自動車のランニングコストを比較~大型車から軽自動車に変えたら年間どの程度浮くのか?~

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実家の父親がランニングコストを抑えるために車の買い替えを検討。そこで自動車のランニングコストについて調べてみた。超ざっくりで年間7万円ほどの違いがある。軽自動車に買い替えれば年に約7万円の節約。ただし買い替え費用が50万円以上かかるとトータルで費用削減にならない。ある程度人気車に乗り換えれば下取りが高くなるので買い替え時の費用がペイできるかもしれない。結論を言うと固定費削減のために軽自動車に乗り換えるのはアリ。買い替え時に出費はあるが数年後手放すにしても乗り潰すにしても買い替え時の費用は相殺されるはずである。

注意事項

自動車の維持費についてはアバウトな数字で正確なものでありません。条件によって維持費が大きく異なることがあります。ご注意ください。

超ざっくりの自動車の維持費

かなーりざっくり自動車の維持費をまとめてみた。表は年間の維持費。この他に整備費がかかるがここでは割愛する。大型車から軽自動車に乗り換えると年間約7万円の節約になる。

注意事項

かなりアバウトな計算なので参考程度にお使いください。

項目 軽自動車 小型車 中型車 大型車
車検(自賠責保険含む) 22,000 26,000 30,000 40,000
任意保険 45,000 48,000 51,000 54,000
ガソリン代 40,000 60,000 70,000 80,000
合計 107,000 134,000 151,000 174,000

車検(自賠責保険含む)

車検費用は車検専門店の料金表を参考にした。車検で部品交換が必要になる場合もう少し価格が上がる。7年を過ぎるとバッテリーやタイヤなどが怪しくなってくる。この項目はやや少なめみ見積もっている。古い車だと2、3割費用が増えると思っていい。

任意保険

参考になる情報が無かったので現在契約している保険を基準にした。基準は22等級の大型車、車両保険付きで年間約54,000円。任意保険は車両サイズでそれほど価格がかわらないようだったのでマイナス3,000円づつで見積もった。車両保険を外せば全体的にもう少し安くなる可能性が高い。

ガソリン代

これも少なめに見積もった。基準は大型車で年間5,000kmで燃費はリッター9km。ざっくり見積もって大型で80,000円。他の車は超ざっくりで見積もった。ハイブリット車だと5割以上少なくなることもある。ハイブリッド車にすればガソリン代の項目が大きく減るが走行距離が少ないと効果は薄い。

大型車から軽自動車へ乗り換え

大型自動車の取り回しが大変であれば乗り換えるのもありだと思う。大型自動車の下取りが60万円で110万円の軽自動車に乗り換えた場合を想定して検討する。

注意事項

ここでの試算は超ざっくりです。車の状態や条件によって金額が大きく異なる可能性がありますので参考程度にお使いください。

支出の試算

7年で考えるとだいたいもとはとれる。年数のいった大型車はメンテナンスコストがかかるので少なく見積もっても7年で乗り換え費用はペイできると思っていいだろう。

種別 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 合計
大型車 170,000 170,000 170,000 170,000 170,000 170,000 170,000 1,190,000
軽自動車 600,000*1 100,000 100,000 100,000 100,000 100,000 100,000 1,200,000

*1:追い金50万円で中古軽自動車に乗り換えた場合

資産の試算

ざっくり見積もると現在乗っている大型車の下取りが約60万円。7年の減価償却で20万円まで落ちると試算。軽自動車は110万円購入で7年後に50万円と試算。超ザックリだが7年後の試算価値は30万円を超える計算となる。下取り価格の高い軽自動車を選んでおけばもう少しいい値かも。

種別 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目
大型車 600,000 500,000 400,000 350,000 300,000 250,000 200,000
軽自動車 800,000 750,000 700,000 650,000 600,000 550,000 500,000

買い替えでコスト削減できるか

追い金は発生するが下取り価格の高い軽自動車に乗り換えればトータルでコスト削減ができそう。資産だと7年目に維持費が相殺され資産価値に30万円の差額が発生すると予想している。どちらの車も故障やトラブルで維持費が上がる可能性もあるが軽自動車の修理費の方が圧倒的に安上がりなのでコスト削減が目的なら買い替えもありだろう。

激安軽自動車

修復歴ありの車は激安で購入できるが下取りを考えると厳しい。本気で乗り潰す覚悟があるならいいが、突然車を手放す状況に対応できないためあまりおすすめできない。

まとめ

買い替え時の追い金が予想以上にかかりコスト的にメリットが薄いかと思ったが自動車の資産価値(下取り価格)を考えると買い替えもありだという結論に至った。この試算はざっくりではあるがそれほど大きく外れていない気もする。オイル交換などのメンテナンス費用を含めていないのでもしかしたら年数の経過した大型車の維持費がもう少しかかるかもしれない。乗り心地や安全性などを捨てコストで考えるなら軽自動車の買い替えでよさそうだ。

ポイント
  • 大型車と軽自動車で年間ランニングコストが約7万円違う
  • 軽自動車の中古価格が高く買い替え費用が思ったよりかかる
  • 維持費と購入費用は約7年でペイされる可能性が高い

大きい車である必要がなくコストを抑えたいなら人気軽自動車への乗り換えがよさそうです。

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