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壁掛けテレビの金具と取り付け方法についてまとめた。結果から言うと木造で柱や間柱がある場所であれば容易に取り付けることができる。間柱などがなく固定できない場合は石膏ボード用の金具が必要になる。この金具はコスパが悪いが壁へのダメージが少なくメリットが大きい。
取り付け場所が壁に対して水平でない場合はアーム式を使うことで解決できる。部屋の角に設置する場合などはこれがあると便利。固定式は壁との設置面積が多く大型テレビの取り付けに向いている。壁掛けにすると部屋がすっきりして掃除もしやすくなるのでおすすめ。
仕様などは2020年8月に確認したもので最新の情報と異なる可能性があります。ご了承ください。
本記事では取り付け手順を紹介していますが、基本は付属の説明書に従って取り付けしてください。
石膏ボードアンカー、石膏ボードフックによるテレビ壁掛け金具の取り付けは本来の方法と異なるため自己責任でお願いします。
目次
金具タイプ
筆者的に壁掛けテレビの金具を3つに分類した。取り付けるテレビの重さや向きによって選ぶ。
金具の種類 | ポイント |
---|---|
アーム式 | テレビの向きを変えられる。配線の取り付けや変更が容易。取り付け後にテレビの位置を変えられる。 |
固定式 | 壁側の取り付け面積が広く強度がある。壁との距離が短くすっきり見える。重いテレビにも使える。 |
スタンド | 壁への加工が不要。置くだけなので設置が楽。 |
アーム式
耐荷重の高い製品もあり強力にテレビを固定できるが固定式金具に比べると強度的に劣る。アームを伸ばした時に支点から距離ができるのでどうしても負荷が高くなってしまう。
- テレビの取り付け位置が壁に対して斜めになっている
- テレビの視聴位置を頻繁に変えることがある
- 頻繁にテレビの配線を変更することがある
テレビを壁にぴったりと貼り付けた状態で運用するのであれば固定式を選ぶのが無難。
壁側の取り付け面積が広いタイプ。ボルトを固定する穴が複数あるため間柱などの位置に融通が利く。耐荷重も60kgと剛性も高く大型テレビの取り付けも可能。
筆者が2回購入した金具。間柱の真上に取り付けるならこれで十分。間柱の位置がテレビの中心にない場合は取り付けられない。
固定式
アーム式に比べ支点からの距離が近いので取り付け部分に対しての負荷が少ない。固定式を間柱にボルト固定したらかなり安定感がある。60インチなどの大型テレビは重量があるので固定式を選択したい。
- テレビの取り付け位置が壁と水平になっている
- テレビの視聴位置を変えることがない
- 頻繁にテレビの配線を変更することがほとんどない
耐荷重60kgで価格も手ごろでおすすめ。
スタンド
壁掛けではないが壁掛けに近い形でテレビを設置できるスタンド。以前これに近いタイプを使ったことがあるがテレビ下の脚がどうしでも気になってしまった。すっきりさせたいなら壁掛けにした方がいい。
壁寄せスタンド。カラーバリエーションもあり部屋の雰囲気に合わせられる。
取り付け方法
木造であれば間柱への固定が無難。石膏ボードへの取り付けはコスパは悪いがテレビ用の壁美人が安心できる。その他の方法は自己責任だがイケる気がする。
取り付け方法 | コスパ | 強度 |
---|---|---|
木造で間柱にビス止め | ★★★★☆ | ★★★★★ |
石膏ボードにホチキス止め | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ |
石膏ボードアンカーで固定 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
石膏ボード用棚フックで固定 | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
石膏ボードフックで固定 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
※上記評価は筆者の経験による予想評価です。ご了承ください。
石膏ボードアンカーを使った場合に壁へのダメージが心配されるが壁紙を事前にはがしておけばほぼ元通りにすることができる。原状回復が必要であっても石膏ボードアンカーを選択肢に入れてもいいだろう。原状回復についての詳しい説明はこちら。
