激安Microsoft Officeはライセンス違反?

Mirosoft Office

PC買い替え時に単体でMicrosoft Officeの購入を検討していたところ価格が3万円以上と高額であることがわかった。会社でMicrosft Officeを使っていたが支給されたPCにすべて入っていたので価格など気にしていかなった。自宅PCもバンドルを使っていたので1度も単体でしたことがない。5万円でノートPCが購入できるこのご時世にこの価格設定とは驚いてしまった。


引用:Office Home & Business 2019 を購入 – Microsoft Store ja-JP

*:上記の引用は2019年3月18日時点の情報です。

ネットでMicrosoft Officeを安く買えないが探していたところ正規品の十分の一以下で購入できることが分かった。はたしてこの激安製品を購入しても大丈夫なのだろうか?

Microsoft Officeの正規品と非正規品

スーツ

ネットで安く買えないかと色々と調べてみると本家サイトより安く売られているものをいくつか発見した。商品タイトルにも「正規品」と謳われていたが常識的に考えると怪しいとしか思えない。どうやって正規品と非正規品を見分ければよいのだろうか。

非正規品

Officeの非正規品についてはMicrosoftのサイトで紹介されていた。ポイントは5つありどれかに該当したら非正規品である。

1 Office Professional Plus を販売している
2 Office Home and Student、Office 365 Home Premium を販売している
3 他国語版を販売している
4 OEM 版、DSP 版と称したエディションを販売している
5 メディアが添付されている
6 ソフトウェアがマイクロソフトおよび正規の販売代理店以外のサイトからダウンロード提供されている
引用:非正規品の Office にご注意ください。- Microsoft Office

一般消費者向けにOffice Professional Plusを販売

Office Professional Plusは企業向け商品のため個人向けに販売していない。ネットショップなどでOffice Professional Plusのプロダクトキーが販売されているがこれはライセンス違反であり非正規品である。

Office Home and Student、Office 365 Home Premiumを国内で販売

この2つのラインナップは国内で取り扱いがないため非正規品である。Officeは国ごとに価格が設定されており国外で販売されている製品を国内で使うことはライセンス上できない。

他国語版を販売

前述したが国外版は日本国内で認証できないためライセンス的に使うことはできない。

一般消費者向けにOEM 版、DSP 版を販売

OEMやDSPなどで検索すると安いOfficeが見つかるがこれはライセンス違反である。

メディアが添付されている

ヤフオク!でDVD版のMicrosoft Officeが売られているがアウトである。

マイクロソフトおよび正規の販売代理店以外からのダウンロード

本家以外の場合にはソフトがクラッキングされている可能性がある。

極端に安い

本家サイトより10%以上安い場合は非正規品の可能性が高い。50%以上安ければほぼ真っ黒である。

極端に安い価格で販売されている場合は、特にご注意ください。
引用:非正規品の Office にご注意ください。- Microsoft Office

Office正規版

本家の価格より10%以上安かったらアウトだと思った方がいい。安心して購入するには以下の3パターンある。

正規品の購入方法
  • Microsoftのサイトで購入
  • 正規販売代理店から購入
  • 大手PCメーカーでバンドル購入

Microsoftのサイトで購入

フィッシング詐欺にでも出会わない限り本家サイトの購入で問題ない。

参考 Office 365 の購入や家庭向け製品との比較Microsoft

正規販売代理店から購入

マイクロソフトのサイトに正規の販売店について記載されている。

日本国内向けのソフトウェアのダウンロードによる販売は 2018 年 5 月現在、アプライド株式会社 、Amazon co.jp (マーケット プレイスを除く)、株式会社エディオン 、上新電機株式会社、株式会社ビックカメラ 、株式会社ベクター 、株式会社ヤマダ電機 、株式会社ユニットコム 、株式会社ヨドバシカメラ 、リコージャパン株式会社 の 9 社と韋駄天 Plus 内の一部販売代理店、Microsoft Store からのみ提供されています。これら正規の販売代理店以外のサイトからソフトウェアをダウンロードして入手することは日本国内向けには認められていません。
引用:非正規品の Office にご注意ください。- Microsoft Office

