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最近お気に入りのワイヤーネットを使って靴を収納した。見た目はイマイチだが壁を使った収納はスペースの有効活用になる。
価格や仕様などは2020年9月に確認したもので最新の情報と異なる可能性があります。ご了承ください。
目次
出番の少ない靴が収納できない
子供の靴が増えたこともありトレッキングやランニングなど出番の少ないシューズの置き場所がない。
苦肉の策の靴収納
以前はつっぱり棒やウォールポケットを使ったがこれも限界。特にブーツやトレッキングシューズなどゴツイ靴はウォールポケットに収まらない。つっぱり棒にひっかけるブーツ収納も取り付け場所が限られる。
収納方法検討
生活スペースを確保するために普段使用しない靴を上手い事収納したい。理想はスニーカーショップみたいなおしゃれな収納。
ショップみたいに壁に並べる
箱に入れてしまうと湿度も心配だし、何より取り出しにくくて困る。限られた収納場所を考えると壁面しかない。思いついたのがスニーカーショップみたいに壁にディスプレイする方式。密閉空間でないので湿度の心配もない。居住空間であれば環境もいい。見た目さえ気にしなければイケるはず。
壁に棚を付ける
イメージをスニーカーショップのディスプレイにすると棚が必要になる。この棚が厄介。コスト、見栄え、使い買ってを考えると非常に悩ましい。
- 棚を置く
- 柱を立てて棚を付ける
- 壁に棚を付ける
- ワイヤーネットを壁に付ける
見た目にこだわりすぎるとキリがない。コストと手間を優先するなら「棚を置く」か「ワイヤーネットを壁に付ける」が無難だろう。DIYでガッツリこだわりたい人は「柱を立てて棚を付ける」という選択しもある。
棚の設置手段 | コスト | 設置しやすさ | 見た目 |
---|---|---|---|
棚を置く | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
柱を立てて棚を付ける | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
壁に棚を付ける | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
ワイヤーネットを壁に付ける | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
棚を置く
調べてみるとそこそこのお値段でシューズラックなるものを見つけた。組み立てて置くだけなので設置は簡単。床に置くのでスペースを取るデメリットあり。
柱を立てて棚を付ける
屋内につっぱり式の柱を立てて靴収納用の棚を取り付ける。ここまでくるとかなり大がかり。コストと手間がかかるが、こだわりの棚を設置できる。これも棚と同じくスペースを取るデメリットあり。
ネジ式のつっぱりパーツ。
バネ式のつっぱりパーツ。
壁に棚を付ける
以前BOSEのスピーカーを壁掛けにした。この時は取り付け場所が補強された壁面だったので強度を出して棚取り付けができた。となると間柱のある場所に限られるので色々と難しい。なにより手間がかかるので体力的につらい。
ワイヤーネットを壁に付ける
以前のこぎり収納で活躍したワイヤーネット。見た目が苦手だったがコストパフォーマンスと自由度ですっかり好きになってしまった。シューズも上手くイケそうな気がする。
のこぎりの収納場所が見つからないのでワーヤーネットで何とかする
取り付け手順
見た目はあれだが今回はサクッと取り付けられるワイヤーネットを選択。失敗してもお財布へのダメージが少ないのが良い。手間とコストを考えたらチャレンジしない理由がない。
(1) 設計
取り付け場所と方法を検討し決める。
ワイヤーネットの取り付け位置
ワイヤーネットの固定方法は主に「ピン止め」と「ねじ止め」の二種類がある。石膏ボードに取り付ける場合は「ピン止め」を使用。ねじが効く場所へ固定する場合は「ねじ止め」を使用する。
ワイヤーネットのメリットとして固定位置が自由というメリットがある。上記の固定金具は基本的にワイヤーネットのどこに取り付けてもOK。固定か所が自由に調整できるため場所を選ばない。
靴の固定方法
お店みたいに横向きでディスプレイできればと思ったがお目当ての金具が見つからなかった。無難にひっかけて固定する網かごを使ってみる。
