スマホの充電規格について~端末の充電規格情報が少なくどの充電器を選べばいいかわからない~

スマホの充電規格にQCやPDらしきものがあるのは前々から知っていたがちゃんと理解していなかった。自身の持っているデバイスが何に対応しているのか調べたらかなりのカオス状態。スマホなんかだと充電規格が公表されていないことが多い。実際にどの規格で高速充電できるかはブログなどの「やってみた」的なものでないと確認できない。充電規格がキチっと決まっているのかと思いきやそうでも無かった。今回は自身の所有するデバイスを中心に充電規格についてまとめてみる。

注意事項

正確な充電規格の対応についてはメーカーにお問い合わせください。ご了承ください。

充電規格の棚卸

超ザックリ調べた感じではこの4つを押さえておけば大丈夫だろう。

規格 コメント
USB 最大15W(5V3A)。従来のUSB規格。
QC(Quick Charge) クアルコム社が開発。Androidが主。最大18W。3.0で最大60W。
PD(USB Power Delivery) USBケーブルで高速充電する仕組み。最大100W。
PowerIQ Anker独自技術。PDとQCに対応。

以前はQCをよく見かけたが最近ではPDが多くなってきているよう。この流れだとPDに統一されるのではないだろうか。なので買うならPD対応の充電器にしておいた方がよさそうである。PowerIQはQCとPDに対応した優れものでこれを選んでおけば間違いない。

USB

バス駆動と呼ばれるタイプはこの方式で給電される。USB3.0規格になると5V900mAで4.5Wまで使える。スマホをパソコンのUSB3.0端子で充電すると最大で4.5Wでしか充電できない。

QC(Quick Charge)

ひと昔前は充電器の規格でよく目にした。最近ではPDからの圧力で勢力を弱めているとか・・・。iPhone、iPadには対応していないため手持ちのデバイスによっては選びにくい。

PD(USB Power Delivery)

QCに変わり勢力を拡大中。やはりiPhone、iPadに対応しているのは大きい。iPadも端子をUSB TypeCに変えてきているのでこの流れは止まらないだろう。

PowerIQ

充電器の老舗ANKERの独自規格。PDとQCに対応しているのでこれを選んでおけばまず失敗しない。

デバイス確認

比較的新しいデバイスはPDになってきているぽい。古いデバイをが無いならPD対応の充電器を選んでおけば問題なさそう。心配ならPowerIQという選択肢もあるが「Xperia XZ3で効率の良い充電方法をテストしてみた」であるように充電性能が十分に出ない可能性もある。ただ、最新のPowerIQなら問題ないだろうか・・・。

デバイス QC PD 備考
Xperia XZ3 × 約12W
iPad 第7世代 × × 約12W
HUAWEI P20 lite 約18W
Redmi Note 9S 約15W

どのメーカーも充電規格をはっきり公表していない。Huaweiの高速充電は独自といっているがPD互換っぽい気がする。

Xperia XZ3

端末の充電規格を調べてみたが公式では何も発見できない。なので給電規格が何なのかまったくわからん。

PDでの充電がいちばん速く、ついでQCとPowerIQ。ワイヤレスチャージはそれよりも遅く、どちらも遅いという結果でした。また有線での充電を電流電圧チェッカーで計測したところ、PDでは8.23V/1.54A、QCは4.6V/1.41A、PowerIQではは4.91V/1.41Aとなっていました。電流電圧はかなり変動するので常時この数値ではありませんが、数値的にはPDでの充電がいちばん速いのは納得です。

引用:ASCII.jp:Xperia XZ3で効率の良い充電方法をテストしてみた

と、やってみた系の記事で良い情報を発見。この情報から察するとXZ3はPDしか対応してないんじゃないかなと。なのでPD対応充電器でないとダメ。

PowerIQで急速充電できなかったのが解せない。PowerIQならQC端末でももう少し充電できそうな気がするのだが・・・。

iPad 第7世代

諸事情で急遽購入したiPad。こちらも公式で情報がない。

iPadやiPhoneの規格として信頼感のある証の「MFi認証(Made For iPhone・iPad・iPod)」があるので安心。これで僕のiPadも最強だ…。と思ってたんですが、結論から先に言うと「第7世代iPadは急速充電に対応してない」んです。

