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ゆるくなったプラレールのレールを補修した。レールの凸部分が小さくなっていたのでグルーを塗布して調整。下地処理さえすればグルーがはがれることはない。経年劣化で買い替え時の場合もあるので無理して直すのも微妙。ただし、低予算で補修できるので気になる方はためしてみてはいかがだろうか。
目次
レールの連結がゆるい
ロットによってレールの凹凸のサイズが異なる場合がある。詳しくはこちら。
ゆるくなったプラレールの凹凸部分を計測する~経年劣化の影響もあるが2ミリ近い誤差は金型レベルで問題がある可能性あり~
計測場所
計測箇所はa~eの五か所。
計測結果
特に先端部分の差異が大きい。最大が「13.30ミリ」で最小が「11.40ミリ」。差異は1.9ミリ。さすがに2ミリ近い誤差があると使い物にならない。
ID | a(凸先端) | b(凸根本) | c(凸中央) | d(凹端側) | e(凹奥側) |
---|---|---|---|---|---|
A | 12.75 | 10.35 | 1.35 | 9.30 | 12.90 |
B | 12.75 | 10.25 | 1.15 | 9.35 | 12.90 |
C | 13.30 | 10.20 | 1.40 | 10.00 | 13.10 |
D | 13.30 | 10.70 | 1.50 | 10.00 | 13.05 |
E1 | 12.45 | 9.75 | 2.20 | 9.60 | 12.95 |
E2 | 12.45 | 9.75 | 2.20 | 9.45 | 12.90 |
F | 11.80 | 10.30 | 1.20 | 10.05 | 11.75 |
G | 11.60 | 9.80 | 1.50 | 10.10 | 12.20 |
H | 11.40 | 9.85 | 1.40 | 10.15 | 11.90 |
平均 | 12.42 | 10.11 | 1.54 | 9.78 | 12.63 |
修正方法検討
手間はかかるがグルーの方がよさそう
熱による補正
ドライヤーや熱湯などを使ってプラレールを歪めることができる。この方法が一番簡単であるが今回2ミリ近い誤差があるので熱で補正するのは難しそう。
グルーで補修
手間はかかるがグルーが使えそう。グルーは軟性があるためプラレールの連結部分の補修に向いていそう。
プラレールの補修
レールの凸部分にグルーを盛って調整する。
1. 差異確認
重ね合わせて目視確認してもはっきりと差異がわかる。熱で歪めるには無理がある。
2. 下地処理
100円ショップの平面鉄ヤスリで下地処理する。
パーティングラインが見えなくなるまでしっかりと削る。グルーを塗布する周辺も念入りに下地処理。ツルツル面が見えなくなるまでやる。
3. グルー塗布
左右0.5ミリづつグルーも盛り付ける。しかし、少量のグルーを均一に塗るのは難しいので適当にやる。ポイントは出来る限り薄くグルーを塗布すること。
4. 微調整
グルーがキレイな平面にならないのでカッターで調整する。切れ味よく細かい部分の処理ができるアートナイフがおすすめ。
5. 確認
グルーを付けすぎるとハマらなくなるので注意。ギリギリハマるサイズで調整。凸部分にうっすらグルーが付いている状態がベスト。
凸部分の左右に隙間が無くなりぴったりはまった。
6. 完了
凸部分の調整で他のレールとしっかり結合できるようになった。
サイズ確認
先端が12ミリ以上になればいいだろうか。
補修前
大きいものだと先端が13ミリの場合もある。平均は12.42ミリなのでここが目標。
ID | a(凸先端) | b(凸根本) |
---|---|---|
G | 11.60 | 9.80 |
H | 11.40 | 9.85 |
平均 | 11.50 | 9.83 |
補修後
微調整したところ12.20ミリで落ち着いた。グルーは滑りにくいのでこのくらいの大きさでちょうどよい。
ID | a(凸先端) | b(凸根本) |
---|---|---|
G | 12.20 | 10.50 |
H | 12.20 | 10.40 |
平均 | 12.20 | 10.45 |
追記:2021/08/12
補修したプラレールのレールを数日使ってみたがグルー部分がすこしボロボロになってきた。下地処理をしっかりしているのではがれてくることはないが、何というか端がボロボロをしてくる。も少し薄く盛っていたらよかったかも。連結の緩みは解消できたがグルー補修は「仮」レベルと思っておいた方がいい。ただし、やらないよりやった方が遊びやすいのでどうにもならないくらい緩い凸部分は直しておいた方がよさそう。まとめると、グルー補修は耐久性に難がありあまり期待できないが何もしないよりはかなりマシである。
まとめ
ずーっと気になっていた連結のゆるいレールを補修できた。しかし、ひとつ直すのに10分くらいかかるので買い直した方がいい可能性もある。樹脂製なので経年劣化もあり補修しても元通りにならないこともありそう。低予算で補修できるので気が向いたらチャレンジ!!
- 連結の緩すぎるレールはグルー修理が無難
- 手間だが熱で歪めるよりグルーの方が確実
- 下地処理さえしっかりすればグルーは剥がれにくい
手間だがグルーので補修が無難そうです。