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先日身内に不幸がありお葬式などの事務処理に追われていた。お通夜の受付は5万円でプロに外注したが集計は自分たちですることに。たしか集計の外注だけで5万円以上とられたと思う。いくら何でも高すぎると思い自前で集計。お香典リストを作るわけであるが100件処理するのに4時間くらいかかった。当日返礼以外は49日後らしいので急ぐことはないのだが、想像以上にボリュームのある作業。その時に気になったお香典のマナーについて紹介したい。
お香典のマナーについては筆者が事務処理目線で良し悪しを判断しております。一般的なマナーと異なる場合がありますので、ご了承ください。
目次
お香典でやめてほしいこと
お気持ちなのでこんなことを言うのは失礼かもしれないが「事務処理する人の立場」でやめてほしいことをまとめた。
1. 住所と電話番号が書いてない
お香典を貰ったあとにお礼するのに住所と電話番号は基本必須。返礼品を送るために住所、お礼の電話のために電話番号とどちらも必須。電話番号の書いてないお香典がいくつかあったので必ず記入していただきたい。ただし、セキュリティ面で心配な場合は別だがそんな心配する人はお通夜に来ないだろう。
書き忘れがあると後でお礼などが出来なくなり非常に困る。必ず住所と電話番号は記入しよう。
2. 金額が書いてない
筆者もお通夜に行ったときはだいたい当日返礼されることが多い。のちのちの手間を考えると当日返礼が一番いいのではないだろうか。そうなると返礼を選ぶために受付で金額の確認が必要になる。なので見える場所に金額を書いてもらえると非常に助かるのだ。と、別のお葬式では書いた金額と入ったいた金額が異なるなどのエラーもあったそうだ。
3. 水引が付いている
1割くらい水引が付いていた。これが非常に厄介。
取り外しが非常に面倒で集計作業の大きな妨げに。当日返礼の金額確認や住所や電話番号の記入漏れ確認もこの水引があることによって難航する。
100以上のお香典を確認する際にこの水引が非常にネックとなる。相手のことを考えたら「水引なしのタイプ」を選択 しよう。
4. 中袋が入っている
お香典の中袋があることで金額確認やお金の取り出しがかなり大変になる。大量のお香典を処理する場合かなりのストレスに。集計する(受け取る)立場からすると中袋はやめていただきたい。
5. 住所や金額などが見やすい位置に書いていない
当日返礼する場合は金額を即座に確認したいのでわかりやすい位置に記入してもらいたい。受付や喪主が受け取った直後にすぐ確認できる位置がベスト。下の折り返しの部分にすべて記載されていればこちらも確認しやすい。
お香典について
喪主の立場から完全にお香典をお断りするパターンも最近では多いと聞く。早い段階でお香典お断りを周知しておけばそれほどトラブルも起きないだろうか。
理想のお香典袋
紙一枚タイプで水引は印刷タイプ。中袋なし。裏面には、住所、電話番号、金額を記入。お香典袋はコンビニやホームセンターなどで入手可能。個人的に紐タイプの水引はおすすめできない。中袋は付属していたとしても利用しない方が事務処理的には良い。
お香典受付代行
お通夜のお香典受付を外注したのだが2名対応3時間で5万円であった。自給換算すると約8千円。ビジネスシーンで自給8千円で外注するシーンはあまりないと思う。大企業のお見積りに匹敵するレベル。ただ、知り合いに頼むわけにもいかないので仕方なく依頼。仕事は完璧であったが費用面が少し不満。冠婚葬祭ビジネスは価格がないようなものなので仕方ないのだろうか。
お香典お断り
最近ではお香典を完全にお断りするパターンもあるそうだ。返礼の手間が遺族の負担になるのを考えるとそれもありかなと思う。家族葬にすればそれほど費用もかからないので完全にお断りするのもアリかなと思う。もらったお香典はいつか返す必要も出てくるので結果的にマイナスになることも考えられる。ただし、お香典をお断りするならすべてのお香典を完全にお断りする必要がある。一部の人から断れずに受け取ってしまうとのちのちトラブルになるとか。お互いの出費を抑えるためにも完全お断りはアリだと思う。
まとめ
お香典について事務処理側目線で気になることについてまとめてみた。住所と電話番号が書いてないのはマナー違反ではないだろうか。なのでどんなに手間であっても住所と電話番号はかならず見やすい位置に記入すること。あと、中袋と紐の水引はお香典の集計時に困るのでやめてほしい。集計中に紐の水引を外すのが本当についらい。
お香典は相手の金銭的負担と喪主の返礼負担があるので正直無くてもいいかなと思っている。風習というだけでお香典をだすのであれば金銭的負担について非常に申し訳なく感じる。思いが伝わればお香典なしでお線香だけでもいいのではないだろうか。残さなければならない文化もあると思うが、風習というだけで金銭的な負担を強いるのはどうかと思う。このまま少子化が進めば葬儀ビジネスは破綻するんだろうな・・・。
- 昨今ではお香典を完全にお断りするケースがある
- お香典袋には住所、電話番号、金額を必ず記入する
- 紐タイプの水引は個人的におすすめできない
紐タイプの水引が取り外せず高齢の母はお香典を開封できませんでした。