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お気に入りブーツのかかと内側が裂けてしまった。傷みがあるのはかかと内側だけなので何とかして履き続けたい。とりあえずこれ以上裂け目が広がらなければいいので今回は縫うだけで対応。冬場にひと月ほど使用したが裂け目が進行するようなことはなかった。糸と針だけあれば何とかなるのでかかと内側の裂け目やほつれが気になる方は試してみてはいかがだろうか。
裂けたかかと内側はこのような状態。
目次
かかと内側を修理する方法
かかとの内側を修正する方法については下記記事の「かかと内側を修理する方法」にまとめた。
スニーカーのかかと内側を修理補修~穴の開いたジャングルモックのかかと内側を500円で何とかする~
ざっくり言うとこんな感じ。
- 専門店で修理するより買いなおした方がいい
- 補修パッチのような貼り付け方式は耐久性に不安がある
- 面倒だが縫製の方が耐久性が高い
個人的にはあて布を縫い付ける方法をおすすめしたい。
生地が裂けただけなら縫うだけでいい
前回のジャングルモック修理では全体的な痛みがあったので革を縫い付けて修理した。今回かかとの生地が裂けただけなのであて布の必要はない。
裂けた部分を縫って修理
ジャングルモックの補修と違い今回は縫うだけなので簡単。
必要な物は糸と針だけ
かかとの生地がそこまで痛んでいなかったのであて布無しで修理。針と糸があれば何とかなる。ただし糸は細目がおすすめ。糸が太いと凹凸ができて履き心地が少し悪くなる。
履き心地を考えて手縫い糸は細目がおすすめ。糸はかかとの生地に近い色を使用する。
かかと内側修理手順
縫うだけなので手順ってほどのことでもない。縫うだけだが履き心地が悪くなるので結び目の処理だけ気を付けた方がいい。
(1) 補修ヶ所の確認
汚れもあり全面張り替えたい気もするが大変なので裂けた部分だけ修理。
素材のつなぎ目部分から裂けている。布部分とゴアテックス生地が分離。
中のスポンジも少し痛んでいるが今回はそのまま。
小さな裂け目も今後穴が大きくなる可能性があるためすべて縫っておく。
裂け目が大きいところはあて布した方が良い気もするが今回は縫うだけで何とか対応できた。
(2) 裂け目の縫製
今回適当に縫って仕上がりが悪いのでご了承いただきたい。時間をかけて慎重に縫った方が綺麗に仕上がります・・・。
見えない場所だがそもそも糸の色選びを失敗している。できるだけ近い色を使いましょう。
糸が太く色も違うので仕上がりはイマイチ。
生地全体に傷みがあるのでどこまで耐久性があるかわからない。
片足完了。手縫いは苦手だが意外に簡単だった。
ついでに細かい裂け目も修理。
末端の結び目が凹凸になり足に少し当たる。細い糸を使った方が良さそうだ。
小さな裂け目を一通り縫ったが生地全体の痛みがあるため耐久性が心配。次回はあて布を使っての修理を検討したい。
(3) 仕上げ
せっかくなのでブラシを使ってメンテナンス。ほとんど紐を外さないのでホコリが溜まってた。
最後にインソールを入れて完了。
仕上がりの確認
ほとんど見えない部分なので違和感はないはず。履き心地が若干気になるが及第点。
見た目
あて布を使っていないので見た目は変わりなし。
かかと内側の生地を張り替えると雰囲気が変わってしまうかもしれない。仕上がりとしては良い方ではないだろうか。
履き心地
太い手縫い糸をつかったせいか少しかかとに縫い目が当たる気がするが、厚手の靴下を履けば問題ないのでそれほど気する必要はない。糸の太さと縫い方を気を付ければもう少し凹凸を無くせると思う。
耐久性
約ひと月使った感じ問題なかった。長く使うのを考えると生地全体の痛みが心配。耐久性については今後追記予定。
余談だがかかとがすり減ってきたので時間があれば補修材で修理したい。
かかとの補修についてはこちらを参照。
自分でサンダルのかかとを修理~Shoe Goo(シューグー)でビルケンシュトック ボストンを修理~
まとめ
縫っただけだが裂け目が日に日に広がるストレスから解放された。補修部分の結び目が足にあたり若干気になるが裂け目を気にするよりはまし。もっと早めに修理しておけばと後悔している。かかとが裂けてきた場合は早めの修理がおすすめ。たいした手間ではないのでお気に入りの靴が傷んできたら修理にチャレンジしてみましょう。
- 裂けたブーツのかかと内側は手縫いで何とかなる
- 傷みがひどくなければあて布は必要ない
- 細い糸を使って縫い方を気を付ければ履き心地の違和感もない