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ブログを始めてから転職サイトのアフィリエイトに疑問を持つようになってきた。筆者の実体験を踏まえ転職サイトやキャリアアップについて紹介する。体験はIT業界に限るのでそこを踏まえて見ていただきたい。筆者の職歴はプロフィールを参照。
本記事では転職サイトをおすすめしていませんが筆者の個人的な意見です。転職サイトを使ってキャリアアップに成功する方もたくさんいると思います。また、転職サイトをおすすめするアフィリエイターがユーザーのことを考えていないと述べていますがすべてのアフィリエイターそうだとは言っていません。中には読者のことを考えているアフィリエイターさん達もいます。筆者の経験から感じたキャリアアップの意見としてお読みください。
目次
なぜ転職サイトをすすめるのか
ネットで情報を探していると転職サイトの紹介に行きつくことがよくある。ブログを始める前は不自然に思ったがそれほど気にしなかった。アフィリエイトの存在を知って転職サイトの報酬単価が高いことを知った。アフィリエイター達はお金のために必死で転職サイトに誘導していたのである。別におすすめの転職サイトがあるから紹介しているのではなく報酬のためにやっているだけで読者の将来など考えているとは思えない。自身のサイトにアクセスしてくるユーザーを養分としか思っていないのだろう。
そもそも、サラリーマン経験がない主婦がブログを使って必死になって転職サイトを紹介していたりする。転職のプロや経験者でもないのに何を根拠におすすめするのだろうか?転職で成功を経験した人や元転職エージェントが書くなら納得するが社会人経験の少ないブロガーやアフィリエイターが転職サイトをおすすめすることに疑問を感じる。長々と訳の分からないことを言って最後に転職サイトをおすすめされると気分が悪くなってくる。
詳しくはこちらの記事を参照していただきたい。
キャリアアップのルート
筆者の体験では逆転できるキャリアアップは縁故しかないと思っている。実際に自分のまわりで転職に成功した人達は企業から直接引き抜かれていた。安直に転職サイトを使うような求職者を良い企業が採用したいと思うだろうか?信頼できるルートからの求職者を採用した方がリスクが少ないと思わないか?
キャリアアップや転職の成功とあいまいな物言いだがここではブラックでない大手への転職をキャリアアップと定義づける。仕事人生において単純に大手に就職できたから幸せになれるという保証はない。ただ、中小零細にくらべ福利厚生や給与を考えると幸せになれる確率はこちらの方が高い。それに大手でないと大きな仕事の上流工程にかかわることができない。
そもそも何を基準に幸せかは人それぞれ違うので高給やキャリアアップだけが成功とはいえない。ここではキャリアアップをひとつの手段としているだけである。人生のゴールはひとそれぞれでありルートもひとそれぞれにある。
通常ルート
良い会社に入るにはいい大学をでて就職活動で勝ち抜くしかない。エリートと呼ばれる人たちが通るルートだ。転職サイトとかでサラッと入社できたりしないからだまされないように。転職サイトに登録してらアフィリエイターの養分になるのがいいところ。この通常ルートから外れたら復活はかなり難しい。
裏口ルート
よほどの実績が無い限り転職サイト経由で良い会社に転職することは難しい。中途で良い会社に入社するには縁故しかない。いままで筆者が目にしてきた転職の例をあげる。
大企業に二重派遣されていたTくんはOSのスペシャリストだった。派遣会社を辞めることになり大企業を離れることになったが、彼の技術力が欲しいため引き抜かれた。末端の派遣社員から大手システムインテグレーターへの転職に成功。ちなみに10年後筆者がかかわったプロジェクトにOSアドバイザーとして打ち合わせに参加していた。
当時私のプロジェクトへ配属されたMさん。勤めていた会社の社長と知り合いでサクッと入社してしまった。大手システムインテグレーターで定年となり行き場のないところ社長の口利きで入社したそうだ。年齢的に転職は難しかったので人脈が生きた例だ。
派遣先の本部長と飲み仲間でそのまま転職。仕事がある程度できるのと人付き合いがよくヒューマンスキルが高いのが決めただったと思う。できるだけ高い役職の人とコネクションを持っておくと後で助けてもらえる可能性が高くなる。
取引先のベンチャー社員が入社。当時お付き合いのあった取引先のベンチャー企業の社員が拡販強化のために引き抜かれた。実力のある方だったのでフリーでも十分活躍できそうだったが秘密情報の取り扱いもあり転職することとなった。他にない強力な技術は転職に有利に働く。
筆者の優秀な後輩は派遣会社を辞めたタイミングで関連する会社にみんな引き抜かれた。みんな優秀な人材は放っては置かないのだ。優秀な人や伸びしろのある人材をみんな狙っている。縁故といっても実力が無ければ引き抜いてもらえない。実力とコネの両方があって初めて転職は成功する。いくら実力があってもコネがなければ転職は難しい。
