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DIYでテレビを壁掛けにするのは今回で4回目。金具の強度や取り付けのコツなどが分かってきたのでスムーズにできた。ただ取り付け位置が若干高すぎたかもしれない。位置変更がかなり大変なのでしばらくこの位置で我慢するつもりだ。テレビ取り付け前にリフォームで壁を補強したが間柱に固定したので一般的な壁への固定と違いはない。木造住宅であれば比較的簡単に取り付けができるので気になる方はチャレンジしてみてはいかがだろうか。
仕様などは2020年8月に確認したもので最新の情報と異なる可能性があります。ご了承ください。
本記事では取り付け手順を紹介していますが、基本は付属の説明書に従って取り付けしてください。
目次
取付環境
今回はリフォーム時に壁を強化したが基本的に間柱への取り付けとほぼ同じと思っていただいて問題ない。
取付テレビ
壁掛け前提なので軽いタイプを選択。画質はあまりこだわらないがとありあえず4Kにした。あとネットなどの操作がサクサク動くのが売りなのも選んだポイント。
型番 | サイズ | 重量 |
---|---|---|
BRAVIA KJ-43X8000H | 43V型 | 9.4kg(本体のみ) |
ネット動画もサクサク快適
ネット動画アプリもテレビ番組も快適に視聴できる操作性を実現。ネット動画とテレビ番組のスムーズな切り替えをはじめ、ネット動画アプリの高速起動も可能。
以前購入したレグザが遅くてイライラしたので操作の快適性を重視。実際使ってみたが起動が早く快適。ただし、音質は微妙。
テレビの重さ
筆者が今までに購入したテレビで判断すると「シャープ=重い」、「東芝=軽い」印象がある。シャープは重いがコスパがよく音質もよかったので重さが気にならないならおすすめ。
2020年8月現在販売されているモデルをまとめてみた。ハイセンスが軽くシャープが重い。ハイセンスは飛びぬけて軽いので重さが気になる場合はありかも。壁掛けを考えると選択肢からシャープは消えるかな。
メーカー | 製品 | インチ | 重量 |
---|---|---|---|
ソニー | BRAVIA KJ-43X8000H | 43 | 9.8kg |
東芝 | REGZA 43M540X | 43 | 10.0kg |
パナソニック | VIERA TH-43HX750 | 43 | 11.0kg |
シャープ | AQUOS 4T-C43CL1 | 43 | 19.0kg |
ハイセンス | 43U7F | 43 | 9.1kg |
ソニー | BRAVIA KJ-49X8000H | 49 | 12.1kg |
ソニー | BRAVIA KJ-55X8000H | 55 | 16.8kg |
ソニー | BRAVIA KJ-65X8000H | 65 | 22.6kg |
ハイセンス | 65S6E | 65 | 18.7kg |
取付場所
今回はリフォームで壁面を補強している。壁一面を18ミリの構造合板にした。ただしテレビの取り付け金具が6センチ以上あるので間柱を狙って固定。
重くなるが壁一面を構造合板にしておくと棚などを好きなところに取り付けることができるため便利。
今回使用する金具は基本的にテレビの中心に金具を固定するタイプ。壁の下にある柱の位置が取り付け位置から離れている場合は固定式など別の金具を検討する。
取付金具
この金具はリピート購入。安い割に作りがしっかりしている。アームを折りたたむと壁にぴったりくっつくのも良い。
テレビを壁ぴったりに固定する場合はアーム式が不要になるので以下のようなタイプが強度がありよい。このような固定式は間柱に対して取り付け位置の融通が利く。取り付け位置にちょうどいい柱がない場合は固定式を検討。
必要な工具など
壁を構造合板で補強したが工具は前回と同じ。
下地探し器
今回構造合板で壁を強化したので下地探し器が使えなかった。事前に柱の位置を確認し取り付け。
木造で使う下地探し器。柱や間柱の場所を探しねじで固定する。
軽量鉄骨の場合はこちら。石膏ボードアンカーを取り付けるときに柱をよけるために使う。
ドリルピット
木工用4ミリのドリルビット。前回4ミリがなくて3ミリを使ったが4ミリの方がスムーズに取り付けできた。ビットを買うなら切れ味、耐久性に優れたスターエム製がおすすめ。
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ねじのサイズはたしか6ミリだったと思う。
電動ドライバー
下穴をあけるために必要。ドリルビットが取り付けられればなんでもよい。
レンチ
レンチは12ミリ。長くで力がいるのでラチェットレンチがあると便利。100円ショップでも売っているので取り付けるなら準備したほうがよい。
カッターナイフ
壁紙をカットするのに必要。事前に壁紙をカットしておくと位置変更した場合に壁紙をもとに戻せる。
水平器
金具を水平に取り付けるときに必要。目視だと水平にならないので準備しよう。100円ショップのものでもよい。
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マスキングテープ
仮止めの位置をマーキングするのに使う。鉛筆だと壁が汚れる。ガムテープだと壁紙がはがれるので注意。