引用:急速充電できる充電器とケーブル買ったけど iPad(第7世代)は対応してないから気をつけよう | 2LDK

残念なことに第7世代はPD非対応と・・・。購入当時は第8世代と数万円の価格差があったので仕方ない。

iPad付属の充電器は12W(5.2V2.4A 12.48W)となっていた。これならノートPCの充電ポートでも同じくらい出そう。

Huawei P20 lite

QC対応かなと思いきやHuawei独自の充電方式らしい。

5V/2A:標準充電
9V/2A:Huawei急速充電
5V/4.5A、4.5V/5A:Huawei SuperCharge
10V/4A、5V/8A:Huawei 40W SuperCharge

引用:急速充電および超急速充電(SuperCharge)に関するFAQ | HUAWEI サポート 日本

9V2A(18W)の表記がある。QCのマークがあるが対応しているのだろうか・・・。

と、実はこの充電器で他のスマホを充電すると急速充電になる。なのでPDに近い仕様になっているんじゃないかなと思う。正規の組み合わせではないので真似する場合は自己責任でお願いします。

Redmi Note 9S

どうやらPDには確実に対応しているみたい。他サイトの情報ではQC対応との噂もあったが詳細は未確認。あと、Huawei急速充電にも対応してるっぽい。

まずは結論ですが、Xiaomi Japanさんにメールで問い合わせしたところ、「Redmi Note 9S」はUSB PDに対応とのことでした。ということは、「Redmi Note 9S」は汎用性の高いUSB PD充電器でも急速充電できそうです。

引用:日本版「Redmi Note 9S」の充電規格は?超小型な急速充電器で充電してみた結果

まとめ

充電器を買う前にデバイスの充電規格を確認しようと言ったものの充電規格が公式に発表されていない物が多い。いや、ほとんどわからないと思っていいだろう。なので充電器を探す場合は「デバイス名+充電器」で検索してPD、QCのどちらに対応しているか体験談やレビューなどで確認。使用レポートなどがあれば確実だろう。もしくは充電器メーカーが推奨しているやつを選ぶ。

例えば以下の製品だとこのように対応機種が明記されている。もちろんPD非対応のiPad第7世代は記載されていない。

対応機種
スマートフォン
– iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max / iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max / 11 / 11 Pro / 11 Pro Max / SE(第2世代) / XS / XS Max / XR / X / 8 / 8 Plus 他
– Galaxy S10 / S10+ / S10e / S9 / S9+ / S8 / S8+ / Note 9 / 8 他
– Pixel 5 / 4 / 4a (5G) / 4 XL / 3 / 3 XL 他

タブレット端末
– iPad (第8世代) / iPad Air (第4世代) / iPad Pro (12.9インチ)(第5世代) / iPad Pro (11インチ)(第3世代) / iPad mini (第5世代) 他

引用:Amazon | Anker PowerPort III Nano 20W (PD 充電器 20W USB-C 超小型急速充電器)【PSE技術基準適合 / PowerIQ 3.0 (Gen2)搭載】 iPhone 13 / 13 Pro iPad Air(第4世代) Android その他 各種機器対応 (ホワイト) | Anker | AC式充電器

スマホ充電ならPDで20Wあれば十分だと思うので個人的には以下の製品が欲しい。ただしCtoCのケーブルが別途必要になる。

何にせよ迷ったらPDの評価の高いやつを買っておけば失敗ない。ただし、微妙に古いデバイスだとQCにしか対応していない場合もあるため、両方いけそうなPowerIQを選んでおけばさらに安心できるハズ。

ポイント
  • スマホ充電規格は今後PDが主流になりそう
  • ANKER独自規格のPowerIQはQCとPDに対応している
  • 充電器は使用するデバイスの給電使用を確認してから買う

XZ3もNote9SもHuaweiの充電器で高速充電できてるみたいです(非正規組み合わせのため非推奨)。

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