オフィスチェア(デスクチェア)の選び方~デスクとの高さバランスに注意しつつ実機を確認するのが基本~

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以前作業用の椅子選びであれこれ悩んだのでポイントを再度まとめてみた。購入前に利用シーンをよく考えるのがポイント。作業用、リラックス、兼用など利用シーンに合わせタイプを選ぶ。作業用であればローバックのファブリック生地でリラックスならPUレザーのリクライニングタイプがよさそう。まずは実店舗で色々な椅子に座って体感してみよう。

素材

オフィスチェアは多少クッション性のあるファブリックが使われることが多い。通気性を重視するならメッシュという選択肢もある。素材によって座り心地がかなり違うので一度実機で自分の好みを確認した方がいいだろう。

メッシュ

通気性の良いメッシュ素材。一般的には背もたれだけがメッシュになっている場合が多い。アーロンチェアのように座面もメッシュになっているものも稀にある。メッシュ地で体重を支えるので生地に張りがあることが多い。いくつかのメッシュチェアを試してみたがPUレザーなどと比べるとクッション性が無く硬く感じる。

ファブリック

オフィスチェアとしてよくみかける素材。ウレタンフォームなどのクッションを布で覆うタイプ。メッシュにくらべるとクッション性がある。通気性で選ぶならメッシュだが座り心地で選ぶならクッションタイプ。筆者の使っているデスクチェアもクッションタイプである。メッシュに比べ若干蒸れる気がするが座り心地を考えるとこちらだった。

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PUレザー

若干高級感のあるタイプ。合成皮革なので手入れが楽で水に強い。経年劣化でボロボロになるので耐久性に期待はできない。ゲーミングチェアにも採用されていることが多い生地。

本革

高価だがPUレザーに比べ耐久性ありだが手入れする必要がある。予算を考えないならこの選択肢もあり。

背もたれ

超ざっくり分けるとこの3種類。会社などの事務所でつかっているのはほとんどがローバックと言われるタイプ。

ローバック

背もたれが胸くらいの位置。背もたれに体重を預けた時にあまりリラックスはできない。作業メインと思った方がいいだろうか。筆者の使っているプレセアもローバックタイプ。メリットとしては背が低いので部屋を広く感じること。

ハイバック

背もたれが肩の位置まであり多少リラックスできる。ローバックに比べると背もたれに体を預けられるのでくつろぎやすい。

ヘッドレスト

完全に背もたれに体重を預けられるので寝れる。クッション性があれば映画鑑賞にもよさそう。自宅でリラックス兼用ならこの選択肢もあり。

座面

チェアを選ぶうえで座面の高さは重要。

高さ

座面の高さは重要。使用するデスクとのバランスがあるため適切な高さを選びたい。使用するデスクが決まっている場合は段ボールなどでモックを作り適切な高さを確認してもいいだろう。あとひじ掛けの高さ調整が出来ない場合デスクにチェアを収納できなくなる場合がある。跳ね上げ式のひじ掛けもあるが注意した方がいい。小柄なひとは床に足が届かないこともあるのでテーブル選びも含め適切なサイズを検討した方がよい。

大きさ

座面の小さい椅子だと大柄な人に合わない可能性がある。その逆もありカタログスペックでだいたいの大きさは確認しておきたい。

傾き

作業用ならロッキング(もしくはシンクロロッキング)でリラックスして使いたいならリクライニング機能がよい。

ロッキング

背もたれに体重を乗せると傾く機能。傾けるときの強弱調整ができるものもある。リクライニングのように特定の傾きで固定できるタイプも。

シンクロロッキング

ロッキングした時に座面も連動するタイプ。座面が連動することで自然に倒れ込むことができる。個人的にはシンクロ機能があった方が良い気がする。

リクライニング

車のシートリクライニングとほぼ同じ。特定の角度で固定されるのでロッキングのように動かない。仮眠やリラックスして動画を見る場合はリクライニングの方が使いやすい。

価格

価格帯を超ざっくり3つに分けてみた。

コスパ

安い物だと送料込みで4,000円以下から。コスパチェアを何度か見たがそこまで悪くない。ニトリなどの量販店でもコスパ製品の取り扱いがあるので実店舗で確認してもいいだろう。中堅から比べると価格が半額以下なので耐久性はそこまで期待できない。大事に使えば長く使えると思うので費用を抑えたい場合はアリだと思う。

中堅

こちらは1万円以上のタイプ。価格幅は広く1万円から5万円くらいまで。一般的にコスパに比べ細部の品質が良く耐久性が高い。会社の事務所で使われているのはだいたいこの価格帯のものが多い。毎日使う物なのでコスパ製品だと持たない。

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高級

10万円以上のデスクチェア。長く使う場合は価格以上の価値はあると思うがコスパが良いとは言えない。予算に余裕がある特別な場合は検討してもいいだろう。

選び方

基本は実物に座ること。ネットで購入する場合は近いタイプを実店舗で試すとイメージがわく。

タイプ別の特徴

生地素材やクッションの厚みによって座り心地がかなり異なる。人によって合う合わないがあるので自分の好み(座りやすい)の椅子のタイプをまずは知る。

以下にざっくり用途と要素の組み合わせをまとめた。動画完了などでリラックスしたい場合はクッション性のよいヘッドレスト付きがよさそう。

用途 素材 背もたれ 傾き
作業 ファブリック ローバック ロッキング
リラックス PUレザー ヘッドレスト リクライニング
兼用 メッシュ ハイバック シンクロロッキング

*上記表は参考例です。

実機による確認

家具屋やインテリアショップで実物に座って体感すると欲しいチェアのイメージが湧いてくる。ホームセンターやニトリなどの量販店にも展示品があり確認することができる。

カタログスペック

座面の高さやサイズなどはカタログで確認できる。ネットで購入するのであればこの数値が頼りとなる。

口コミ

定番のチェアであれば座り心地などを口コミでチェックすることができる。体格や好みが違うのですべて当てはまるわけではないが参考にはなる。

まとめ

まずは家具屋やインテリアショップで色々な椅子に座ってみると理想のチェアが見えてくるハズ。実店舗で確認した椅子を買うのが確実だが見つからない場合はネット購入を検討してもいいだろう。ネット購入する場合は口コミなどを見て耐久性や座り心地について確認すれば多少リスクを減らすことができる。コスパチェアであれば失敗しても痛手が少ないので悩む時間があるなら買った方がいい。

ポイント
  • チェアのタイプによって座り心地が大きく異なる
  • ネット購入の場合でも実店舗で似たタイプを試した方がよい
  • デスクの高さに合わせて座面高を選らぶ

中堅以上のチェアを購入する場合は実機確認した方がよさそうです。

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