網かごは大、中、小の三種類。とりあえず三種類購入して実験することにした。
こちらが中タイプ。奥行がある。
小タイプ。奥行は少ないが幅がある。
結論を言うとこの製品の場合靴を入れるなら「大タイプ」が無難。ブーツやトレッキングシューズも収納できた。
取り付け場所
今回は和室に取り付ける。「小壁」の「廻り縁」と「鴨居」にねじ止めで固定。洋室の場合は石膏ボードに「ピン止め」でいいだろう。
取り付けるのは和室の小壁。
天井の渕にある「廻り縁」にワイヤーネットを取り付ける。
下側のフックは障子の「鴨居」に取り付ける。
(2) 材料、道具準備
設計に従い材料および道具を準備。
材料
トータル1,300円なので棚を買うよりも安い。固定フックにねじは付属している。大かごは6個まで取り付け可能だが今回4個だけ。
材料 | 金額 |
---|---|
ワイヤーネット x 2 | 400 |
固定フック x 2 | 200 |
連結パーツ x 1 | 100 |
大かご x 4 | 400 |
固定用ねじ(必須ではない) | 200 |
合計 | 1,300 |
固定フックに付属するねじが大きかったので別途準備した。「廻り縁」と「鴨居」にねじ止めするのだが付属のねじだと木が割れてしまう可能性がある。付属のねじが無駄に大きい気がする。この辺りはDIY慣れしていないと判断しづらい。太く丈夫な柱であれば付属品で問題ない。
道具
最低でもドライバー1本あれば取り付け可能。固定フックがピンタイプであれば工具不要。
- 電動ドライバー(なければドライバー)
- 下穴用キリ(必須ではない)
- 水平器(必須ではない)
- マスキングテープ(セロテープでも可)
(3) 取り付け場所の確認
ワイヤーネットに使う固定用フックは基本的に上2か所から取り付け最後に下2か所を取り付ける。ワイヤーが歪んでいることがあるのでワイヤーの形に合わせて微妙に位置調整する必要がある。
今回使用する「ネジ止め」タイプの固定フックは上用と下用で形状が異なる。間違えやすいので注意してほしい。
こちらが下用フック。
マスキングテープを使ってワイヤーネットに固定ふっくを仮止めする。ワイヤーネットを壁に当てて取り付け場所に印を付ける。印は金具の端にマスキングテープを貼るとよい。今回、「廻り縁」と「鴨居」に取り付けるのでねじが効きそうな場所に合わせてフックの位置を調整した。
可能なら水平器を使って水平を取る。ただしワイヤーネットのゆがみがあるのでぴったり水平はでない。
(4) 上フックの取り付け
印を付けた場所に上用フック2つを取り付ける。「廻り縁」が細いので木が割れないよう今回下穴を開けてねじ止め。
(5) ワイヤーネット取り付け
上部に箇所の固定フックにワイヤーネットをひっかけぶら下げる。
(6) 下用フック取り付け
取り付けるワイヤーネットの大きさや形状が不安定なのでフックをワイヤーネットの実寸で取り付ける。ぶら下がったワイヤーネットに固定フックがぴったりはまる位置で取り付ける。固定フックをワイヤーネットの形状に合わせて取り付けることでグラつきを防ぐことができる。
今回下用フックを「鴨居」に取り付けるため別途短く細いねじを準備した。付属のねじを使ったら大きすぎて取り付け部分が割れてしまう。もちろん下穴もあける。
(7) 2枚目取り付け
基本的に2枚目も取り付け方法は同じ。2枚目の取り付け位置は1枚目とぴったり並ぶ位置で調整。
複数のワイヤーネットを連結させるパーツ。
ワイヤーネット自体に多少の歪みがあるので精度はあまり気にしない方がいい。
(8) カゴの取り付け
取り付けたワイヤーネットにカゴをぶら下げる。ネット2面で大かごを6個取り付けられる。
仕上がりの確認
ワイヤーネット2面で大かごが横に3つ。縦に2つ。全部で6つ取り付け可能。今回4つだけ取り付けた。余ったスペースは娘の写真。
大き目のワークブーツもなんとか収まる。
トレッキングシューズとランニングシューズ。
とりあえず及第点。
まとめ
見た目はアレだが置き場所に困っていた靴を収納できた。6足収納する場合はコスト1,500円。このコストで壁掛け収納できるなら成功と思っていいだろう。しばらくはこれで運用してみるつもり。取り出しも楽だし見た目もそこまで気にならない。
- ワイヤーネットは自由度が高く使いやすい
- 見栄えはイマイチだがコスパがよく取り付けも簡単
- 壁を使えばスペースを有効活用できる
コスパと自由度の高いワイヤーネットは収納におすすめ。