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最近炭火を使った焼き鳥などにハマっている。キャンプの時などは炭を水で消火し捨てていたのだが自宅では煙もでるためちょっと厳しい。以前購入した炭つぼを使ったら意外にも消火が簡単。炭つぼに火のついた炭を入れる手間はあるものの炭のドロや煙も出さずに処理可能。しかも炭の再利用までできると一石二鳥。バーベキューなどで使った炭は炭つぼを使って処理すると汚れず再利用できるので今一度炭の処理について再考してみてはいかがだろうか。
火消し壺は火のついた炭を入れると非常に高温になるため取り扱いには十分ご注意ください。耐熱グローブを使っても壷を長時間持つことが難しいです。
目次
火消しつぼとは
炭火を消化するためのつぼ。密閉した壷などに入れることで酸欠となり炭の火が消える仕組み。
陶器タイプ
筆者が使用しているのは陶器タイプの火消しつぼ。陶器なので断熱性は高い方だと思う。老舗の「株式会社カネ由商店」が製造販売しており品質はよさそう。
金属製(アルミ)タイプ
陶器だと割れる可能性があるため持ち運ぶ機会が多いなら金属製も選択肢のひとつ。ただ、陶器でもかなり高温になるためアルミで大丈夫なのかちょっと心配。購入を検討するならECサイトのレビューをよーく確認した方がいいだろう。
火消しつぼの使い方
消火中につぼが高温になるので子供と一緒にやる場合は特に注意が必要。
1. 火ばさみで火消しつぼに炭をいれる
バーベキューコンロや七輪の中の火が着いた炭を火消しつぼに移す。若干危険な作業なので耐熱グローブなどを使用するのが無難。
筆者はワークマンの「牛床革オイル内縫い内綿付き手袋 1双」を使用している。
2. 火が消えるまで待つ
いつもは翌朝までガレージ内で消火。なので12時間以上放置している。
炭ひとつであれば35分という記事があった。
少し時間はかかりますが、5分ほどでほぼ消化、35分で完全に消化できました。炭1個だけの実験ですので、たくさんの炭なら1時間はあったほうがいいかもです。
フタを開けて確認すると酸素が入ってしまうのでつぼの温度で消火を確認するしかないだろうか。少なくとも2時間は消火した方がよさそう。
火のついた炭を入れた火消しつぼは超高温になるためご注意ください。耐熱グローブで触っても熱いと感じるくらいの高温です。小さな子供がいる場合大けがにつながる可能性があるため消化中の火消しつぼの管理には細心の注意をお願いします。
ほんとありえないくらい熱いので注意してほしい。
3. 炭の片づけ
消火後の炭は基本火消しつぼ待機で問題ない。次回使う時に火消しつぼから出せばよい。消化後の炭は半分が灰なので動かすと灰が舞って大変なことになる。
炭の再利用
火消しつぼで消火した炭の再利用について注意しておきたいことがある。
消火した炭
消火後の炭は炭と灰が入り混じっている。灰は燃料としてもう使えないので再利用するときは「炭」と「灰」を分離しなくてはならない。
灰があると着火しない
燃料として使えない灰はさらに言うと着火の妨げにもなる。練炭や豆炭の場合灰が炭の周囲に残り再利用した時に灰が邪魔して着火できなくなる。
炭と灰の分離
再利用するために炭と灰を分離する。とにかく灰は着火の邪魔になるしゴミにもなるので再利用時は別にしなくてはならいない。
カゴを使って分離
どうやって灰を分離するかちょっと考えた。ひとつめのやり方がカゴでふるいにかける方法。以下は100円ショップで購入した樹脂製のカゴ。灰と炭のカスだけが通り抜ける絶妙なサイズ感。
火消しつぼからカゴに入れる。灰が舞うので服装には十分注意。可能なら防塵マスクを着用。
こちらが灰を取り除いた炭。体積が半分くらいになってそう。この状態であれば十分に着火可能である。
と、カゴを使った分離方法であるが結論を言うとあまりおすすめできない。理由は灰が大量に舞い上がるため。ゴミ袋に入れて処理してもかなり灰が舞い上がる。
つぼを振って分離
基本はこちらを推奨。できるだけ灰の被害を防いで分離するか考えた。
消火後の炭が火消しつぼに入った状態。この状態でフタを閉めて。振る、フル、シェイク。すると灰と炭が分離する。
分離した炭を火ばさみで取り出す。使えそうな炭を一通り取り出せた。
火消しつぼの中には灰と炭のカスが残るため処分する。
炭を廃棄する場合はお住まいの地域の処分方法をご確認ください。
取り出した炭を火消しつぼに戻してフィニッシュ。
火消しつぼを振って(シェイクして)分離させた方が灰が舞わないので安全。
まとめ
ちょっと前まで水を使って消火していたが掃除が非常に大変だった。鉄バケツに炭を入れて水をぶわーっって良く考えたら危ないな。火消しつぼは10年以上前から持っていたが使うようになったのはごく最近。火消しつぼの取り扱いが面倒と勘違いして出番が無かったのだが大きな勘違いだった。特に自宅であれば絶対に火消しつぼを使った方がいい。汚れないし再利用できるし危険も少ないしメリットしかない。ただ、キャンプ場とかだと荷物にもなるし時間もかかるのでちょっと使いづらいかも。場所によっては危ないけど鉄バケツ+水消火もありだろうか。
- 火消しつぼを使うと炭火を簡単に消化できる
- 火消しつぼは超高温になるので取り扱い注意
- 炭を再利用するときは灰と分離しないと着火しない
火消しつぼはビックリするくらい熱くなります。