ペグが刺さらない河原でタープを張る方法~土嚢袋を使った超コスパ戦略でペグダウンせずにガイロープを固定する~

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よく河原にピクニックに行くのだが場所によってペグダウンができないことが多い。先日も河原で自立式タープを使っていた家族が風でぶっとんでいた。そこまでの強い風ではなかったのでペグダウンさえできていれば問題なかったように思う。そんなこともあり河原でのガイロープ固定について調べていたが有効な情報がほとんどない。「鍛造ペクで突き刺せ」みたいな無茶なことが書いてあるだけ。解決方法は前々から考えていたので今回河原に行って実験してみた。

注意事項

強度や安全性については使用する道具によって異なるため参考にする場合は自己責任でお願いします。

河原でペグダウンできない

まったく情報がでてこない。

ネットに情報がまったくない

石がゴロゴロした場所でのガイロープの固定方法を調べたがネットでまったく見つからない。そもそもペグダウンできない場所でタープを張ろうとする人がいないのかもしれないが。河原に行くとピクニックしたりしているファミリーも多いので需要はあるハズなのだがなぜこのような情報がないのかなぞ。そんなこともあって今回実験し記事にしている。

自立式タープもペグダウンが必要

先日河原でバーベキューをしているファミリーの自立式タープが風でぶっとんで壊れていた。自立式タープであっても突風でぶっ壊れる可能性があるので必ずペグダウンしておきたい。

よく見かけるこのような自立式タープはガイロープが4本付属しており四つ角をペグダウンできる。破損や事故の危険を考えると必ずガイロープを使った固定はしておきたい。

石に結び付けるのは無理

ネットで石にガイロープを結び付ける方法などが紹介されているが強度的に無理。そもそも人が動かすことができるような大きさの石でガイロープを固定することはできない。

ペグなしでガイロープを固定

情報が無いなら自分でやるしかない。

1. 道具の準備

使用するのはこの2つだけ。

使用する道具
  • 土嚢袋
  • カラビナ

土嚢袋

10枚で278円の土のう袋。いっちゃん安いやつなので耐久性はあまり期待できない。

ガーデンバックという選択肢もあったが嵩張るのとコスパが悪いので土嚢袋に軍配。

カラビナ

100円ショップで一番丈夫そうなやつをチョイス。タープのテンションに耐えられるのかちょと謎。スクリューでロックするヤツの方が耐久性が高かったかも。

ダイソーのラインナップ。

どこまで耐久性を信用していいのかわからん。

2. 設置場所に土のう袋を配置

今回はタープを準備できなかったのでビーチパラソルを使ってガイロープ固定を実験する。

まずはペグダウンするであろう場所に土嚢袋を配置する。通常のタープであればメインポールを固定する四カ所のペグとなる。今回はビーチパラソルを三か所で固定。袋が風で飛ばないよう小石を入れておく。

3. 石の詰め込み

土のう袋のヒモがほどけないように事前に縛っておく。今回ちょっと適当に結んでしまったが、もう少し工夫した方がよかったかも。

あとは河原の石を詰め込むだけ。

1/3くらいでも20kgはありそう。フルに詰め込むと大人でも動かせないくらい重くなる。重さが原因で風で飛ばされる可能性はゼロ。多分紐が切れると思う。

4. ガイロープとカラビナで連結

土のう袋の口紐とガイロープをカラビナで連結する。土のう袋の位置が悪かったら石を一回だしてから移動。石をフルに詰めた状態だと動かせないハズ。

5. 自在金具でテンションをかける

丁度いい位置に来たら自在金具を使ってガイロープのテンションかけていく。

ガチガチにテンションをかけてみたが大丈夫そう。

ボトルネックになりそうなのは土のう袋の口紐。ここを補強できれば耐久性はかなりあがると思う。

はい、どーんっ!!なんか怪しい感じだけど意外に強度あり。このあと風が強く吹いたのだがビクともしなかった。

6. 設置完了

ちょっと風が強いコンディションであったが問題なし。ビッタビタに決まっている。パラソルの周囲にガイロープがきて居住性が損なわれているものの風で飛ばされない安心感がある。

7. 考察

石がごろっごろの河原で何とか固定できないか試行錯誤してこの方法に辿り着いた。大き目の鍛造ペグも所有しているが河原ではとても使えそうにない。個人的には土のう袋一択ではないかと思っている。ただ、土のう袋やカラビナの耐久性が怪しいので強風時や大型タープを設置する場合は注意した方がいいかも。

耐久性アップのポイント
  • 耐久性のある土のう袋を使用する
  • 土のう袋の口紐を強度のある紐に変更する
  • 耐久性のあるカラビナを使用する

一番心配なのは土のう袋口紐。タープ固定用には作られていないので耐久性はかなり怪しいと思う。火にも弱そうなので近くで焚き火してたら「ピシッ!!」といってつぎつぎ切れていきそう。逆に土のう袋の紐さえ強化できればかなり強力な気がする。

まとめ

今回実験的に土のう袋でガイロープを固定してみたが予想以上に上手くいった。後半風が強く吹いたときもあったがパラソルはびくともしない。土のう袋の強度にちょっと不安は残るものの十分な強度が期待できる。自在でかなり強いテンションをかけてみたが土のう袋が動くようなことはまったくなかった。壊れるとしたらパラソルが折れるか、口紐が切れるかのどちらかだろう。使用するギアによって耐久性は異なるがガイロープを固定しないよりはマシだと思う。

ポイント
  • ペグダウンできない河原でも土のう袋でガイロープを固定できる
  • 土のう袋は重くペグダウンと同等の強度が期待できる
  • 土のう袋の口紐の耐久性が心配で果然の余地あり

石がごろっごろの場所でのペグダウンは無理です。

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