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先日父が亡くなり100万円以上費用のかかる葬儀屋選びを予備知識なして1時間以内で決めた。今考えてもミッションインポッシブル。両親の年齢が70歳を超える喪主経験の無い方は是非とも本記事を確認していただきたい。お葬式の費用が思ったよりめちゃくちゃなので注意して欲しい。可能ならこれを機に終活の一環で葬儀屋を事前に選んでおくことを強くおすすめする。
本記事は筆者の個人的な体験談であり地域や時代で異なることがあります。ご了承ください。
目次
予想外の逝去
先日持病を患っていた父(70代)が急逝してしまった。病気の調子が悪く主治医からは覚悟しておいてといわれていたもののこんなに早くお別れになるとは筆者も母も思っていなかった。
自宅で呼吸停止
最後は老衰に近い形で呼吸と心臓が止まってしまった。一応救急車を呼んで心臓マッサージなどもしたがそれが意味のない事だと救急隊員もわかっているようだった。
怒涛の事務処理
社会人の時は事務処理や打ち合わせの段取りなど忙しくしてたが、それ以上の忙しさになる。近親者が亡くなる時は相当忙しくなると覚悟しておいた方がいい。
予備知識なしでの葬儀手配
喪主や施主になるのは今回がはじめてなのでスタート時点からかなりパニック。母(70代前半)はほぼ戦力外なので筆者が事務処理を進める。スタートは「葬儀社選び」からとなり遺体搬送もあるのでお急ぎモードで決める必要あり。しかも、後になって分かったが葬儀社によって金額が大きく異なるため失敗すると無駄な出費が増える。
葬儀社の選び方
病院で死亡確認したら「葬儀社選び」がスタートする。
病院の提示リスト
よくあることなのかわからないが病院から葬儀社リストが渡された。リストは持ち帰り不可。こっそり写メしたので持ち帰ってしまったのだが。
リストを見るとよく目にする名前が多い。が、100件近い葬儀社リストからどうやって選べばいいのかわからない。困ってネットで調べるが検索上位はアフィリエイトか業者SEOで当てになる情報がほとんどない。要するに検索結果上位をお金で買っている葬儀屋がリストのはじめにくるので、広告費用の少ない業者は良くても見つからないのだ。
ネットの口コミはヤラセが多く信用できないので半分くらい嘘だと思った方がいい。検索結果の上位に来ている業者はお金で検索順位を買っているので良い業者とは限らない。
結論を言うと病院が提示したリスト以外の業者を選択した。病院リストの業者はコネか賄賂的なもので入っているのだろうかあまり良い業者がない気がした。
病院が提示する葬儀屋以外も選考の対象にした方がいい。逆に賄賂や人脈を考えると病院が提示する葬儀屋リストの業者の方が悪質な可能性がある。
家族葬と一般葬
お葬式のスタイルは主にこのふたつと思っていいだろう。家族葬は親族だけでお葬式をするタイプで人数は30人以下。一般葬は親族以外も葬儀に参列するタイプで人数が多くなり大規模。筆者は今回家族葬を選択。一般葬て規模が大きくなると対応する親族の負担も大きいのでこちらにした。ただし、お通夜だけは一般に公開。
概算見積もりはコミコミで
寝不足と忙しさのイライラでかなりスイッチが入った状態で業者に電話した。
ふない「すみません、概算で葬儀費用のコミコミの価格教えてください。」
業者A「えーっと、規模によってお値段が変わるので。」
ふない「家族葬30人規模で概算ください。ぜんぶコミコミでお願いします。」
業者A「家族葬で最低100万で一般葬で200万以上になります。」
ふない「この金額って全部コミコミでいいんですよね?」
業者A「実際はもう少し増えることも・・・。」
よくある手口というか、「葬儀費用50万!!」と言っておきながらオプションが追加費用で結局100万とかになってしまう。見積もりをしてもらう場合は葬儀費用すべてコミコミの総支払額がざっくりいくらか確認する。基本料金いくらとかは当てにならないので注意。概算金額をはっきり答えない業者は論外。対応の悪い電話窓口も避けた方がいいだろう。
