スニーカーのかかとをグルーで補修~履き心地、耐久性、見た目、全部がダメ、ダメ、ダメ~

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ソールの補修に今までスポーツグーを使っていたが塗り重ねが必要でとにかく時間がかかる。材質の似たグルーが代用できないかと思い試してみた。結論を言うと失敗。グルーでスニーカーのソールを修理するのはおすすめできない。材質の問題か補修部分がベトベトして常にガムを踏んだような状態。しかも一時間ほどで補修部分が剥がれ落ちてしまった。手間はかかるがグルーでなく専用の補修材を使った方がよさそうだ。

注意事項

グルーの種類やスニーカーの材質によって結果が異なることがありますのでご了承ください。

かかとの修理が必要なスピングルームーブ

3年ほど前に補修したかかとだが想像以上の耐久性。

3年前に修理

三年前にかかとを修理したがすべて削れてしまった。

スピングルムーブ修理 自分でスニーカーのかかとを修理(2回目)~Shoe Goo(シューグー)でスピングルムーブを修理~

補修材のスポーツグーを使った。三年間はがれることなくスニーカーの延命ができた。

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見た感じはがれる気配はない。既存のソールよりも若干削れやすいかもしれないがこの耐久性なら十分である。

もしかしてグルーでも

最近おもちゃの補修などでグルーをよく使うのだが「スニーカーのかかと補修」にもつかえるのではと思い始めた。硬化時間が極端に短いのでかかと補修の時短につながるかもしれない。

みんな大好きグルーガン~修理や補修で困ってもグルーを使えば何とかなる~

グルーでのかかと補修

ダイソーのグルーとスポーツグーを使って左右のかかとソール部を補修。グルーはダイソーのグルー芯を使用。

1. 下地処理

スポーツグー付属の棒ヤスリで下地処理。#240くらいの紙やすりでもよい。下地処理に手を抜くと剥離してしまうので入念にサンディング。補修か所よりちょっと広めに処理。表面の汚れが全部消えるぐらい削る。

2. 枠の取り付け

こちらもシューグー付属の枠を使用。無い場合はクリアファイルなどをカットして使用する。

かかとの形に合わせて枠を取り付ける。

ガムテープだと汚れが目立つのでマスキングテープが無難。

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3. グルーで補修

グルーの充填が想像以上に難しかった。グルーを塗っている直後から硬化していくのでデコボコになってまともに塗り付けられない。一応それっぽく盛りつけたのでこれでしばらくテスト運用する。補修は20分くらいで完了。とにかくはやい。

4. シューグーで補修

比較のためにシューグーでも補修。久しぶりに使ったら少し固まっていた。補修材は古くなると固まりだしてゲル状になってしまうようだ。以前購入したシューグーがかなり固まっていたがハズレをつかまされたのかもしれない。4回塗り重ねたので丸二日かかった。なんども言うがシューグーは薄く回数を重ねて盛り上げるのがポイント。とにかく時間がかかるので気長に修理。

5. 枠取り外し

グルーもシューグーもぺりぺりと簡単に剥がせた。

グルーの方は硬化時間が短いのでしっかりと充填されていない。隙間も多く仕上がりはイマイチ。

補修材を盛るのに二日以上かかった。時間がかかるだけあって仕上がりは悪くない。

6. カッターで整形

グルーの方をカッターで整形。硬い・・・。力がいるので大き目のカッターを使った方が安全。くれぐれも怪我をしないように注意。

シューグーも同じくらい硬いが平らになっているのでそこまで整形は必要ない。

7. 完成

はい、完成。6年以上履いているのでだいぶくたびれてきた。

運用テスト

スポーツグーとグルーで左右のかかとを補修したのでしばらくつかって様子を見る。結果を言うと履き心地や耐久性が足りず失敗。靴底の補修にグルーは使えないと思っていいだろう。

履き心地

しょっぱなから歩きづらい。グルーの補修部分がベトベトしてガムを踏んだような状態。しばらく使っていれば慣れるかとおもったがそうでもない。夏場の熱々アスファルトを歩いたら確実に溶けると思う。この時点でアウト。

見た目

スポーツグーと比べると汚れがひどい。グルーは少し柔らかいのか汚れやすいようだ。スポーツグーも汚れるがグルーほどではない。

耐久性

約1時間ほど歩いたらはがれてしまった。しっかりと下地処理をしたのだがまったく食いつかない。ソールのゴム部分との相性が悪いと思われる。スポーツグーの方は以前のボンド実験で確認したが硬質ゴムとの接着相性はかなりよい。

ゴム接着用のボンドを比較~靴底接着に使用するゴム用ボンド6種類の接着強度を検証~

多少期待していたのだがここまでダメだとは思いもしなかった。運よくキレイに剥離してくれたのは再施工時にたすかった。

まとめ

もう少し粘るかと思ったがあっという間に剥離。危うくはがれた補修部分を紛失してしまうところだった。逆に3年近くもったスポーツグーが優秀過ぎる。剥がれなかったとしてもベトベト感が酷いので無理矢理はがしていたと思う。今回の結果からグルーを使ったソールの修理はおすすめできないと判断する。

ポイント
  • グルーは柔らかくソールに付けるとベトベトする
  • グルーはスニーカーソールとの接着相性が悪い
  • グルーは靴底の補修に使わない方がいい

補修に時間がかかってもスポーツグーを使った方がよさそうです。

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1 COMMENT

花子さん

シューグーは昔からハンズで売っていて二三回使用して駄目と判断。
その後、セメダインのシューズドクター(黒、白もあり)を使ってみて、これで決まりだなと思いました。

最初は天然ゴムのエーグルブーツ(修理できないと靴修理店からは断られたが)の底の減りに使い、長く持つことを確認し、ウレタン底でも大丈夫でした。合成ゴムももちろんOKでした。

コツは、底面を水平にしないで、回りより高く盛り上げてしまうことで、歩くことで自然に削れるのを待つのです。かかと側面の処理も少しはみ出るくらいに塗り、乾燥し肉やせしてもいいようにします。
シューグーの欠点である、気泡は出来ませんでした。

ホームセンターで100gタイプを買えば、一本で3足は直せます。

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