いくつかの販売店があるがほとんど価格の差が無かった。Microsoftのサイトにあるように極端に安い製品はアウトである。

正規品の購入方法
  • アプライド株式会社
  • Amazon co.jp (マーケット プレイスを除く)
  • 株式会社エディオン
  • 上新電機株式会社
  • 株式会社ビックカメラ
  • 株式会社ベクター
  • 株式会社ヤマダ電機
  • 株式会社ユニットコム
  • 株式会社ヨドバシカメラ
  • リコージャパン株式会社
  • 韋駄天 Plus 内の一部販売代理店
  • Microsoft Store

大手PCメーカーでバンドル購入

DELLやHPの受注生産モデルではMicrosoft Officeをオプションで付けることができる。1ライセンスで約2万円で個別購入より割高であるが多少安く購入することができる。ただし個別購入と違い使いまわせないデメリットがある。さすがに大手PCメーカーで非正規品を使っているとは思えないのでバンドルであれば安心して購入できる。

Microsoft Officeの検索結果

パソコン

ネットで検索したところ非正規品と思われる格安のMicrosoft Officeが販売されていた。Amazonに関しては正規販売店として登録されているため非正規品は見つからなかった。楽天市場も格安の製品は少なかったがPCのセットでOEM版を販売しているショップがあったがライセンス違反であるかは不明である。Yahoo!ショッピングでは正規品の十分の一以下の価格の非正規品と思われる商品が多く販売されていた。

Googleショッピング

GoogleショッピングでMicrosoft Officeを検索するとリストの先頭に激安製品が出てくる。個人の検索履歴を考慮しないシークレットウインドウでも同じような結果であった。非正規品とされているOEM版も販売されていた。ここで激安製品を購入すると非正規品の可能性があるので気を付けよう。

Mirosoft Office
引用:Google

*:上記の引用は2018年11月14日時点の情報です。

Yahoo!ショッピング

検索するとほとんどが非正規品と思われる激安製品がリストの上位に表示される。個人向けへの販売が禁止されているOffice Professional Plusのプロダクトキーを販売しているケースが多い。カートに入っている数を見るとかなりの人が購入していると思われる。価格は正規品の十分の一以下とかなり安い。

Mirosoft Office
引用:Yahoo!ショッピング

*:上記の引用は2018年11月14日時点の情報です。

楽天市場

ほとんどが正規品と思われる価格で販売されている。OEM版のMicrosoft OfficeをPCとセットで販売しているショップが一部あるがライセンス違反であるか不明。

Amazon

Microsoftのサイトで正規代理店として紹介されていたので問題なさそう。価格も本家とほどんどかわらない。価格的に見ても正規の販売代理店Amazonなら大丈夫そうだ。

ヤフオク!

ほとんどがライセンス違反の可能性が高いものが多くあった。個人向け販売が禁止されているOffice Professional Plusがあったり、メディアで販売していたりと非正規品が多い。正規品を購入したい場合はヤフオク!の利用は避けた方がよい。

メルカリ

筆者が見た限り怪しいものは見つからなかった。逮捕者もでているのでメルカリは注意しているんだろうか。

大手ソフトメーカーで構成するソフトウェア著作権団体Business Software Alliance(BSA)によると、兵庫県警は8月31日、フリマアプリ「メルカリ」で、Officeのボリュームライセンス版「Office Professional Plus 2013」を違法に複製・インストールしたPCを販売していたとして、岡山県内の夫婦を著作権法と不正競争防止法違反の疑いで逮捕した。
引用:違法コピーしたOffice入りPC、「メルカリ」で販売 夫婦を逮捕 – ITmedia NEWS

激安価格の理由

死神

筆者が調べた限り激安の理由は主に三つある。

激安価格の理由
  • Microsoft Office Professional Plusの個人向け転売
  • 海外ライセンスの国内販売
  • OEMの転売

Microsoft Office Professional Plusの個人向け転売

Yahoo!ショッピングではこのパターンが一番多かった。企業向けに購入したライセンスを個人向けに転売している。価格は正規品の十分の一以下とかなり安い。非正規品取り扱いショップが多いのでこの価格でも儲かるのだろう。ヤフオク!ではProfessionalがDVDメディアで多く販売されている。