概算見積もりはコミコミの支払い総額を聞く。はっきり金額を言わない業者はリジェクト。
同じ条件で費用が倍以上違う
いくつか業者に電話してみたがコミコミの金額が大きく違う。葬儀屋さんに後で聞いたら同じ条件で費用が倍以上違うことはよくあるとか・・・。なんとも恐ろしい話である。よく耳にする(有名な)葬儀屋は非常に費用が高かった。結局病院の葬儀社リストに載っていない業者が良心的な価格であった。今考えると葬儀費用を比較検討しなかったら100万、200万が消し飛んでいた。いやいや本当に恐ろしい話だ。
葬儀費用は業者によって同じ条件でも倍以上違うことがある。業者を選ぶ場合は必ず費用を比較すること。そうしないと100万円以上のお金が消し飛ぶことになる。
電話対応の質
いくつかの業者に電話したが高額な費用の業者ほど態度が悪かった。ちゃんとした葬儀屋さんは電話対応もしっかりしているハズ。少しでもいい業者を選ぶために電話対応に注目していただきたい。
電話対応が良い業者の方がちゃんとしている可能性が高い。
お布施は別
コミコミの価格で葬儀の費用は出るが実はそれだけではない。葬儀費用とは別にお坊さんへのお布施が必要となる。一般的には10~30万円といわれているが葬儀費用とは別に必要になるため注意が必要。
葬儀屋選び体験談
父が朝8時に亡くなったので8時から葬儀社選びスタート。
8:08 父が永眠
呼吸が止まってから2時間以上たつのでいまさら感はあるが8時に医師の死亡確認。ここから怒涛の葬儀がはじまる。この日は夜の23時まで食事すらできなかった。
8:15 葬儀屋リスト提示
病院から今後の説明を受け葬儀社のリストが渡される。
8:30 母と相談
葬儀屋どうするなんて話を母としたがお互い予備知識が無くパニック状態。筆者たネットで相場や規模などを調査。ここで、「家族葬」と「一般葬」の違いを確認。一般葬は喪主の負担が多きいらしいので迷わず今回は家族葬を選択。
8:45 業者に電話
ネットで葬儀屋について調べるがほとんどが業者SEOで信頼できる情報がホトンど見つからない。疲れでイライラしてきたので体当たりでいくつかの業者に電話。
9:00 費用が無茶苦茶
結婚式と同じで葬儀の費用もあってないようなもの。いくつかの業者に見積もりを取ったが大きく金額がことなった。
筆者は特に体裁などは気にしないので葬儀代はできるだけ抑えたい。100万円葬儀費用を安く出来たらそのお金は残された母のために使いたい。お金は死んだ人よりも残された生きている人のために使う方が良いと筆者は考える。母は好きな旅行も我慢していたようなのでこの機に人生を楽しんでもらいたい。
9:15 業者選定
妥当な金額と電話対応の良かった業者Bに決定。結論を言うと運よく「あたり」を引けた。ポイントはこの業者は病院が渡した葬儀社リストに載っていなかったこと。結局そういうことなのである。
10:00 病院から遺体を移動
業者が決まったのでその業者に車を手配してもらってひとまず病院から自宅へ。
まとめ
金額をふっかけてくる悪徳葬儀屋がいるので注意して欲しい。葬儀は予備知識なしで突然スタートする場合があり、一歩間違うと悪徳業者の餌食になってしまう。70歳を過ぎたら本人もしくは親族で葬儀社を事前に選んでおくことを強くおすすめしたい。事前に葬儀屋を選んでおくだけでもかなり負担が少なくなる。死んでから100万円以上かかるお葬式の業者を1時間以内で選ぶとかもう狂気の沙汰である。両親がご存命であればこれを機会に終活の一環として葬儀社選び(見積もり)しておくことをおすすめする。
- 葬儀屋を選ぶときは必ずコミコミの概算見積もりで比較検討する
- 葬儀屋の費用は業者によって倍以上違うことがある
- 病院の業者リストやネットの検索上位はあてにならないので注意
可能なら死ぬ前から葬儀屋を選んでおいた方がいいです。