壁に穴を空ける前にやっておきたいこと~壁紙を残せば原状回復できる~
壁美人以外で石膏ボードに取り付ける方法もあるが若干強度が心配。なので「石膏ボードアンカーで固定」と「石膏ボードフックで固定」を組み合わせて取り付け金具を固定すればいい線いくんじゃないかな。
木造で間柱にビス止め
木造住宅であればこの方法が一番無難。マンションだと軽量鉄骨なので柱への固定は難しい。以下の記事では間柱に壁掛け金具を固定している。間柱の中心さえ見つけることができれば問題ない。
テレビの取り付け位置が壁にい対して斜めなのでアーム式の金具を使用した。子供がバンバンテレビを叩いているが今のところ問題ない。
DIYで壁掛けテレビ~コスパ良し木造住宅の間柱に金具を固定~
壁と水平にテレビを取り付けるので固定式金具でもよかったがアーム式で取り付けた。結果配線の取り回しがアーム式の方が楽なのでよかった。
石膏ボードにホチキス止め
壁美人と呼ばれる製品。フィルムとホチキスの針を使って金具を固定する。特許のためか類似製品が少なくコスパが悪い。ただし予算が許すならおすすめ。
石膏ボードアンカーで固定
以前掃除機のスタンド取り付けでアンカーを使ったが思ったより強力に固定できた。石膏ボードの強度があるのであれば石膏ボードアンカーでの固定も可能だと思う。ただし、間柱の固定に比べると強度が心配。
掃除機をハードに何回も抜き差ししたが石膏ボードアンカーがぐらつくことはまったくなかった。マンションの壁が丈夫だったのかもしれないが強度は十分であった。
ダイソン収納用ブラケット取り付け~下穴不要石膏ボードアンカーを使って大失敗~
石膏ボードに棚フックで固定
これは壁美人の棚用フックを応用した方法。アマゾンのレビューやネットでいくつかやっている人がいた。テレビ用の壁美人に比べるとフィルムの数が少ないが十分に固定できるようだった。なによりテレビ用壁美人に比べ低コスト。やり方は壁美人のフックを壁に取り付け固定式のテレビ壁掛け金具をひっかけるだけ。フックの耐荷重的に問題ないがちょっと心配。
石膏ボードフックで固定
好きでよく見ているロケットニュースで見つけた方法。石膏ボード用のフックを使ってテレビ壁掛け金具を取り付けるという方法。なかなか良いアイディアで壁へのダメージも少ない。小さめの軽いテレビであれば問題なさそう。
参考
【DIY】壁掛けテレビしたいけど壁が「石膏ボード」なので、跡が目立たない『石こうクギ』で固定してみた!ロケットニュース24
柱を設置
ディアウォールやラブリコと呼ばれるツッパリ棒みたいなもので柱を立てる方法。新しく柱や壁を設置できるので好きなようにねじを打ち込める。自由度はあるが手間がかかり工事が大掛かりになってしまう。
実は筆者はディアウォールを買ったが面倒で使わなかった。そもそも柱を増やすという方法があまり好きではない。
ラブリコはねじで突っ張るタイプ。
ディアウォールはばねで突っ張るタイプ。見た目的にはこっちの方がすっきりしていいかな。
石膏ボードに複数方法で取り付け
10kg以下の軽いテレビであれば石膏ボードフックとアンカーを使って取り付けできると思う。フックやアンカーを実際に使った感じでは複数個つけることで強度があがると予想している。ただし壁の強度にも限界があるので必ずしも安全とは言えない。
壁美人を使わずに石膏ボードに直接取り付けるとしたら6,500円くらい。壁美人の約三分の一で費用を抑えられるがちょっと心配。強度と信頼度を考えると壁美人を使った方が無難かもしれない。
取り付け部品 | 概算価格 |
---|---|
石膏ボードフック | 2,000円 |
石膏ボードアンカー | 1,000円 |
固定用ねじ | 500円 |
テレビ壁掛け金具 | 3,000円 |
合計 | 6,500円 |
まとめ
壁美人のテレビ壁掛け金具が高いので石膏ボードアンカーやフックで取り付けできないが考えたがちょっと心配。強度や安心感を考えるとコスパは悪いが壁美人を買った方がよさそう。間柱(もしくは柱)がある場所は低予算で壁掛けできるので気になる方はどんどんやってほしい。
- 木造で間柱があれば容易にテレビを壁掛けにできる
- 石膏ボードに取り付ける場合コスパは悪いが壁美人が無難
- 大型テレビは固定式金具が強度がありおすすめ
壁掛けすると床がフリーになるので掃除機が楽になる。ほんとおすすめです。