この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
長男5歳は魚取りやカニエビとりに目覚め一緒に遊びに行くようになった。筆者は大企業のセキュリティ教育に洗脳されているため過度のコンプライアンス(コンプラ)重視派である。ちょっと調べたらまぁ遊漁ルールが厳しいこと。罰則もあり非常に驚いた。水産資源の保護はわかるのだがちょっとやり過ぎではないだろうか。今回はそんあ遊漁ルールについて静岡県および静岡市周辺の河川を例に紹介したいと思う。
規則、条例、法律などにかかわる部分は必ずご自身で原文のルールを確認してください。
目次
静岡県における海での遊漁ルール
子供と川や海で遊ぶ時にルール違反になることが多そうな気がする。
遊漁ルール
ここでは静岡県を例に遊漁ルールを説明する。県によって規則がことなるため注意していただきたい。まず遊漁者が使用できる漁具や漁法が限られている。
遊漁者の皆さんが使用できる漁具、漁法は、次のものに限られています。(静岡県漁業調整規則第43条)
1. たも網又はさで網1
2. やす(水中眼鏡を利用する場合を除く。)1
3. は具(火光又は水中眼鏡を利用する場合を除く。)
4. くまで(幅15センチメートル以下のものに限る。)
5. 投網(船舶を使用する場合を除く。)
6. さお釣又は手釣(から釣を除く。)2
7. 徒手採捕
8. ひき縄釣3
これ以外の方法で生き物をとると捕まってしまう。
罰則
海洋局水産資源課に問い合わせたところ以下のような罰則があることがわかった。教育的にも子供にはルールがあることを教えておいた方がいいだろう。
第57条 次の各号のいずれかに該当する者は、6月以下の懲役若しくは10万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
お魚キラー
よくよく見かけるウゲと呼ばれる仕掛け。釣り具店ではお魚キラーなどの名称で売られているが基本的に禁止されている漁具である。
違反の事例
禁止漁具を使い海上保安庁から取り調べをうけるという内容。子供と小さい仕掛けでやっていたら注意ですまされるかもしてないが大人がやるとこうなってしまうようだ。
このほか伊豆などでは魚介類の窃盗で逮捕されることも多いとか。遊漁ルールについは気を付けた方がよさそうだ。
カニ網
うげなどの一網打尽系ではないので問題ないかと思っていたカニ網だが基本NGのようだ。静岡県の海洋局水産資源課に問い合わせしたら海でのカニ網は禁止で罰則もある。例外もあるが基本カニ網は禁止だと思っていた方がよさそう。気になる場合は自治体の水産資源課に問い合わせ。
東京都はギリいけるっぽい。
神奈川県・千葉県・茨城県の海面では「蟹網」使用不可。東京都では可能
神奈川県・千葉県の海面では、遊漁者による「蟹網」の使用が禁止されています。
潜水器の使用
静岡県にかぎって言えば海で素潜りして魚などを採取できないらしい。厳しいというかこれしないと乱獲する大人が多いのだろうか。そっちが心配である。ちなみに内水面と呼ばれる川や湖は漁業ルールにのっとっていれば大丈夫のようだ。
(5) 海面において潜水器(簡易潜水器を含む。)を使用する漁法(第4条第1項第20号に掲げる潜水器漁業の許可に基づいて水産動植物を採捕する場合を除く。)
静岡市内における川での遊漁ルール
川も海と同じようにルールがあるが漁業組合などでルールを定めているようだ。
静岡県漁業調整規則
基本はこの規則がベースにありそれに加え漁協のルールがのっかってくる感じ。海どうように川なども漁具や漁法に制限がある。
第33条 内水面において次に掲げる漁具又は漁法によって水産動植物を採捕しようとする者は、漁具又は漁法ごとに知事の許可を受けなければならない。
(1) まき網
(2) ひき網
(3) 瀬張網
(4) す建網
(5) 投網
(6) 四つ手網
(7) うげ
(8) うげはえなわ
(9) せぎうげ
(10) やな
(11) 追込網
(12) 刺網
(13) あゆ掛釣(あゆ友釣りを除く。)
(14) う飼漁法
(15) 芝づけ漁法
安倍藁科川漁業協同組合
静岡県漁業調整規則にくわえ組合が課すルールがある。もう子供の遊びとかいうレベルではない。このルールが適正なのかわからないが罰則があるのでまもらないとマズイ。
組合員証、遊魚者腕章、日鑑遊漁証ともに出漁中は必ず左腕又はみえやすいところ(ベルトへの巻きつけは不可)に着用し、腕章を着用しない者又は氏名、年齢無記入の者は無料入川者とみなして日限遊漁料金(現場売り)を徴収します。
ペットボトルの仕掛け
こども定番遊びでもあるペットボトル仕掛けも自治体によってはルール違反になる。静岡県の水産資源課に確認したところNGとの回答であった。以前ペットボトル仕掛けにつて記事にしたが自治体によって禁止されていることがあるので十分に注意していただきたい。
ペットボトルで魚を獲る~手軽に作れる仕掛けで簡単に川魚を捕獲~
個人的に漁具の作成や構造の理解は教育的に有用だと思うのでもう少しルールを何とかして欲しい。
潜水器の使用
潜水器の使用がかなり厳しかったので川などで潜ってエビとったら逮捕されるのか心配になってしまった。静岡県内であれば問題なさそう。漁協などのルールに違反しなければ水中眼鏡などを使って潜ってエビなどをとっても違反にならない。
(7) 内水面において水中眼鏡(し水器を含む。以下同じ。)を使用するあゆ掛釣漁法
何やっても違反になりそうな気がしてしんどくなってきた。ルールをつくっておけば問題ないとみんなが思う社会風土に疑問を感じる。
まとめ
乱獲を防ぐために禁止しているのはわかるがちょっと厳しすぎると思う。子供が遊ぶレベルであればもう少しルールをゆるめてもいいのではないだろうか。そうするとルールの抜け道を使って乱獲する大人がでてくるので難しい気もする。ただ、安倍藁科川漁業協同組合の鮎の漁法に関する規則が解せない。夏季限定で子供が流し毛ばりできるのはいいがもう少しルールを緩和してもいいと思う。川に人なんてほとんどいないのにこの厳しいルールは本当に必要なのだろうか。ただ、どんなに理不尽なルールでも守らないと罰則があるのできちんと理解して行動しよう。
- 子供との遊びでも厳しく複雑な遊漁ルールがある
- 罰則は6月以下の懲役若しくは10万円以下の罰金と厳しい
- 適正なルールか不明だが知っておかないとマズい
やりたい放題にルールをつくっているように思えてしまいます。