【波乗り初心者講座】(21)波予報と風予報~うねりや風向きに合わせて前日から波の良いポイントを予測しよう~

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しばらくサーフィンをやっているとわかると思うがポイントによってはまったくサーフィンできないこと(テイクオフできないこと)がある。高速代ガソリン代も含め一万円以上交通費がかかる場合はすべて無駄になってしまう。波が無くてもパドリングの練習はできるが陸上練習や筋トレの方が効果的である。無駄な労力を避けるためにも波予報は非常に重要と言える。

注意事項

本稿は週末サーファーとして10年ほど活動した筆者の経験に基づいたものです。初心者から中級者に向けた講座でありエキスパートやプロフェッショナルとしての見解ではありませんのでご了承ください。

サーフィンができないコンディション

オンショアが強すぎたり波が大きすぎるとサーフィンできなくなることがある。

うねりがない

湘南や静岡の静波海岸などの内海は外海に比べうねりが届きにくく波がないことが多い。小波専用ボードやロングボードであればスネヒザの波にも乗れないことはないが非常に厳しい。遠方から来る場合それに見合ったリターンはないと言える。ただ千葉北や伊良湖、御前崎などのポイントは外海なのでうねりがないことはまずない。まれに無風波無のコンディションはあるが行けば1本くらいはのれることが多い。

ジャンクコンディション

オンショアと呼ばれる沖から岸に向かう風が強い場合海面があれジャンクコンディションとなる。多少であればこの荒れた波のタイミングを見計らってテイクオフはできるがまともにサーフィンはできない。オフショア(岸から沖への風)であれば多少強風でも耐えられるがオンショア強風はつらい。

クローズコンディション

台風や大きな低気圧が近づくと海はサーフィンできない状態(クローズ)となる。無風面ツルであってもトリプルオーバーでは選ばれたエキスパートでもない限り入水はできない。このような時は台風ポイントと呼ばれる場所でサーフィンできるようになるのだが色々と問題があるのでここでは割愛する。もちろん海が荒れすぎてもクローズとなる。

地形が悪い(ブレイクしない)

風良し、うねり良し、なのに地形がアウトということが良くある。ビーチと呼ばれるボトム(海底)が砂のポイントは地形がかわりどん深になってしまうことがある。このようなポイントは近いが悪いと言われ波がブレイクしないしライディングできる場所がない。どんなに良いうねりがはいっていたとしてもブレイクしなければサーフィンはできないのだ。

ネット情報で楽々予想

初心者は有料アプリをしばらくつかってみてもいいだろう。

無料の波予報

有料アプリとの兼ね合いもあってかありまり無料での波予報はない。有料サイトの無料版が一番わかりやすいだろうか。概況しかわかならいのであまり参考にならないかも。

サーフショップや地域の波情報

千葉北に行くときに筆者が参考にしていたのが本須賀の波情報。毎日更新されていて千葉北にどれだけのうねりがはいっているのかチェックできた。


参考
九十九里浜本須賀海岸波情報発信|本須賀波乗り倶楽部サーフィン情報サイト

ホームポイントの近くのサーフショップなどで波情報を公開していることがあるのでチェックしてみよう。

有料アプリ

月額300円くらいで利用できる波情報アプリ。当日の朝イチの情報から波予報まであり初心者には非常にありがたいサービスである。慣れないうちはこういったサービスに頼るのもいいかもしれない。先輩サーファーがいれば天気図や気象情報からチェックしてくれるのでそれを参考にするのもよい。

Point

慣れてきたら気象情報から波の予想ができるようになるが、初心者のうちは有料の波情報アプリを利用するのもアリ。

SNS

Twitterなどで全日の波情報をチェックできることがある。前日のうねりのサイズやブレイクなど参考になることがあるのでぜひともチェックしたいところ。

気象情報から波を予測

あまり大きな声では言えないが有料の波予報より慣れればこちらの方が使いやすい。

うねりの予測

筆者は20年近く「GPV 気象予報」を参考にうねりの予報を立てていた。

まずは、http://weather-gpv.info/にアクセスする。

メニューの「沿岸波浪」をクリックする。

波高のグラフが表示される。エリアを「西日本」に変更し沿岸波浪を再度クリック。パラメータを変更するたびに対象の項目を再度クリックする必要がある。

これで茨城や千葉のポイントもチェックできるがもう少し詳細を知りたい。モデルを「詳細(39時間)」に変更、エリアを「関東」に変更、沿岸波浪をクリック。

茨城から伊良湖までの詳細をチェックできる。予報を知りたいので「予報時刻」を未来時刻に変更し波高をチェックする。

何時くらいに波がどの程度高くなるのかチェックする。以下のサンプルは台風接近でかなり波が大きくなっている。黄色やオレンジいろが近づいてくるとクローズになりやすい。ポイントによってくせがあるためこの波グラフとポイントの関係を体感で覚える。このグラフでおおよその波高はわかるが完ぺきではない。遠くに熱帯低気圧や台風がある時にはグラフよりも波高がたかくなったりすることがある。逆にどフラットの時は黒に近い青色になるためわかりやすい。

風の予測

こちらも同じくGPVを使ってチェックする。やり方はほぼ同じ。

千葉北の月曜日朝6時の風予報例チェックを例に説明する。

まず、メニューで詳細、関東、を選択し「気圧・風速」をクリック。予報時刻のスライダーを移動して月曜日の6時に変更。千葉北の風向と風速をチェック。以下のグラフはちょっと極端であるがオンショア10メートルなので完全にクローズである。これで指定された時刻がオフショアかどうかなどをチェックすることができる。

SCW

GPVと新サービスがありこちらはもう少し見やすくなっている。

まとめ

うねりよりも重要なのか風向き。オンショアが強すぎると波が悪くなることが多いのでできるだけ風をかわすポイントを選びたい。GPVなどの気象予報を使えば目的の日にオフショアになりそうなポイントをチェックできる。風をかわせるポイントが選べる場所であれば非常に有効。静岡などは御前崎と静波でオフショアの向きが違うため風予報が非常に役立つ。波浪予報も完璧ではないものの使える。まれに太平洋岸の波浪グラフが真っ青になることがあるがそんな時は陸上トレイーニングなどをした方がいい。特に遠方からの行く場合は時間もお金(交通費)もバカにならない。慣れるまでは有料波情報でもいいが、気象情報と海のコンディションの関係を覚えると非常に便利。個人的には有料波情報より気象情報の方が確実で使いやすいと思っている。なので初心者は有料波情報を使いつつじぶn

ポイント
  • 初心者は有料の波情報サービスが使いやすい
  • 気象情報での予想は慣れれば有料サービスより使いやすい
  • GPVの風向と風速の予想は非常に便利である

GPV気象予報はウインドサーフィンのブログで知りました。

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