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サーフィンの基本であるパドリング。海上での移動やテイクオフではパドリングの出来が効いてくる。姿勢とストロークに気を付けるのがポイント。できるだけ多くの水をつかみ長くストロークすると効率的である。
本稿は週末サーファーとして10年ほど活動した筆者の経験に基づいたものです。初心者から中級者に向けた講座でありエキスパートやプロフェッショナルとしての見解ではありませんのでご了承ください。
本稿は基本的にショートボードを想定している。
目次
パドリングのコツ
上手い人のまねをしつつ自身で色々実験してみるのが良い。
体を反らせて板を水平に
パドリングで一番大事なのがこの姿勢。体を反ってボードが水平になるようになるのがポイント。進んだ時にロッカー部分に海水を受けていたが揚力でふわっと浮く感じがすればOK。ショートボードであればノーズの先端が両手で握れるくらいが丁度いい位置だと思う。
サーフィンの世界大会。競技用のボードなので浮力が少なく沈んでいるように見えるが姿勢はこれがお手本。
こちらが参考にした動画。
波にはバランスをとって対応
海の上は多少なりうねりの揺らぎがあり常に水平とは限らない。何も考えずにパドルするとグラグラと揺れてしまう。おなかでバランスを取りながら海面の揺れに対応する。慣れるまではちょっと大変。チョッピーコンディションはパドリングが進まず難易度が高め。
ロッカーからの揚力を感じる
サーフボードの丁度いい位置に乗れていると進んだ時にロッカーから揚力を受けボードがふわっと浮かび上がる感覚がある。ノーズが立ちすぎていると抵抗となり進まないのでボードの中心が水平になっていることを確認しよう。
手のひらはすこし開く
水泳のクロールと同じで手のひらはほんの少しだけ開く。多くの水をつかむ感じで。指の間に隙間があった方が効果的のようだ。
クロールのストロークに近い
厳密には違うが水泳のクロールと同じようなストロークで。できるだけ遠くの水をつかむ感じで手を伸ばし、おへその部分をめがけて水をかく。
いっかいのストロークをゆっくり
これがポイントかなと思う。素早くパドリングすると進まない。自動車で言うところのホイルスピンみたいな感じ。上手い人のパドリングを見ているとわかると思うがワンストロークを「グイッグイッ」とやる感じ。初心者はできるだけ長い距離を水の抵抗を感じながらパドリングすると良い。
どうやったら効率よく早くパドリングできるか自身で色々と試してみた方がいい。
海以外での練習
サーファーにとって陸上練習は基本中の基本。
プールで水泳
海に行けない場合はブールで泳ぐとパドル力を多少維持できる。海まで遠い場合プールで修業。クロールでストロークを意識しながら練習するとよい。海に行けない日はプールってのもアリだ。
チューブトレーニング
プールにも行けない場合は自宅で筋トレ。特にトレーニングチューブはおすすめ。パドルに使う上腕三頭筋を鍛えられる。
腹筋や背筋をしておくのも良い。
ランニング
パドリングは持久力も必要になるためランニングで心肺機能を強化するのもアリ。
まとめ
一回のストロークを長くすると効率よくパドリングできると思う。素早くパドルするよりも水をつかむような感じでじっくりワンストロークを長くした方が良い。
- 体を反らして板の中心を水平にするような姿勢
- 水をつかむように一回のストロークを長く
- 陸上練習は効果があるのでおすすめ
海に行けない時は陸上トレーニングにはげみましょう。