【製品レビュー】UTEBIT LEDリングライト~超コスパの物撮り用LED照明~

製品レビューなどで深夜に物撮りをすることが多いのだが暗くてまともに撮影できない。苦肉の策でLEDランタンを撮影用照明に代用したが光が思い通りにならず断念。ISO感度を上げてごまかしていたが手振れなども発生し限界を感じた。お手頃価格のLED照明を見つけたので試してみることにした。

結果を言うと買って正解。照明があることで物撮りがかなり楽になった。室内照明だとカメラの位置決めが難しかったが、LED照明だと光の方向を変えられるのでカメラ位置が固定できる。たかが千円*1ちょいなのでもっと早く買っておけばよかったと後悔した。ただし、UEB給電のため照度はそれほど高くないように思う。デスク上での物撮りならいいが被写体と距離が離れるようなシーンでは使いづらい可能性が高い。物撮り初心者の方には入門用の照明としておすすめしたい。

*1:2019/10/17に1,078円で購入した。

注意

仕様などは2019年10月のもので最新の情報と異なる可能性があります。ご了承ください。

概要と外観

本体は金属製で物理的な耐久性は期待できそう。全体的にそこまで安っぽくなく価格相応の質感がある。これで配線やスイッチ類が長持ちしたらコスパはかなり良い。

スペック

ポイントは、スタンドが付属していないこと。ほとんどのLEDリングライトはスタンドが標準で付いているが本製品はライトと雲台のみ。1/4ネジに対応しているので手持ちの三脚などを使いたい場合はスタンドなしの方が好都合。スタンド付きに比べ価格が抑えられているところが魅力。サイズは6.3インチと他製品にくらべるとやや小さくコンパクトで良いが光量が気になる。

サイズ 6.3インチ
LED数 160個
色数 3色
調光 10段階
給電 5V(USB給電式)
雲台 付属(取り外し負荷)
スタンド なし
備品 ホットシューアダプター

外観

ライト本体の黒い部分は金属製。ディフューザーは樹脂製で薄い板のようになっている。

ディフューザー表面には細かいシボ加工が施されている。良い感じで光が分散してくれる。

雲台

本体下部に雲台が取り付けられている。この雲台は取り外しできない仕様。高級感は無いが価格を考えれば十分な品質。しばらく使ってみたがネジロックが若干弱い気がする。

中央に1/4ネジ穴があるため三脚などに取り付けられる。小型だが本製品の固定には十分な強度。

ホットシューアダプター

一眼の上などに取り付けられるホットシューアダプターが付属している。この手の部品は後から購入すると高いので付属してくれているとありがたい。ただ、バッテリー式ではないため一眼に取り付けて使うことはなさそう。

こんな感じで取り付けられる。

給電ケーブル

給電用のケーブルの途中にスイッチが付いている。ケーブルは200cmと使いやすい丁度良い長さ。

左から「電源」、「色変更」、「光量上げ」、「光量下げ」。同じデザインなので光量の上げ下げが毎回どちらかわからなくなる。プラス、マイナスやアップ、ダウンとか書いといてくれればわかりやすかった。

通電中は光色と光量を記憶しているため頻繁に点けたり消したりしても大丈夫。この機能は非常にありがたい。

本体からのケーブルの出方が微妙で、耐久性が気になる。壊れるとアレなので本体とケーブルの接続部分は大事に扱いたい。

給電はUSB TypeA。ノートPCから電源を取っているが問題なく動作している。5V 3600mAのUSBコンセントでも試したが特に問題なし。モバイルバッテリーでも動作した。

以下のダイソーの充電器で動作した。

モバイルバッテリーでも動作した。ちょっと面倒だがこでれで屋外でもLED照明を使える。でも、照度的に屋外で使う事はないか。

色について

色は3種類あり「暖光」はオレンジっぽく「白光」は青白い。「柔らかめ光」はふたつの中間の色合い。「柔らかめ光」が自然に見えるので一番使いやすい。ホワイトバランスをオートにすると色温度が安定しないことがあるので物撮りならマニュアルがおすすめ。マニュアルなら「白光」もよさそう。「暖光」はちょっと赤すぎる。

