アルファードの自動運転~30系前期のレーダークルーズコントロールはどこまで使えるのか~

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我が家のアルファードも3回目の車検も終えて7周年を迎えた。今回はレーダークルーズコントロールと呼ばれる運転支援機能について紹介する。これは、クルーズコントロールの少し進化したもので前方の車に合わせ車速をコントロールしてくれる機能。完全停止機能もあり渋滞などでも使うことができる。はじめはほとんど使っていなかったが2年目くらいから多用するようになった。ペダルを踏む足が疲れた時や高速の渋滞では良い感じで運転支援してくれ便利である。多分機能はあるものの使っていない人は多いと思うのでこの機会に是非ともチャレンジしていただきたい。

注意事項

本記事は車の操作について解説しておりますが安全のため詳細は自動車の取り扱い説明書にてご確認ください。

アルファードの自動運転

アルファード運転席

人の命にかかわることになるので完全自動はいろんな意味で難しそう。ハッキングによる自動車事故を装った暗殺なんて犯罪も起きるかもしれない。

自動運転のレベル

自動運転はレベル分けされておりアルファードのレーダークルーズコントロールはレベル1に分類される。開発者の責任などセンシティブな内容が多いのでレベル2の本格導入はまだ時間がかかりそう。

レベル 名称 説明
5 完全自動運転 常にシステムが全ての運転タスクを実施
4 特定条件下における完全自動運転 特定条件下においてシステムが全ての運転タスクを実施
3 条件付き自動運転 システムが全ての運転タスクを実施するが、システムの介入要求等に対してドライバーが適切に対応することが必要
2 特定条件下での自動運転機能(高機能化) 【例】 高速道路での自動運転モード機能
①遅いクルマがいれば自動で追い越す
②高速道路の分合流を自動で行う
2 特定条件下での自動運転機能(レベル1の組み合わせ 【例】車線を維持しながら前のクルマに付いて走る(LKAS+ACC)
1 運転支援 【例】自動で止まる(自動ブレーキ)
前のクルマに付いて走る(ACC)
車線からはみ出さない(LKAS)

引用:国土交通省(自動運転のレベル分けについて)

後期型との違い

同じ30系アルファードでも違いがあるようなので説明書を確認してみた。

アクセルペダル操作をしなくても、車間制御モードでは、先行車の車速変化にあわせた追従走行を行い、自動的に加速・減速・停止をします。定速制御モードでは、一定の車速で走行できます。高速道路や自動車専用道路で使用してください。

引用:アルファード 前期 取り扱い説明書

どうやら後期モデルでは「通信利用型レーダークルーズコントロール」と呼ばれるものが搭載されているようだ。

アクセルペダルを踏まなくても、車間制御モードでは、先行車の車速変化に合わせた追従走行を行い、自動的に加速・減速・停止をします。定速制御モードでは、一定の車速で走行できます。通信利用型レーダークルーズコントロールは ITS Connect を装備している車両のみ使用できます。高速道路や自動車専用道路で使用してください。

引用:アルファード 後期 取り扱い説明書

前期との運転アシストの大きな違いはLTAがあるところ。ハンドル操作支援は使ったことがないが非常に有用だとと思わる。

白(黄)線が整備された道路を走行中、車線または走路※からの逸脱の可能性を警告するとともに、車線または走路※からの逸脱を避けるためのハンドル操作の一部を支援します。また、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)(→P. 326)の作動中は、車線維持に必要なハンドルの操作を支援します
白(黄)線または走路 ※ を前方カメラで認識します。また、先行車を前方カメラやレーダーで認識します。

引用:アルファード 後期 取り扱い説明書

前期はアクセルワークだけの支援なのでハンドル操作はドライバーに一任される。

レーダークルーズコントロールの使い方

ざっくりはこんな感じ。車間距離は設定しなくても問題はない。スイッチを入れて速度設定するだけ。割り込みやオートバイなど正しく動作しない可能性もあるので気を抜くことはできない。

ポイント
  1. ハンドル右下にあるクルコンのスイッチをONにする
  2. レバーで車速を設定する
  3. 車間距離を設定する
  4. 停止した場合レバーで再発進する

自動ブレーキなしのクルコン

1995年くらいにクルーズコントロール(クルコン)の付いた車に乗っていたのでだがほとんど使わなかった。高速道路でりようするのだがブレーキをかけるとクルコンが解除されてしまうので、「ブレーキ」「解除」「再設定」の繰り返し。前方に全く車のいない環境であれば快適なのだが中々そんな道路はない。

レーダークルーズコントロールを使ってみた

運転補助としては十分に使える機能だと思う。ドライバーの負担軽減に大きく貢献している。

悪いところ

簡単に気になるところをまとめてみた。

無理な割り込みをされると危険

車の前方についてレーダーで車間距離を見ているので車間距離の無いタイミングで割り込みされると急ブレーキになってしまう。人が操作していれば割り込みしそうな車をすぐに察知できるのだが機械だとそうはいかない。なので無理に割り込みしそうな車が近づいてきたらクルコンを切るかブレーキの準備をしている。

オートバイなど小型車の検知

どこまで反応するのかわからないが前方がオートバイなど小型車の場合はクルコンは使用していない。実際どこまで反応するのか実験はしていないのではっきりしたところはわからない。試すにしても失敗したら大変なことになってしまう。

かっくんブレーキ

想像よりも自動ブレーキの停止はマイルドで使いやすい。ただ人の感覚と違うので慣れるまではかなり怖い。人が運転していると前の前の車などのブレーキランプや車間距離で減速の必要性を察知できるが、機械は単純に距離しかみていない。なので前の車が急ブレーキを踏みそうなシチュエーションがあったとしてもノーブレーキで逝ってくれる。結果問題ないことも多いが慣れないと怖い。

良いところ

高速道路の渋滞で輝く。

足が疲れない

年を取ってくると色々と体の自由が効かなくなってくる。サーフィンの帰り道だとかなり危険。波が良くて何度も板の上で踏ん張っていると帰りの車でアクセルを踏む足がぷるぷるしてくる。30代のころはこんなことなかったのだが・・・。そんなときダラーっと走る道はクルコンの方が安全。足がつってブレーキが踏めないとかシャレにならない。長時間の運転の時も役に立っている。

高速の渋滞で輝く

説明書でもある通り使用するのは高速道路か自動車専用道路のどちらか。交差点などがある一般道での運用はちょっと厳しい。ただ、高速道路であればカナリ使える。自動ブレーキを使った追従機能があるので渋滞の時は威力を発揮する。

完全停止とレバーによる再発進

このクルコンは完全停止までしてくれるので渋滞でも十分に使える。ただし、停止後の再発進はドライバーの操作が必要。この操作が手元のレバーで行えるため足への負担が少ない。アクセルでも発信できるがレバー操作が圧倒的に楽ちん。

まとめ

サンルーフ

購入した当初は興味半分で使っていたがそのうちクルコンは使わなくなってしまった。そんな折サーフィンの帰りに足首がつかれたプルプル状態に。経路は終始高速なのでクルコンを使用。そしたら便利なことこの上ない。何でいままで使わなかったのだろうか。そのあとレバーでの再発進ができることを覚えて高速の渋滞でも使うようになった。安全性は完璧とは言えないものの運転支援としては十分な機能ではないだろうか。使ってない人は高速で早速練習してみよう。慣れれば便利で楽しいハズ。

ポイント
  • アルファードのクルコンはレベル1に相当する
  • 無理な割り込みや小型車などへの対応は注意が必要
  • 完全停止可能なクルコンなので高速の渋滞で真価を発揮する

慣れたら快適なので使った方がいいと思います。

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