ちょっと大変だが裏口ルートから良い企業へ就職するにはこれしなかい。二十代前半から戦略的にキャリアを積みコネによる転職を繰り返すことでキャリアアップが可能となる。実績を積んで転職に成功するには20年くらい覚悟して計画を立ててほしい。
二十代後半で職歴や実績が無い場合はこの方法でのキャリアアップは難しいと思う。若い人は下積みを覚悟して戦略的に実績を積めばよい会社に転職できるチャンスはあると思う。現在底辺であっても先を目指して頑張ってほしい。
- ゴールを決める
- 未経験でも実績を作れる会社に入社する(5~10年)
- 実績とコネが作れる中堅会社に転職する(5~10年)
- コネを使って大手に転職する
1. ゴールを決める
ゴールが明確になると進む勢いは強くなる。具体的に言えば10年後、20年後の自分をできるだけ具体的にイメージする。心の中で常にそのイメージを持ち続けることで近づくことができる。実は筆者も零細印刷工場で働いているときに強く将来の自分をイメージしていた。当時バカだったのか絶対に自分がそうなれると一切の疑い無しに信じていた。無知というのはときにものすごい力を生む。
首からIDカードをぶら下げスーツを着て都会でバリバリエンジニアとして働く。
普通に考えたら学歴も経験もないやつには無理だと思う。この18年後、丸の内で作ったオーダーメイドのスーツを着て、首からIDカードをぶら下げ、大手システムインテグレーターでプロジェクトリーダーとして働くことができた。本当にいい経験をさせてもらった。
ゼロからのスタートでよくできたと思う。自分が無知でバカなだったからできたのか。スティーブ・ジョブズのスピーチで「ハングリーであれ、愚か者であれ」とあるが当時の自分はまさにハングリーでバカ(愚か者)だった。
ただ、なかなかゴールを見つけられない人もいると思う。そんな人はとにかく目の前のことに集中する。今の自分の仕事や好きなことに注力する。何かをとことんやるとプロフェッショナルになれる。プロフェッショナルにしか見えない世界があり次のステージに進むきっかけになる。武田邦彦さんも目的もなく目の前のことに集中して生きるのもアリと言っていた。アホと戦うなの田村耕太郎さんも著書の中で目の前の仕事に集中することが有意義な人生に必要と述べている。
2. 未経験でも実績を作れる会社に入社する
年齢は武器である。若いだけで色々と得することがあるのだ。若さを最大限の武器にして実績を積みたい。ゴールに到達するために戦略的に経験を積み重ねる。できれば今後10年、20年と役に立つような技術や能力を身に着けたい。必要なら資格なども無理のない範囲で取得する。
未経験で入社できる会社だと条件があまり期待できない。人間関係に問題がある場合を除いて下積みと思って耐えたい。給与などの条件を我慢してできるだけ自分のゴールに必要な実績を積める会社を選ぶ。
3. 実績とコネが作れる中堅会社に転職する
実績を武器にゴールに近づける会社に転職する。経験者になると転職が有利になる。しかも20代など若ければさらにいい。できれば20代のうちに人脈を作れる会社に転職しておきたい。
転職に成功したら職歴書に書ける実績を積む。ポジションなども上がるように考えて行動したい。本人に実力がないといくらコネがあっても転職は成功しない。
実績づくりと並行して人脈も作っておきたい。役職の高い人が参加する飲み会には是非参加しておきたい。万が一社長や役員などトップクラスと飲みに行く機会があれば絶対に自分を売り込むこと。具体的には、自分の実績をアピールして仕事の目標などを熱く語る。大した実績もなく自己アピールすると失敗するので注意。
4. コネを使って大手に転職する
ここまで来ると会社に残って上を目指すか転職するかの分かれ道にもなる。ただ、大きな仕事にチャレンジするには転職しか道はない。どちらが正しいとは言えないがここでは転職の道を選択する。転職するには転職先の会社にとってメリットが必要となる。強力なコネクションを持っている、他にない特殊な技術を持っている、高いパフォーマンスを発揮できるなど。できれば自身の企画などを社長クラス見せたい。ここで実績とコネをフルに活用できれば大手へ転職できる確率が高まる。
まとめ
スタートでつまづいても努力さえできれば何とかなると言うこと。筆者の経験からゼロからでも大手へ転職できる可能性はあると思う。数は圧倒的に少ないが中途で大手に入社した人たちを何人も見ている。そのすべてが転職サイトではなく知り合いによる引き抜きだった。転職サイトが悪いとは言わないが人脈を使って転職した方が良い結果がでる可能性が高い。
就職に失敗したり条件の悪い会社で悩んでいる若い人は戦略的に下積みを積んでほしい。10年後、20年後のなりたい自分を強くリアルにイメージすればきっと近づけると思うので是非試してみてほしい。