この「Microsoft Office Professional Plus」は、ボリュームライセンスと言われるもので、5ライセンス以上を必要とする企業向けに向けて割引で販売されている商品で、一般消費者向けには販売されていません。
引用:Microsoft Office 2016 Professional Plus 1PC マイクロソフト オフィス 2016 日本語対応 ダウンロード版 オンラインインストール

ちょっと気になるのはYahoo!ショッピングとヤフオク!で明らかに非正規品と思われる商品が大量に出回っていること。Professionalの一般消費者への販売はできないので見ればすぐに非正規品とわかる。商品レビューを見ると長期にわたり販売している業者もいるようで取り締まる気がないのだろうか。

Yahoo!ショッピングのProfessionalプロダクトキー販売はタイトルに「正規品」とうたっているので間違って非正規品を購入する人も多いと思う。レビューの低評価を見ると非正規品でありライセンス違反と警告しているユーザーもいるが見つけるのは難しい。ほとんどのレビューが問題なく利用できているとの高評価であるため多くの人が非正規品を買ってしまうだろう。

海外ライセンスの国内販売

Presonalが正規品の半額くらいで販売しているサイトはどうやら海外ライセンスを扱っているようだ。Microsoftサイトでは他国語版は非正規品であると言っているためアウトである。Yahoo!ショッピングに比べると微妙に高いのだが非正規品には変わりない。海外ライセンスの場合は国内でのサポートが受けられなくなるため注意したい。国外版を使った人の記事を読むと問題なく使えているようであるが非正規品なので購入は控えよう。

よくよく考えれば、3,800円で4年もOfficeを使えたので十分にもとはとりました。またあらためて輸入版買えばいいだけだしね!(^^;
引用:MS Office並行輸入品のライセンス認証が出来なくなった件 – がちゃのーと。

Yahoo!ショッピングの価格を見ると輸入版を高く感じてしまう。

OEMの転売

これはヤフオク!で多くみられる。パッケージには「本製品のみの転売は禁止です。本製品は、本製品が付属していたパソコンのみで使用できます。」と書いてあるが中古で売っている。パソコンとOfficeの紐づけができていないのでOEMでも問題なく使えてしまうのかもしれない。Office高いから単品で売りたくなる気持ちもわかるがルールはちゃんと守りましょう。

まとめ

植物

激安のMicrosoft Officeはすべて非正規品でありライセンス違反である。Yahoo!ショッピングのショッピングカートの数を見るとかなりの人が購入しているように思える。タイトルに「正規品」とうたっていることもあり非正規品と知らずに購入する人もいるが知っていて購入している人もいるだろう。レビューを見ると問題なく使えているとの高評価が9割近くあるため非正規品であっても問題なく利用できる可能性が高い。

ポイント
  • 激安Microsoft Officeは非正規品でありライセンスに違反してる
  • 法人向けの個人販売、他国後製品の国内販売、OEMの転売が主な非正規品である
  • 価格は安いものだと正規品の十分の一以下で販売されている

もしネットで正規品を購入するなら正規の販売代理店のAmazonなどを利用しよう。ダウンロード商品なので購入後のキャンセルができないためその点は注意してほしい。

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マイクロソフト
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他のブログなどで非正規品をすすめているサイトもいくつかあった。現状はマジメに正規品を購入している人は約3万円で非正規品を購入した人は2千円である。しかもレビューを見る限りほとんどの人が非正規品を問題なく利用できている。これを考えると正規品を購入するのがバカバカしくなってしまう。

Topic

ライセンス違反と思われる製品を販売しているサイトが多いので実際のサイトを例にMicrosoftに問い合わせした。回答を要約すると「対象のサイトを確認して回答はできないが格安だった場合は購入をおすすめしない。」であった。絶対に購入しないでくださいと言われるかと思ったので拍子抜けしてしまった。

