケットをよく確認すれば気づいたのだが・・・。ナベネジでも固定できるが接地面が少なく安定しないのでサラネジを使おう。
取付ネジの長さが25ミリだと安定しない
アンカーの説明だと「取付物+20mm以上」となっていたがアンカー本体が25ミリあるので20ミリだと短い気がする。安全を見て「取付物+25ミリ」にした方がよさそう。内側をねきじったからかもしれないが25ミリのネジだと効きが悪かった。
まとめ
ここまで派手に失敗したのは久々である。以前下穴ありのアンカーで問題なく取り付けできたので今回も大丈夫と思ったら甘かった。マンションの壁がボロボロになってしまい焦りまくった。アンカーを新品に交換し事なきを得たが危なかった。ドリルを準備できる方は絶対にした穴を開けた方が良い。石膏ボードの堅さも影響しているかもしれないが下穴不要アンカーは難易度が高く初心者にはおすすめできない。どうしても使う場合は慎重に取り付けましょう。
- 下穴不要アンカーは先端で石膏ボードを上手く削り穴を開ける
- ドライバーは適正サイズを使用する
- ドリルがあるなら下穴を開けてから石膏ボードアンカーを付ける
実はこれ以外に壁紙を破壊するという大失敗が発覚した。壁に穴を空ける場合は事前に壁紙をカットしておくことをおすすめする。詳しくは以下の記事を参照。
壁に穴を空ける前にやっておきたいこと~壁紙を残せば原状回復できる~
今回空けた穴を紙ねんどで補修しているが綺麗に仕上がらなかった。