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久しぶりにオルファのペンタイプナイフを購入しようと思ったら種類が増えていてどれを選んでいいかわからなかった。せっかくなので自分に合ったものを購入したい。用途は紙や布のような薄い物のカットから硬いプラスチックや木材の加工まで幅広く汎用的に使いたい。
スペックや実物を調べて定番のアートナイフが最適との結論に至った。小型刃のデザインナイフは薄手の物に特化していて汎用的な用途に向かないと判断。刃先が充実しグリップ力の高いアートナイフプロはオーバースペック。高品質仕様のリミテッドは男のロマンと。オルファのペンタイプナイフは、色々と幅広く使うならアートナイフがおすすめ。
参考にオルファカッターナイフのおすすめも紹介しておく。
オルファカッターナイフ本体のおすすめ~種類が多すぎてどれを選んでいいかわからない~
仕様などは2019年9月のもので最新の情報と異なる可能性があります。製品を購入する場合は本家サイトにて対応する替刃やボディーなどを再度ご確認ください。
目次
ペンタイプナイフの替刃一覧
替刃は大きくわけて通常サイズと小型サイズの2種類ある。デザイナーズナイフ替刃だけがボディーが異なる。替刃とボディーの関係は後述のマトリクスで説明する。
刃先角度 | 刃厚 | 幅 | 長 | |
---|---|---|---|---|
アートナイフ替刃 | 32.8° | 0.45mm | 6mm | 40.5mm |
アートナイフプロ替刃 直線刃 | 23° | 0.5mm | 8mm | 40.5mm |
アートナイフプロ替刃(曲線刃) | – | 0.45mm | 8mm | 38.5mm |
アートナイフプロ替刃 平刃 | – | 0.55mm | 8mm | 35.5mm |
デザイナーズナイフ替刃 | 30° | 0.38mm | 4mm | 25mm |
アートナイフプロ替刃(細平刃) | – | 0.5mm | 4mm | 39.1mm |
アートナイフプロ替刃(プラカット刃) | – | 0.4mm | 7mm | 34.3mm |
アートナイフプロ替刃(引きかき刃) | – | 0.5mm | 7.1mm | 31.5mm |
ホビーのこ替刃 A(広刃) | – | 0.35mm | 11mm | 66.5mm |
ホビーのこ替刃 B(細刃) | – | 0.35mm | 11mm | 64mm |
アートナイフ替刃
アートナイフプロ替刃 直線刃
アートナイフプロ替刃(曲線刃)
アートナイフプロ替刃 平刃
デザイナーズナイフ替刃
アートナイフプロ替刃(細平刃)
アートナイフプロ替刃(プラカット刃)
アートナイフプロ替刃(引きかき刃)
ホビーのこ替刃 A(広刃)
ホビーのこ替刃 B(細刃)
模型の改造やプラスチックの加工に便利そう。細かくノコを入れられるのは魅力的。
替刃の種類について
一般的なペンタイプナイフの替刃を大きく分けると小型のデザイナーズナイフ替刃と通常サイズのアートナイフ替刃の2種類である。その他は特殊なタイプでアートナイフに装着が可能である。装着可能ボディーについては後述。
デザイナーズナイフ替刃 | ・サイズは、刃厚0.38mm、刃幅4mm ・曲線のカットに向く ・薄い素材が得意 |
アートナイフ替刃 | ・サイズは、刃厚0.45mm、刃幅6mm ・模型などプラスチックの加工に向く ・厚めの素材に向いている |
切り絵など薄い紙を細かくカットする場合はデザイナーズナイフ。プラスチックなど硬さのあるものの加工はアートナイフ。デザイナーズナイフは刃先が鋭利かつ薄いため曲線のカットに向いている。
個人的には細かい部分を大胆にカットできるホビーのこ替刃が気になる。大きく加工したい場合カッターで削ると時間がかかるが、のこ刃なら一気に削り取ることができる。模型などで大胆に切断する場合便利なんじゃないかな。
ホビーのこ替刃 B(細刃)
どの替刃を選べばいいか
特殊な刃を除いて言えば「デザイナーズナイフ替刃」か「アートナイフ替刃」の二択。薄い紙のカットがメインならデザイナーズナイフ、紙以外もカットしたい場合はアートナイフ。はじめの一本としては汎用性の高い「アートナイフ替刃」でいいだろう。
アートナイフ替刃
ペンタイプナイフの本体一覧
本体によって装備できる替刃が違うため用途によって選ぶ必要がある。ただし、特殊な刃を利用しないならどの本体を選んでも問題ない。
アートナイフプロが多くの種類の替刃を装着できる。アートナイフとデザイナーズナイフが装備できる替刃は1種類のみ。