ライセンス違反でOffice製品を使っている人を逮捕しないのかと聞いたところ「逮捕はないがサポートできなくなる。」とのことであった。前述したメルカリでの逮捕があったので厳しく取り締まるのかと思いきやそうではないようだ。近年売り上げ落ちていないのでMicrosoftにとって些末なことなのかもしれない。

正規品購入者の立場からするとMicrosoftには非正規品を取り締まって正規品の価格を下げてほしい。企業ライセンスのばら売りはアクティベーション時にシステム的にチェックできると思うのでなんとかしてほしい。Yahoo!ショッピングも見れば一発で非正規品とわかるのにどうして取り締まらないのだろうか。悲しいが現状は正直者がバカを見る状態である。

そもそも非正規品が多く流通するのは価格に納得していない人が多いからではないだろうか?Microsoftはオフィスソフト市場の独占をいいことにかなり高額な価格を設定しているように思える。これだけ一般的な製品になっているので個人利用ではもう少し安くできないのだろうか?それとも非正規版を取り締まらないのがマイクロソフトの救済措置なのだろうか?

2 COMMENTS

村山正

あなた様のおっしゃる通りです。私は2018年6月にヤフオクでOffice365を購入し全く問題なく使えていました。PC5台インストールも問題ありません。OneDrive も問題なく5TB使えています。つい最近、OneDriveを開いたら以下の警告表示が出るようになりました。「このOffice365は認証されていません。2019年10月1日にアカウントは停止されます。」対処として正規のOffice365アカウントを購入するよう促されます。
私の推測ですが、これはマイクロソフト社の陰謀と思われます。ヤフオクでマイクロソフトが違法をあえて否定しないのは、最近台頭してきているキングソフト(現在WPSオフィス)など「office互換ソフト」の存在です。3000円程度の価格で正規に購入できます。互換性は100%ではありませんが個人使用では全く問題ありません。むしろマイクロソフトより使いやすいです。互換ソフトはマイクロソフトにとっては大変脅威です。これを潰すには、正規品の価格は下げずに、マイクロソフトはヤフオクを巧みに利用して、正規品と同じ激安Office365をばらまいています。利用者は誰でもこれを買いますよね。販売しているのは、マイクロソフトの手下(中国?)かな?激安office365は、1年位でやがて使えなくなり、正規品を購入させようという狙いがあると思われます。思惑通りにいくかは疑問です。それにしても、最近の互換Officeは素晴らしいです。中古パソコンでは、多くの場合、互換ソフトが入っていますが、個人使用の場合は全く問題ありません。3000円位の価格は適正です。正規品の3万円は高すぎます。企業や団体では、高くても正規品を必ず購入すると思われます。それとOffice365はサブスクリプション版のみです。激安365は、サブスクリプション版では、ありませんが、1年で使えなくなります。購入者は永続使用ができると思っていますがそうではありません。これはマイクロソフトのずる賢い策略と思われます。ヤフオクの激安365は、今でも堂々と沢山売られ買われています。何の規制もなくこんなものが堂々と売ることができるヤフオクも問題ですね。盗難品が何の規制、チェックももなくヤフオクで売ることができるのと同じです。激安Office365の販売者の正体はいったい誰でしょうか? ひょっとしたらマイクロソフトかもしれません。マイクロソフトが違法性を否定しない理由がこれで理解できますね。

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ふない

村山様

コメントありがとうございます。

WSP使ったことが無かったので体験版をインストールしてPresentation(パワポ)と
Spreadsheets(エクセル)を少しだけ使ってみました。
メニューの位置などもほとんど同じで違和感なく使えます。
ファイルの互換性もあるのでMS製品いらないんじゃないでしょうか?

互換ソフトはマイクロソフトにとっては大変脅威です。

ヤフオクなどで売っている「Microsoft Office Professional Plus」は認証時に
ライセンス違反を検知できそうですが何もやっていませんね。
Microsoftに問い合わせした時も「絶対に正規品を買ってください」といった雰囲気はありませんでした。
おっしゃる通り取り締まらないのは互換Office対策かもしれませんね。

WSPが思ったより使えそうなのでもう少し調べて記事にしようと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。

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