色の種類
  • 白光
  • 暖光
  • 柔らかめ光

ホワイトバランス 5,000Kで撮影

以下の設定で3色の写り具合を確認した。

シャッタースピード 125
F値 3.2
露出補正 0
ISO 640
WB 5,000K

白光

青白い感じの光だが5,000K(ケルビン)だと自然に感じる。ホワイトバランスマニュアルなら白光も使えそうだ。

暖光

5,000Kだと相性が悪いのか見た目よりも赤くなっている。この色は少し不自然なので使いにくいかも。

柔らかめ光

白光と暖光の丁度中間くらい。白光と比べるとやや不自然に見える。

ホワイトバランス オートで撮影

以下の設定で3色の写り具合を確認した。

シャッタースピード 125
F値 3.2
露出補正 0
ISO 640
WB オート

白光

オート撮影だと見た目より青白く感じる。部屋の照明とLEDライトの照明が重なっているからだろうか。筆者の環境ではホワイトバランスをオートにすると良い色合いがでない。見た目より色温度が高くなる傾向がある。

暖光

オートだと色温度が少し高くなるので少し自然に見える。

柔らかめ光

オートを使った場合この色が一番自然。毎回色温度を設定するのは面倒なので基本は「ホワイトバランス オート」+「柔らかめ光」で運用しよう。

光量の調整について

本製品は10段階で明るさの調整ができる。以下の条件で最小と最大明るさで撮影し比較した。

シャッタースピード 125
F値 3.2
露出補正 0
ISO 640
WB 5,000K

光量最大

ライトとの距離は約25cm。かなり近くにライトを当てているがそこまで明るくならない。ものによっては光量が足りなくなる可能性がありそうだ。

光量最小

最小にすると部屋の照明のみとほとんどかわらない。明るさを下げて使う利用シーンが思いつかない。

ライトを直接撮影

前述のカメラ条件でライトを直接撮影した。上が最大で下が最小。最大の場合直視すると少しまぶしいが最小は照明として意味がないくらい暗い。デスクでの物撮りだとしてももう少し光量がほしかった。

最小の明るさは使い道がなさそう。

LEDランタンと明るさの比較

明るさがどの程度の物かイマイチわかりづらいのでLEDランタンと比較してみた。使用したランタンはジェントス エクスプローラー EX-757MSである。かなり古いモデルだが電池は未使用の新しいものを使った。ランタンの照度は150ルーメン。

以下の条件で同時撮影。

LEDランタン 直接光
LEDリングライト 白光、光量最大

リングライトはディフューザーがあるため少しまったりしている。ランタンはLED素子が直なのでキツめの光。

今度はもう少し条件を合わせ同時に撮影。

LEDランタン ディフューザー(スパーの袋)あり
LEDリングライト 暖光、光量最大

LEDランタンは光が集中していてリングライトは分散されている。LEDランタンは一転集中で直線的な光のため撮影には向かない。ただし上手く光を分散させればランタンでも十分に撮影が可能。写真だとわかりにくいがLEDランタンの方は直視できないくらい光が強い。リングライトは部屋の照明レベルで直視して見れるレベル。撮影する物にもよるが物撮りライトとして光量が物足りない。

取付台

スタンドが付属していないので1/4ネジの何かに取り付けて使う必要がある。一般的な三脚であれば取り付けが可能。このライトに合わせて今回クランプ式雲台を購入した。思ったより作りが良く個人的におすすめ。

クランプ式雲台

このライトの購入に合わせクランプ式の雲台を購入した。机の上で撮影する場合は三脚だと邪魔になってしまう。クランプ式だとコンパクトで場所を取らない。

クランプの上に1/4ネジが付いているだけのシンプルな作り。細かな位置調整ができないので設置場所をよく考える必要がある。1/4ネジなので汎用的に色々なことに使えそう。

微調整はできないが金属製でしっかりした作り。LEDリングライトの重さなら全く問題ない。ただ、重量がそこそこあるので持ち運びにはあまり向かない。

雲台を二個重ねて高さを稼いでみた。撮影環境が決まれば問題なく使える。コードが意外に邪魔なので配線はよく考えよう。

雲台が2つあるので位置調整は、ある程度融通が利く。

太陽光+蛍光灯+LEDリングライトでの日中の撮影。LEDリングライトは「柔らかめ光」、ホワイトバランスは電球。少し赤いのでもう少し色温度を上げてもいいかも。あとレフ版を使ってあげるともう少し写りが良くなりそう。

