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長年使っているジャングルモックの反対側のソールもはがれてしまったので前回同様にソールをボンドで貼り付ける。前回は上手い事仕上がったので余裕とおもったら大失敗。マスキングテープの貼り付けが適当すぎてはみ出たボンドが大量にソールに付着してしまった。カッターナイフ(アートナイフ)でなんとか削り取ったが非常に手間がかかった。下地処理や圧着も重要だが仕上がりを考えるとマスキングテープの貼り付けも手を抜けない工程と言える。
一回目の補修はこちら。
剥がれたジャングルモックのソールを補修~スニーカーソールの接着強度を上げるには下地処理と圧着がポイント~
靴の種類や素材によって正しく接着できない場合があります。ご了承ください。
目次
2回目のジャングルモックのソール貼り付け
二回目なので余裕ぶっこいていたら失敗してしまった。
道具はホームセンターと100円ショップに行けば一通りそろうと思う。クランプは無くてもいいので無理して買わない方がいい。クランプを除けば1,000円以内に収まるはず。
- ボンド(ウルトラ多用途SU)
- マスキングテープ(3M)
- 新聞紙
- パラコード(100円ショップ)
- 棒ヤスリ(シューグーの付属品)
- スパチュラ(100円ショップの金属製耳かき)
- カッターナイフ(デザインナイフ、アートナイフがベスト)
- クランプ(任意)
1. 反対側もソール剥がれ
前回の補修時に問題なかった反対側のソールもはがれてしまった。これで両方ほぼ同時にソールが剥がれたことになる。ボンドの耐用年数を超えたに違いない。7年近く使っていたのでまぁ良い方ではないだろうか。しかし、まだまだ使えそう。ソールをボンドで貼り付けて何とかする。
剥がれたジャングルモックのソールを補修~スニーカーソールの接着強度を上げるには下地処理と圧着がポイント~
2. 型崩れ防止
シューキーパーが無かったので新聞紙を詰め込み形を整える。中身が空っぽの状態だとソールの圧着ができないためできるだけキクツ詰め込む。
3. 下地処理
可能な限り接着する箇所をサンディングする。写真はスポーツグーに付属していた棒ヤスリで思ったよりも使える。
4. マスキング
はみ出したボンドが本体に付着しないようにマスキングテープで保護する。
カーブしている部分のマスキングテープが思ったより難しい。今回すべて15ミリのマスキングテープを使用した。今思うと際部分はもっと細いマスキングテープを使えばよかった。
マスキングテープが少しでも浮き上がっているとそこからボンドが入り込みソールのサイドについてしまう。マスキングテープの出来で仕上がりが大きく変わってくる。
5. ボンド塗り込み
ボンドは実験して一番よさそうだったSUを使用する。
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服にボンドが付着すると取れなくなるのでボンドを扱うときは汚れても良い作業着を着用してください。
剥がれている部分と剥がれていない部分があるので事前に印をつけておく。
ボンドを隙間に塗り込むために使用したのは100円ショップの金属製耳かき。スパチュラの代用として非常に優秀。
USは思ったよりも乾きが早いので手早く処理する。
ボンドは塗るのではなく「塗り込む」。ボンドが素材にがっつり食い込むように耳かきを使ってグイグイと塗り込んでいく。マスキングテープがあればはみ出ても大丈夫なのでとにかくグイグイやる。
ボンドが多少はみ出るくらい多めに塗る。ボンドが服に付くと取れないので作業着は必須。
6. 圧着
100円ショップのパラコードを使って圧着する。圧着は下地処理に続いて重要な工程で接着強度に大きくかかわる。はみ出たボンドがパラコードに付着し内容新聞紙でくるんでおく。
今回新聞紙を詰めて型を固定したが内部からの圧が足りなかったように思う。可能なら木製のシューキーパーを使った方がいいかも。
前回くるぶし部分が圧着できていなかったので今回はクランプを使って入念に押さえつける。
7. 乾燥
今回は時間が無かったので1日だけ寝かせた。時間があるなら2、3日寝かせてもいいだろう。
8. 開封
パラコードを外し開封と。
養生の新聞紙を取り外す。
側面も良い感じに接着できている。
先端部分も隙間なくいい感じ。
マスキングテープをはがしたら怪しい雰囲気が・・・。
マスキングテープでしっかり養生できてなかった。マスキングテープの隙間からボンドが入り込みソールに付着。マスキングテープでの養生を適当にやったせいで大失敗。
マスキングテープの養生で手を抜くと後で大変なことになる。
9. 余分なボンドの除去
はみ出たボンドをアートナイフでカットする。マスキングテープでミスってしまったのでこの作業が非常に面倒なことになった。切れ味が悪いと作業効率が悪くなるので作業前に新しい刃に交換しておくことをおすすめする。
新しい替え刃にしないとボンドが切れない。
マスキングに手を抜いたので見える位置にボンドがはみ出ている。このままだと非常に見た目が悪い。
可能な限りカットしてこの状態。もう少しキレイになりそうな気もするが諦めた。
ボンドがはみ出ると見栄えが悪くなるのでマスキングテープの養生は手を抜かない方がいい。
反対側も盛大にはみ出たがカットしてここまで回復。
先端部分もここまで目立たなければいいだろう。
10. 完成
前回に続き良い感じで接着できると思ったがマスキングテープの貼り付けで失敗し大量にボンドがはみ出てしまった。はみ出たボンドを何とかカットして着地出来たが無駄に時間がかかった。次回は手を抜かずにマスキングテープを貼りつけよう・・・。
補修後2週間くらい使っているがまったく問題ない。素人の補修としては及第点ではないだろうか。
まとめ
気を抜いてマスキングテープをしたら大変なことになってしまった。逆に言えばマスキングテープさえしっかりすればはみ出たボンドの処理が非常に楽で時間がかからない。アールのある部分は細いマスキングテープを使えばもう少しキレイに仕上がっただろうか。前工程で手を抜くと後工程で悲惨なことになるのはよくある話か・・・。
- マスキングテープで手を抜くと後で大変なことになる
- マスキングテープさえしっかりできれば仕上がりが良くなる
- しっかり圧着できれば強度がでそう
もう全体的にボロボロなのであと1年いけたら大往生でしょう。