初心者がエレキギターのボリュームダイヤルポットを交換する

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若かりし頃に購入したギターが完全に壊れたのでボリュームポットを交換することにした。完全にはじめての作業でポット選びから迷走したがなんとか無事音がでるようになった。安価に修理できるのでギターが故障したらお店に出す前に自分で直してみるのもよさそう。

注意事項

筆者はエレキギター修理の専門家ではありません。不適切な言動やお作法があるかもしれませんのでご了承ください。素人目線での修理エンタメとして参考ください。

注意事項

初心者のはんだ付けは危険なので十分に注意してください。はんだ付け直後のパーツは高温なので絶対に素手で触らないでください。はんだを溶かした時に高温の煙がでるので絶対にはんだ付けする部分に顔を近づけないでください。可能なら慣れている人と一緒に作業しましょう。

アンプから音が出ない

以前エレキギターを分解して何とか音がでるようになったのだがちょと怪しい。

20年以上前の音が出ないエレキギターを分解して何とかする

ボリュームダイヤルが怪しい

ボリュームダイヤルをちょっと触れただけで音が出なくなったりする。ネットやYoutubeで調べた感じポットが故障している可能性が高い。ポットは数百円で購入できるので思い切って交換することにした。

ポットの種類

初心者がぶち当たる壁がここ。「どのポットを選んでいいの?」である。とりあえず今ついているやつと同じものにすればいいのだがポイントがあるためいくつか紹介する。

項目 バリエーション
抵抗(Ω) 250KΩ、500KΩ
ポットサイズ φ16、φ24
ボルトサイズ インチ(約9.5mm)、ミリ(約7-8mm)
カーブ A、B、C

抵抗(Ω)

出力を制御する抵抗を選択する。抵抗は既存ポッドのどこかに必ず刻印してあるのでそれで調べることができる。たぶん抵抗は同じにしとかないとダメな気がする。

ポットサイズ

はじめて知ったのだがポットにはいくつかサイズがあるらしい。筆者のやつは16ミリだったので間違って24ミリ買ったら大きすぎて取り付けできなくなってたと思う。このポットサイズも重要。ノギスか物差しがあれば何とか確認できるハズ。

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ボルトサイズ

どうやらインチとミリの2パターンあるみたい。ノギスで計ったら根元の径が8ミリだったのでミリ規格のM8と勝手に判断した。

カーブ

AとかBとかあるが抵抗がリニアか放物線かの違いらしい。調べたらそれほど重要な項目ではないようだったのでリニアのBカーブを選択。既存ポットのカーブは何か確認できないのもあったのでカーブについては気にしないことにした。

道具の準備

実は以前ハンダゴテを購入したのだが出力が小さすぎてまったく使えなかった。

断線したLED照明の修理~ハンダゴテのワット数が低すぎてはじめてのはんだ付けは大失敗~

はんだごて

Amazonで適当に買ったハンダゴテ。超安価であるが問題なく使えている。使用頻度が低ければこんなんでよさそう。40Wくらいないと温度が上がらず使いづらい。精密用の20Wとか使いづらいので気を付けよう。

はんだこて台

無くても何とかなる気もするが必須レベル。ハンダゴテの使用頻度が少ないとしても買っておいた方がいい。グルーなんかと違ってハンダゴテは高温になるので台は必須。これないと危険だから買って。

はんだ吸収線

ケース付きのやつが使いやすくてよい。こちらの道具も必須と思っていいだろう。

はんだ

ケースから「みにょーん」て伸びるタイプなのだが想像以上に使いやすい。

ポット交換

はんだづけ作業が慣れていない人は火傷に注意しましょう。あとはんだを溶かした時に上方向に高温の煙が発生するのでこちらも気を付けたいところ。

1. 配線の確認

配線の知識がないので基本は元通りにすることで対応。スマホの撮影で位置を記録。あとマスキングテープを使って取り付け位置ラベルを付けておく。カメラはいろんな角度でとっておかないとどこがどこかわからないくなってしまう。徹底的に撮影しておくのが吉。

2. 旧ポット取り外し

はんだ吸引線を使ってはんだを取り除きポットを取り外す。このときポットは周囲が高温になってしまうので注意した方がいいらしい。筆者は気にせず「ガンタンいこうぜ」で対応。

見た感じ温度が上がり過ぎてヤバそう。

取り外しに手間取って高温になってしまったので完全に逝ったような気がする。

3. ポット取り付け

既存のポットと同じ配線で元通りにする。

右側が本体に接続していたので同じように配線。

今回はピンセットとクランプを使ってポットを固定。たぶんラジオペンチとかの方が安定したかも。

配線が終わったので元にもどす。カバーを開けたままにして音がでるか確認した方がいい。ポットの取り付け方によって音がでなくなる場合があるのでダメなら固定し直すと上手くいくハズ。

まとめ

今回は苦手なはんだ作業であったがなんとか成功。修理に出したら時間もお金もかかるのでよかったのではないのだろうか。ビンテージギターでなければ自分で直した方がよさそう。

ポイント
  • ポットは抵抗、本体サイズ、ボルトサイズが同じなら何とかなる
  • 素人でもポットの交換はできそうだがはんだごての取り扱いは注意
  • 配線は入念に写真撮影し記録してくのが吉

実質千円くらいで修理できたのでよかったです。

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