クランプ雲台の詳しい説明はこちら。

【製品レビュー】UTEBIT クランプ 雲台~クランプで1/4ネジのカメラ、ライト、レフ板を固定する~

三脚

「Fotopro C-4i」に取り付けた。C-4iは古いのか今は取り扱いが見つからなかった。後継機があったので参考まで。

1/4ネジなので問題なく取り付けられた。

雲台2個になるので色々な角度に調整できる。ただし三脚へ取り付けた場合は、被写体と距離が空いてしまう。本製品の光量を考えると三脚だと少し使いにくいかも。フレキシブルアームなど被写体にできるだけ近づけられるようなものの方が使いやすい。

類似製品比較

スタンド無しのタイプを探していたため選択肢はなかった。スタンドありだと種類が多いのでどれを選んで良いか悩む。選び方のポイントは2つ。ひとつがスタンドの高さ。利用シーンに合わせ高さを選ぶ。二つ目がスマホスタンド。スマホを設置する場所がスタンドにより異なり、ライトの中央にセットするタイプであったり小型のスマホスタンドが付属するものがある。スマホ撮影で使わないのであればスタンドの高さで選べばよい。

選考した物は低価格のLEDリングライトである。被写体との距離がある場合や被写体が大きい場合は、もう少し上の価格帯で照度の高いものを選んだ方がいいだろう。コスパのLEDリングライトは被写体が小さい場合に向いている。

メーカー サイズ 色数 調光 給電 スタンド スタンド高さ 雲台 付属品(一部のみ)
OhaYoo 8インチ 3色 10段階 USB あり 低め あり スマホスタンド、Bluetoothリモコン、収納袋
Lomia 9インチ 3色 無段階 USB あり 高め あり スマートフォンホルダー、卓上三脚
Evershop 10インチ 3色 10段階 USB あり 高め なし 携帯電話スタンド
SXIYA 10.2インチ 3色 10段階 USB あり 高め あり スマートフォンホルダー、クリップ
YBLNTEK 10インチ 3色 10段階 USB あり 低め あり ブルートゥースセルフタイマーリモコン、携帯電話ホルダー
CleanDell 6インチ 3色 5段階 USB あり 高め あり スマホスタンド
UTEBIT 6.3インチ 3色 10段階 USB なし あり ホットシューアダプター

 OhaYoo

スタンドは高さがなくテーブルなどに設置して使用するタイプ。Bluetoothのリモコンが付属している。

Lomia

色温度と照度をダイヤルで調整するタイプで直観的に操作できる。スタンドは伸縮性のバーがあり高さの調整が可能。

Evershop

この製品は雲台ではなくライトの左右をスタンドで固定したスタンドミラーのような形をしている。スタンドは三脚タイプでなく円形の金属でインテリアぽい。

SXIYA

高さのあるスタンドが付属。スマホスタンドを固定するためのクランプ付きクリップが付いている。クリップは汎用的に使えそう。

YBLNTEK

フレキシブルのスマホスタンドが付属。低めのスタンド。他に比べ若干割安感あり。

CleanDell

伸縮性のあるスタンドで高さを微調整できる。

UTEBIT

珍しいスタンドなしのタイプ。スタンドが無い分価格が抑えられている。

まとめ

今までISO感度を上げて無理やり撮影していたがLED照明を導入してから深夜の物撮りがかなり楽になった。照度がやや物足りない気もするが机で撮影するには十分である。スタンド付きのタイプにくらべ価格が抑えられているのも魅力。小物の物撮りする撮影初心者におすすめしたい。

ポイント
  • 小さな被写体であれば照度は十分である
  • 大きな被写体や離れた被写体の場合は照度が足りない
  • スタンドが無いため他に比べ安い

本製品は、小さい被写体の物撮りを目的としスタンドを別途用意する場合におすすめできる。

合わせてこちらのクランプ雲台もしっかりした作りでおすすめ。

クランプ雲台の詳しい説明はこちら。

【製品レビュー】UTEBIT クランプ 雲台~クランプで1/4ネジのカメラ、ライト、レフ板を固定する~

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