取付手順
今回リフォーム直後なので間柱の位置は計測して割り出した。
- 取り付け位置の確認
- 下穴の墨付け
- 壁紙処理
- 穴あけ
- アーム(壁側)の固定
- 金具(テレビ側)の固定
- テレビの取り付け
- ケーブルの処理
(1) 取り付け位置の確認
事前に確認した柱の位置に取り付ける。石膏ボード裏の間柱に取り付ける場合は以下の記事の「(1) 取り付け位置の確認」を参照。
DIYで壁掛けテレビ~コスパ良し木造住宅の間柱に金具を固定~
取り付けた壁の裏側はこんな感じ。中央の柱に金具を取り付ける。
(2) 下穴の墨付け
金具を柱部分にあてて水平にし穴の中央に印をつける。金具はそこそこ重いので2人で作業したい。
場所の変更が大変なので取り付け位置はよく検討する。筆者は子供のイタズラを防ぐため少し高めにしたがかなり見づらくなってしまった。よく座る位置での見易さを優先するのが無難。位置選びは時間をかけてでもベストポジションを探した方がよい。
(3) 壁紙処理
まず穴をあける前に壁紙をカットしてめくる。これは取り付け位置を変更したくなった場合に壁紙をもとに戻すため。壁紙の傷など一切気にしないという方はそのまま穴をあける。気になる場合は以下の記事を参照。
壁に穴を空ける前にやっておきたいこと~壁紙を残せば原状回復できる~
印を付けた位置の壁紙をはがす。
はがした部分をマスキングテープで固定。壁紙をめくったあとにもい一度金具を当てて印を付ける。
(4) 穴あけ
ボルトが6ミリなので4ミリの下穴をあける。穴あけで位置がずれると金具が斜めになってしまうため注意して穴をあける。ドリルビットで穴をあける前にキリなどで中心に印をつけておくとズレにくくなる。
(5) アーム(壁側)の固定
約7センチ、6ミリのボルト。12ミリのレンチを使用。
取り付け完了。なんとなく水平にくっついた。
下。
中。
上。マスキングテープを挟んでしまい取れなくなってしまった。見えないのではがさずに放置。
(6) 金具(テレビ側)の固定
テレビ側の金具を取り付け。付属のねじが長いのでスペーサーを入れる。今回購入したものはスペーサーがひとつ足りなかった。以前購入した壁掛けテレビ金具のあまりがあったのでそちらで対応。取り付け前に部品が全部そろっているか確認したほうがよさそうだ。コスパ金具なのである程度覚悟しておきたい。
取り付け部品がすべてそろっているか取り付け金具が届いたらすぐに確認する。
(7) テレビの取り付け
落としたら終わるので2人でやる。
ひとりでもできないことはないが大人二人で作業するのが無難。最近のテレビは軽くもろいでの液晶部分を間違ってつかんだら壊れる可能性がある。特に薄く軽いテレビは慎重に扱った方がよい。無理しないこと。
(8) ケーブルの処理
これは後でもいい。適切な色大きさのモールを選んで取り付け。通常配線モールは両面テープで取り付けるがこれだと取り外した時の壁紙へのダメージが大きい。機器が増えて配線モールのサイズ変更の可能性もあるため配線モールをすべてねじ止めで取り付けた。
配線モールについてはこちら。
配線モールってどうやって使うの?~色選び、サイズ選び、購入方法、カット方法、取り付け方法~
配線モールの取り付けは位置変更が容易になるネジ止めがおすすめ。
仕上がり確認
テレビの下についているのは別売りのスピーカー。別途記事にて紹介する予定。
配線
DVDレコーダーやスピーカーも取り付けたのでごちゃごちゃしている。見えないので気にしない。
このテレビはアンテナが再度にあるのでL字タイプのコネクタがベスト。
ブラビアはPCのディスプレイみたいにACアダプターが外付けだった。壁掛けにした場合置き場所がないので粘着シートで本体に張り付けた。落ちる可能性もあるため結束バンドでアームに固定。#取り付けたばかりなのにすでにホコリが・・・。
角度や取り付け位置
今回少し高い位置に取り付けたのですこし角度を付けた。子供のイタズラから守るために高くしたがちょっと見づらい。
地上から約132センチ。
一番奥にした場合下が壁から12センチ。
上が約18センチ。
横に回ると配線が少し見えるが、正面からはまったく見えない。この金具はアーム式だが壁に近い位置で固定できるのが良い。
アームを伸ばすことがほとんどないのでアーム式にする必要がなかったかも。
まとめ
今回もアーム式のテレビ壁掛け金具を使ったが視聴位置を変えることがないので固定式がベストだったかもしれない。しかし、この金具は折りたたむとかなり壁に密着するので壁からの距離は気にならない。後から配線を調整する場合もアームを伸ばして対応できたので便利といえば便利。固定式だったらここまで簡単に配線処理ができなかっただろう。結果的にアーム式にしてよかった。
ただし、43インチ以上の10キロを超えるテレビを壁掛けする場合は固定式がよさそう。アーム式だと伸ばした時の負荷が大きいので大きいテレビだとちょっと怖い。筆者が20キロ近いテレビを壁掛けする場合は固定式を選ぶ。
- 新築もしくはリフォームの場合は壁補強がおすすめ
- 視聴位置が固定されている場合はアーム式以外の金具がおすすめ
- 取り付け位置は間柱がある部分に限定される
取り付け位置にちょうど良い柱がない場合は少し高いが壁美人などの金具を使いましょう。