オルファカッターマット使用前の注意点~熱で変形し溶剤でグリッド線が消えデスクマットの代替にはならない~

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オルファカッターマットについての注意事項をまとめた。カッターマットとしては優秀であるが熱や溶剤に弱いので取り扱いには注意が必要。購入直後に熱々コーヒーなど置いてしまったら一発でアウト。基本的に紙などをカットするための道具として考えた方がいい。汚れが付きやすく溶剤に弱いためデスクマットの代替にはならないと思っていいだろう。デスクマットの兼用を考えている場合は購入前に製品特徴について確認した方がいいだろう。

注意事項

価格や仕様などは2021年9月に確認したもので最新の情報と異なる可能性があります。ご了承ください。

オルファカッターマット

カッターなどで紙などをカットする時に使用する下敷き。口コミをみる限りオルファ一択ではないだろうか。ただし、「カット専用の下敷き」なので注意が必要。デスクマットの代替などそれ以外の用途で使おうとすると失敗する。段ボールなどの厚紙を荒っぽくカットするというよりも切り絵など繊細なカットの方が向いている。オルファのカッターで言うと大型刃タイプよりも小型刃やデザインナイフでの作業だろうか。

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スペック

材質は硬質塩ビ(塩化ビニル)を軟質塩ビでサンドイッチした構造。薄い割に強度はありそう。

ポリ塩化ビニル(ポリえんかビニル、polyvinyl chloride、PVC)または塩化ビニル樹脂とは合成樹脂(プラスチック)の1つで、塩化ビニル(クロロエチレン)の重合反応で得られる高分子化合物である。塩化ビニール、塩ビ、ビニールなどと略される。軟質ポリ塩化ビニルは、ソフトビニール(Soft Vinyl)、ソフビとも呼ばれる。しかし「ポリ」または「樹脂」を略した呼称は、その原料である単量体の塩化ビニルと混同するため、単量体の塩化ビニルを特に塩化ビニルモノマー (vinyl chloride monomer, VCM)と呼んで区別している。焼却によりダイオキシン類が発生するとして、懸念が示されたことがある。

引用:ポリ塩化ビニル – Wikipedia

注意事項

熱に弱いので熱々のコーヒーカップなどはおけない。溶剤にも弱いので接着作業にも使いづらい。デスクマットの代替としてはちょっと厳しい。

・長時間ななめに立てかけたり、車内など熱くなるところに置くと変形するおそれがあります。
・素材特有の臭いがあります。
・アルコール、シンナー系の溶剤では絶対に拭かないでください。変形したり、グリッドの印刷が消える可能性があります。

引用:製品パッケージの注意事項より

使用前の注意点

新品のマットの上にレンジでチンした熱々チャーハンなどを置いたひには一発でアウト。

熱い食べ物や飲み物を置かない

先日別のカッターマットにレンジでチンした熱々チャーハンを置いたら一発で歪んでしまった。オルファに置いていたら同じ結果になっただろう。それ以来熱い飲み物などを置くのも注意している。まぁこの時点でデスクマットの代替とはならないと思っていいだろう。

接着剤がはがれない

熱に気を付けて大事に使っていたカッターマットであるがはみ出した接着債が付着し取れなくなってしまった。おもちゃの修理で加工したあとに接着と思いそのままやったのだが失敗。カッターマットは「カット専用」と思った方がいい。溶剤を使うような作業はマットにダメージを与えるので注意したい。

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油性マジックが消えない

インクの食いつきがいいのか油性マジックががっつり乗る。墨付け作業で油性マジックを使いはみ出たらアウト。デスクマットであればシンナーなどで油性マジックを消せるがこのマットはグリッド線が消えるので使えない。やはりカット以外に使うと失敗しそうな気がする。

気になる点

カッターマットとしては優秀であるがそれ以外の使い方をすると失敗しそうだ。

汚れが落ちにくい

油性マジックもそうだが鉛筆の汚れなども付きやすく汚れやすい。淡色面だと汚れが目立つため長く使っていると気になるかも。

力入れ過ぎると傷が目立つ

薄紙をデザインナイフで切るくらいなら目立たないが、大型刃で厚紙をガシガシカットすると目立つ傷が増えてくる。デスクマットとして使うとなるとこの傷が意外に目立ちそう。

工作に使うならA3くらいが現実的

A4が小さすぎて使いづらかったのでA2を購入したがちょっと大きすぎた。デスクマットの代替とも考えていたがマットの特性を考えるとイマイチ。カット専用ならA3くらいの大きさが丁度いいのではないだろうか。

濃色は汚れが気になる

濃色面はダークブラウンで淡色面はベージュ。濃色面は白い汚れ、淡色面は鉛筆カスなどの黒い汚れが気になる。デスクマットと違ってシンナーなどで汚れを落とせない。

デスクマットの代替は微妙

基本的にデスクマットの代替にはならない。逆に言うとデスクマットはカッターマットの代替にならない。作業工程によってマットは変えた方がよさそう。

収納場所問題

A2以上の大型を購入すると収納場所に困る。立てかけておくと歪みの原因になるので平らな場所に置きたいが、そんな大きな平面は通常ない。

良かったところ

カッターマットとしては優秀で熱に気を付ければ長く使えそう。

臭いは気にならない

口コミで臭いが酷いとのレビューが多かったが筆者が購入したものは大丈夫だった。開封直後に少し臭いはあったが翌日以降はまったく問題なし。

大型は段ボール工作に向く

今回大型のA2カッターマットを購入した。以前子供たちと段ボール工作をしたときにA4ではサイズ的に足りなかった。ただ置き場にこまるなど難点もある。

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注意すれば長く使える

100円ショップのカッターマットにくらべると丈夫。熱と溶剤に注意すればかなり長く使えるんじゃないだろうか。

マウスパッドのかわりになる

光学マウスが効かないデスクならマウスパットの代わりになる。ちょっとザラザラ感があるが悪くない。

方眼線があるので物撮りに使える

ブログ写真などの撮影で大きさの目安としてグリッド線が役に立つ。メジャーなどを使わなくてよいので便利。

まとめ

無垢材のデスクを汚さないようにデスクマットの代替にしようと思ったが失敗した。カッターマットとしては優秀だが熱や汚れに弱く使用制限が多いためデスクマットの代用としては使えない。接着作業などはカッターマットが汚れないように厚紙を敷いているがこれが手間でストレスが溜まる。他製品も確認したがデスクマットとカッターマットの条件を同時に満たすのはちょっと難しそう。作業台は集成材等でパネルを作った方が良さそうな気がする。

ポイント
  • 熱に弱く熱々コーヒーやチャーハンを置くと歪む
  • 溶剤に弱く汚れやすいので油性マジックや塗装などには不向き
  • カッターマットとしては優秀だがデスクマットの代替にはならない

A2は大き過ぎました・・・。

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