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洋服などの収納に困り壁と押入れの天井にパイプハンガーを取り付けた。サイズが微妙なのでホームセンターでステンレスパイプを購入しDIY。パイプさえカットできれば何とかなるので気になる方はチャレンジしてみよう。
価格や仕様などは2020年1月に確認したもので最新の情報と異なる可能性があります。ご了承ください。
目次
取り付け計画
収納しきれない荷物が多くあるため壁や押入れにパイプハンガーを取り付け何とかする。
壁にパイプハンガー
壁にパイプハンガーと取り付けて長いものを吊るし収納する。木ネジが効く壁であればどこにでも取り付け可能。石膏ボードの場合はアンカーなどを使用する必要があり強度にも不安がある。見た目はアレだが色々と吊るし収納ができるので便利。カレンダー、防止、ザック、コートなど。
押入れにパイプハンガー
押入れにパイプハンガーを設置し服などを収納させたい。押し入れを服の収納に使うならパイプハンガーが使いやすい。ジャケットを一時的にかけておくのに使える。
材料
ステンレスパイプと留め具2個を使用する。DIYなので好きなサイズで取り付け可能。
パイプ
19ミリのステンレス巻パイプを使用する。カインズホームで購入。2020年12月時点で「ステンレス巻きパイプ-N19×1.0×1820」が税込みで798円。
太さのラインナップをネットで確認すると13、16、19、25、32、38mmの6種類。実店舗にはよく出るサイズしか置いていない。16か19ミリのどちらか悩んだが強度のありそうな19ミリを選択。パイプを細くすると留め具が小さくなり強度が落ちる。細いパイプの方がスッキリ見えるので強度とのバランスを考えて選べばよい。
留め具
留め具は主に3種類。パイプと同じサイズを選ぶ。
壁に対して水平に取り付ける金具。密着度が高く耐久性がある。可能ならすべてこれを使いたいくらい。
壁に対して垂直に取り付ける金具。パイプハンガーを任意の場所に取り付け可能。自由が利くのでポールの長さを調整できる。
こちらは中間地点に設置する留め具。パイプの距離が長い場合に補強のため使用する。
ネジ
ネジは留め具に付属しているので買う必要はないが強度を上げるために大きいネジを追加購入した。下が付属のネジ上が別途購入したネジ。
25ミリと長いので取り付け場所を選ぶ。木造住宅で太い柱なら問題なく取り付けられる。下地の木材が太くしっかりしている場合は大きいネジを使った方がよい。
長すぎると貫通してしまう場所があったため20ミリも準備した。鴨居などに取り付ける場合にネジが長いと貫通してしまう。
フック
パイプにS字フックを取り付ける。フックがあればザックなどをそのままひっかけることが可能。このフックは取り外しできないので取り付け時にパイプに通しておく。
工具
ステンレスパイプの長さを調整したい場合はパイプカッターが必須。鉄ノコでも何とかなるがパイプハンガーの方が無難。ノコだと時間もかかるしまっすぐ切るのが難しい。
パイプカッター
20年以上前に購入したパイプカッター。こんな昔の工具だが問題なく使えた。
類似品を参考まで。
本気でカットしたい場合は切断機などもある。
鉄ヤスリ
パイプカッターにバリ取り器が付いているが微妙に使いにくい。100円ショップの金属用ヤスリの方がマシ。断面は留め具で見えなくなるので大きなバリだけ取れれば問題ない。
電動ドライバー
留め具のネジは小さいので手動のドライバーでも何とかなるができれば電動ドライバーが欲しい。以下参考まで。
クランプ
パイプカッターを使うときにあると便利。素手で回転するパイプを固定するのは至難の業。何でもいいのでパイプを固定できる何かを準備しておきたい。
取り付け手順
パイプさえ必要な長さでカットできれば後は問題ない。ただし強度には注意。
1. 設計
取り付け位置を決め留め具を選ぶ。設置方法を決めたら留め具とパイプの長さを決める。前提として木ネジが効く場所にしか取り付けできない。
パイプが長い場合には中間用の留め具を検討する。
2. 材料準備
設計した内容に従い材料を準備。取り付け場所の木材が太い柱の場合は長いネジを使って固定強度を上げてもいい。
3. パイプカット
取り付け位置に合わせてパイプをカットする。
油性マジックでカットする位置に墨を付ける。斜めにならないように注意。
素手でパイプを固定するのは困難なのでクランプを使用。あまり強く締め付けるとパイプがつぶれてしまうので注意。
パイプカッターは少しづつ締め付けるのがコツ。パイプに少しづつ削らないと上手くカットできない。パイプカッターを回す時に抵抗が強すぎないようにする。
パイプカッターを強く締め付けすぎると壊れるので注意。
バリが気になるが留め具にはまるのであればあまり気にしなくていい。大きなバリだけ鉄ヤスリで取る。
パイプカッターで上手にカットするには少しづつ締め付けること。回す時に抵抗が強い場合は締め付けすぎなので緩めてから回す。パイプカッターは何度も回転させる必要があるのでかなり手間がかかる。
4. 留め具取り付け
まず片側の留め具を取り付ける。取り付け位置は鉛筆などで墨付け。
反対側の留め具を取り付け。マスキングテープなどで仮止めしておくとよい。もしくは2人で作業すれば完璧。
取り付け例
リフォームで4カ所取り付けた。例では3カ所を紹介。壁と押入れ2つ。
壁に取り付け
左側は太い柱なので大き目のネジで固定。かなり強固に取り付けられた。
強度を上げるために中間にも留め具を付けた。
右側は鴨居に取り付け。長いネジだと貫通してしまうのでここだけ短いネジを使用。
ウエットスーツ2枚吊り下げてもびくともしない。10kgくらい行けそうな気がする。
押入れの天井(幅90cm)
こちらは左側。ジャケットなどをかけるのに短めのポールハンガーを設置。天井への設置なので強度はある。
右側。壁が石膏ボードなので天井に取り付け。
余ったハンガーなども吊るして置けるのでかなり役立っている。
押入れの天井(幅150cm)
幅150cmなのでちょっと強度が心配。そこそこ重いものを何度か吊るしたが問題なかった。
長い差があるが2か所しか固定していない。中央に留め具を付けるとハンガーをスライドできなくなるのであきらめた。
まとめ
ステンレスは堅いのでパイプカッターで切れるのか心配であったが問題なくカットできた。コツは低い圧で回数をかけて回転させること。時間さえかければステンレスパイプでもキレイにカットすることができる。パイプハンガーを付けると収納が圧倒的に楽になる。2,000円前後の予算で取り付けられるので洋服の収納に困っている方にはおすすめしたい。
- パイプカッターは弱い圧で回数をかけてカットする
- ステンレスパイプはツッパリ棒に比べ圧倒的な強度がある
- むき出し金属だがデザインは悪くない
19ミリくらいのパイプがスッキリしておすすめです。