本体 | アートナイフ替刃 | アートナイフプロ替刃 直線刃 | アートナイフプロ替刃 曲線刃 | アートナイフプロ替刃 平刃 | デザイナーズナイフ替刃 | アートナイフプロ替刃 細平刃 | アートナイフプロ替刃 プラカット刃 | アートナイフプロ替刃 引きかき刃 | ホビーのこ替刃 A 広刃 | ホビーのこ替刃 B 細刃 |
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デザイナーズナイフ イエロー | 〇 | |||||||||
アートナイフプロ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
リミテッド AK | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
アートナイフ | 〇 |
デザイナーズナイフ イエロー
アートナイフプロ
リミテッド AK
アートナイフ
本体の種類について
刃の大きさ以外で言えば一番のポイントは「グリップ部分」だと思う。握りの部分は、細身で金属の「リミテッド AK、アートナイフ、デザイナーズナイフ」か、ラバーグリップの「アートナイフプロ」の2種類。仕事などで長時間利用しないのであればどちらを選んでもいいだろう。筆者は、アートナイフを長年愛用しているがそれほど困ったことはない。ただし、ちょっと力が入れにくいことのあったかな?でもその時はカッターナイフを使えばいい話。
デザイナーズナイフのカラーバリエーション
デザイナーズナイフはブルー、ピンク、ブラック、イエローの4色展開。ネットの評判を見るとピンクやブルーが人気があるようだ。
リミテッドシリーズ
ペンタイプナイフにもロマン仕様のリミテッドシリーズがあった。価格はさておき高級感のあるメタルっぽさがたまらなくステキだ。
リミテッド・シリーズ
上質のグレードアップカッター「リミテッドシリーズ」は美しく洗練されたデザインですべてにおいて使う人を満たす、ひとつ上のカッターです。
細かな作業も快適に行っていただけるペンタイプナイフ。切削加工されたアルミ製ボディにセミグロスブラック塗装、グリップにはニッケルメッキと、高級感溢れる贅沢な仕上げです。
ラバーグリップ
ペンタイプナイフではアートナイフプロだけがラバーグリップになっている。仕事などで長時間利用する場合は良いかも。
滑らず長時間使用しても手が疲れにくいラバーグリップの本格細工用アートナイフ。付属の3種類の刃で幅広い用途に使えます。
どの本体を選べばいいか
結論から言うと最初の一本ならアートナイフがおすすめ。価格も手ごろで大きさも丁度いい。ただし切り絵などの細かい作業専用で使うのであればデザイナーズナイフがよい。アートナイフに比べ小型で細かい作業に向いている。総合的にみて汎用的に使えるアートナイフがぺタイプナイフでのおすすめである。
アートナイフとアートナイフプロの実物を見てみると思ったより大きさに違いがある。アートナイフが鉛筆くらいで、アートナイフプロが太目のボールペンといったところ。長時間使い続けるならゴムグリップが必要かもしれないがそうでなければアートナイフで十分だろう。特殊な替刃も無くても困らない。ライトユーザーにプロはオーバースペックだと思う。
デザイナーズナイフとアートナイフプロを比べるとさらに大きさが違う。ここまで大きさが違うと用途がはっきり別れる。切り絵など細かい作業ならデザイナーズナイフの方がよさそうだ。逆にプラスチックの加工などは力の入りやすいアートナイフプロが向いている。
アートナイフとリミテッド AKを比べてみた。大きさはどちらもかわらないがリミテッドがかなり重い。持ち比べて重いのが直ぐにわかるくらい。以前、金属の重いシャープペンシル使っていたが特に問題はなかった。重さは慣れの問題かもしれない。リミテッドは替刃を固定する部分が金属なので耐久性と安定感は期待できそう。
リミテッド AKはアートナイフに比べ細部の作り込みが良く出来ている。ペンタイプナイフ購入が2本目の場合は思い切ってリミテッドを選んでもいいかも。
まとめ
いきなりリミテッドは敷居が高いので手ごろなアートナイフがいいだろうというのが結論。2本目であれば、刃の種類が豊富でホールド性が高いな「アートナイフプロ」もしくは、高級感のある「リミテッド AK」でいいだろう。
ボディーはそんな簡単に壊れない。筆者は模型用にアートナイフを2本所有していたが10年くらい使った記憶がある。アートナイフをしばらく使って不満があれば別のタイプを追加で購入。リミテッド AKは見た目しか変わらないので、アートナイフの次は「アートナイフプロ」か「デザインナイフ」を試すのがいいだろう。
- はじめの1本なら汎用的に使えて手ごろなアートナイフがおすすめ
- 切り絵など細かい作業専用に使うならデザイナーズナイフ
- 2本目でロマンを求めるならリミテッドAKもアリ
オルファカッターナイフのおすすめはこちら。