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海に来たらいきなり入るのではなく準備体操をしながら海のコンディションを確認する。カレントの状態や混み具合など岸からでないと確認できないポイントも多い。初心者は怪我予防のため海を観察しながら30分くらい準備運動をしよう。
本稿は週末サーファーとして10年ほど活動した筆者の経験に基づいたものです。初心者から中級者に向けた講座でありエキスパートやプロフェッショナルとしての見解ではありませんのでご了承ください。
本稿は基本的にショートボードを想定している。
目次
入水前にやること
ショップのサーファーの方に教えていただいた入水前のルーディーンはストレッチをしながら30分海を観察するといったものだった。その日の波で自分がどういったライディングを目指すのか入る前にイメージトレーニングするのがポイントらしい。
準備運動
30歳の半ばから無理が効かなくなってくる。30歳過ぎたら入念にストレッチやっておいた方がいい。特に大きな波で変にワイプアウトすると怪我をする可能性が高くなる。20代の頃は無理が効いたが今は慎重に体を慣らさないと怖くて動けない。
ブレイクの確認
15分くらい海を見ているとどこで波が割れてどの程度の感覚でセットがくるのかわかってくる。海に入っているよりも岸から見た方が俯瞰できるため波のクセをつかみやすい。自信のレベルでどういったライディングができるのか。ショルダーの張るタイミングはあるか、インサイドでフィニッシュできるか、など色々と妄想しながら脳内練習する。
ラインナップの確認
ガチガチのポイントブレイクに容赦ないエキスパートが3人とか入っていたら波にのることはまずできない。逆に超初心者がいる場合は板が飛んで来たりライディングコースに入って来たり危険なことが多いのである意味注意。ポイントで入っている人達のレベルやクセを知っておくと便利。左右に割れる場合は好みの方向(レギュラーor グーフィー)があるので反対側に進めばドロップインしやすくなる。
カレントの確認
ビーチでは少なからず何等かのカレントが発生している。沖に向かうカレント(リップカレント)が見つかればそこからゲッティングアウトすると簡単に沖にでれる。波が大きくてもこのリップカレント(沖への出口)を見つければドルフィンなしで沖に行けるなんてことも。ブレイクポイントから沖に出ようとすると全く進まないので初心者は他の人のエントリーを見てポイントを見極めよう。
ボードの確認
ボードにクラック(亀裂)が入っていると海水を吸い込んでしまうので入水前にチェック。もしクラックが見つかったらリペアテープなどで簡易補修しておく。ウレタンフォームは水を吸収してしまうので放置するとどんどん板が重くなる。
ワックスの確認
デッキのワックスが効いているか確認。ワックスが効かないと滑ってまったくサーフィンができない。踏ん張りは効かないはパドリングでバランスが取れないなど、まったくサーフィンができなくなると言っても良いレベル。ワックステープなら問題ないがそうでない場合はしっかりとワックスをぬっておこう。
リーシュの確認
初心者はあまり気にする必要はないがダブルやトリプルといった大きな波に入る時はリーシュに痛みがないか必ずチェックする。以前ダブルオーバーのポイントにいったらエントリーするサーファー全員が入水前にリーシュをチェックしていた。切れたらヤバイという実感があるのだろう。
タイドグラフの確認
大潮の場合は潮の満ち引きで波のブレイクが大きくかわることがある。遠浅の海であればそこまで変化はしないが対象は影響がある。地形によっては潮が引いて突然パーフェクトウェーブが現れるなんてことも。慣れてきたら潮の満ち引きとポイントのクセを確認してみよう。
まとめ
20代の頃は準備運動などほとんどせずに海に飛び込んでいたが、40代になってからは「怪我の回避」が最優先で入念にストレッチしている。準備運動している間に良い波が来たとしても今は焦らず待てるようになってきた。初心者も焦らず準備運動をしながら波をじっくり観察してから入水しよう。
- 入水前に十分な準備運動しないと怪我の恐れがある
- その日のブレイクを見てどういうライディングをするかイメージする
- 波が大きい時はカレントを使って沖へ出る
焦って海に入らずじっくり波を観察しながらストレッチするのがポイントです。