PCR検査、抗原検査、抗体検査の違い~感染力を失っても核酸の断片が残るためPCR検査で現在の感染を確認することはできない~

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厚生省に問い合わせた時に「PCR検査と抗原検査・・・」と何度も抗原検査というキーワードが聞こえてきた。専門家ではないのであまり気にしていなかったがせっかくなので軽く調べてみる。抗原検査のほかに抗体検査などという紛らわしいものまであったのであわせて確認。ざっくり調べてみるとPCR検査の説明が怪しいサイトが多い。何かというと「PCR検査で現在の感染が確認できる」と説明しているサイトが多い事。この説明はもともと厚生省が出したものではないかと推測している。厚生省のサイトからこのような文言はすでに消えているがスナップショットで確認できたので可能性は高い。PCR検査によって「何を確認できるのか」今一度厚生労働省に問い合わせしたいと思う。

注意事項

執筆者は医療の専門家ではなく本稿の内容は個人的な意見でありその内容を保証するものではありません。詳しくは引用元の記事でご確認ください。

参考文献の確認

専門家ではないのである程度信頼できるサイトを使ってお勉強する。

PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは? | 済生会

社会福祉法人 恩賜財団 済生会の記事。専門の医師が監修しているので信頼してよさそう。


参考
PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは?済生会

PCR検査はウイルスの断片や破片を見つけ出すなどと聞くがその通りのようだ。見つけ出すのはウイルスの遺伝子で通常では検出できないものまで見つけ出せると。遺伝子の破片なのでウイルスがどんな状態でも反応するのだろうか。

引用:PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは? | 済生会

PCRはウイルスの遺伝子だったがこちらはウイルス自体を検出。PCR検査と比べると感度は低いようだ。インフルエンザの検査とかはこれだろうか。

引用:PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは? | 済生会

抗原と抗体が似ていて混乱しそう。抗体検査は過去に完成したかの確認ができる。用語として概要だけでも知っておくと役に立つだろう。

引用:PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは? | 済生会

はい、核心を突いた内容きました。おさらいしましょう。

ポイント
  • 疑わしくない人の検索数が多くなると偽陽性が増える
  • 擬陽性が増えると検査の信用度が下がる
  • 基本は病気が疑われる人が受ける検査である

本当に検査するべき人だけを検査する理由
この結果から分かることを整理してみましょう。

1.疑わしくない人まで対象に含めて検査人数が多くなると、偽陽性の人数が多くなってしまう(真陽性〈本当に陽性〉の人数よりも多い!)。

2.偽陽性の人数が多くなると、検査の信用度が下がってしまう。

検査を受けて陽性といわれても、その人が本当に陽性である確率が約7.8%だとすれば、はたして検査をする意味があるのか、分からなくなってしまいそうです。

そもそも、病気が疑われる人に行なうのが検査です。検査を受けたい人は誰でも受けられる……ではなく、検査を受ける必要がある人が全員受けられる、という体制が求められているといえるでしょう。

引用:PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは? | 済生会

こういったまともなことを言う先生の記事が中々表に出てこないのは非常に残念である。

新型コロナウイルスPCR検査・抗原検査・抗体検査の違い | GME医学検査研究所

非常にわかりやすくまとめられていたので参考になった。


参考
新型コロナウイルスPCR検査・抗原検査・抗体検査の違いGME医学検査研究所

抗体検査では血液中に抗体があるかチェック。抗体を見つけ出すので抗原と逆のパターンになるだろうか。

引用:新型コロナウイルスPCR検査・抗原検査・抗体検査の違い | GME医学検査研究所

以下の資料がちょっと解せない。PCR検査で「現在感染しているかどうか」がわかるとしているが本当だろうか。

引用:新型コロナウイルスPCR検査・抗原検査・抗体検査の違い | GME医学検査研究所

上記の表では遺伝子の断片が検出されたことで「現在感染」としているが以下の記事と内容を大きくことなる。電凸(電話によるお問い合わせ)案件かもしれない

PCR検査での陽性とは、PCR検査で新型コロナウイルスが検出されたことを意味します。

PCR法は何を検出しているのかというと、ウイルス遺伝子(新型コロナウイルスRNA)の断片になります。ウイルス遺伝子の断片が見つかったということは、「ウイルスが今いる」、あるいは、「少し前にいた痕跡がある」ということになります。

つまり、ウイルスの断片が残っていれば陽性になるということです。そのうえで、ウイルスの状態がどうなのかまでは、わかりません。ここがポイントです。PCR検査で確定できないことはいくつもあるのです。その例を5つ示します。

1=「ウイルスが生きているか」「死んでいるか」もわからない。

2=「ウイルスが細胞に感染しているかどうか」もわからない。

3=「感染した人が発症しているかどうか」もわからない。

4=「陽性者が他人に感染させるかどうか」もわからない。

5=ウイルスが「今、いるのか」「少し前にいた」のかも、わからない。

引用:新型コロナ「検査の陽性者」=「感染者」ではない…!PCR検査の本当の意味(本間 真二郎) | マネー現代 | 講談社(2/7)

と、他サイトも調べてみたが医療系サイトのほとんどがPCR検査で現在の感染を確認できるとしてる。ちょっとおかしいぞ。

PCR検査で現在の感染を確認できるのか

PCR検査について調べていたら「現在の感染を確認できる」といった内容が多かった。テレビなどの報道でも死んだウイルスで陽性になることもあると聞いていたので違和感しかない。PCR検査がウイルスの何を検出することで何がわかるのか確認したい。

以下にPCR検査について詳しく解説しているサイトがあった。PCR検査陽性で感染ではないとしている。

偽陽性については、さらに多くの問題点が指摘されている。そもそも「PCR検査陽性者=新型コロナウイルス感染者ではない」と多くの感染症専門医が強調している。まず、検査陽性者の中には無症状の人が多く存在するが、これらは感染者ではない。新型コロナウイルスが体内に侵入し、細胞内で増殖して初めて“感染”が成立するが、人間にはこうした病原微生物から身を守る免疫機能があるため、ウイルスを吸っても必ず感染するわけではない。しかし、新型コロナウイルスで用いられるPCR検査では、空中を漂っている不活化したウイルスがたまたま吸われて、検体である鼻粘膜や唾液に数個でも混ざっていれば陽性と判定される可能性が高い。

引用:今さら聞けないPCR検査のイロハ 検査の限界を知り、慎重な判断と対応を心掛ける | メディアスホールディングス株式会社

引用の引用で申し訳ないのだが厚生省のページで以下の表が過去にあったのではないだろうか。この表を基にして他医療機関などは啓蒙しているのではないだろうか。PCR検査で「現在完成しているか」がわかるかわからないかを確認した方がよさそうだ。これも電凸案件である

引用:今さら聞けないPCR検査のイロハ 検査の限界を知り、慎重な判断と対応を心掛ける | メディアスホールディングス株式会社

まとめ

PCR検査で「現在感染していることがわかる」とうたったサイトが多くあったので怪しいと思ったら、元ネタは厚生省かもしれない。現在は削除されて見つからなかったのだが以前はPCRで現在の感染が確認できるとしていたのではないだろうか。PCR検査でなにが分かるのか今一度厚生省に問い合わせしてみたいと思う。

ポイント
  • PCR検査はウイルス遺伝子の断片が体内にあるか確認する検査
  • 抗原検査はウイルス本体が体内にあるか確認する検査
  • 抗体検査は過去に感染したか確認する検査

また、厚生省にお問い合わせですね。

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