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時は1995年、自分が20歳の頃にデート商法を体験した話である。卒業アルバムからの情報流出なのか20歳になってから怪しい電話が頻繁にくるようになった。知らない人からなれなれしく話されるのが嫌だったので即切りしていた。それに経験値は浅いが「怪しい」ということは直感的にわかる。そんなある日見知らぬ女性からの電話でデートすることになってしまった。デート商法という言葉は知っていたので潜入捜査気取りで誘いにのるがその後地獄をみることになる。
デート商法の被害にあわれた方は迷わず消費者ホットラインに電話してください。局番なしの「188」番で無料相談できます。迷っているとクーリングオフの期間を過ぎる可能性があります。怪しいと思ったらすぐに相談してください。
目次
デート商法の体験談
待ち合わせは地元の駅の南口。待っているとスーツを着た小柄な女性が「こんにちはふないさんですか?」。そこに現れたのは美人でスタイルの良い女性だった。
昔の話なので待ち合わせ場所で何を話したかはっきり覚えていない。覚えていないなら大した会話してないんだろう。ただ、仲良く話をしたことだけは覚えている。今思えば、彼女は仕事なので必死だったのだ。
ビルの一室へ連行される
会話の途中彼女の表情に変化があった。今思えば営業を仕掛けるスイッチを入れたんだろう。まだ、この時点で何が目的か一言もいっていない。彼女に誘導されビルの一室に入る。このときの彼女の表情が強張っていたのをいまでも鮮明に覚えている。人をだましている罪悪感からだったのだろうか。それともノルマ達成でしめしめと思っていたのだろうか。
異常な洗脳空間
ビルの一室に入るとそこは異様な空間だった。広い室内に椅子が横並びで置かれておりたくさんの人であふれていた。座った時に立っている人と同じ目線にくるような高さの美容院にあるような椅子。白のレザー調のおしゃれな感じだった。見渡すと椅子に座っているのがお客さん(カモ)でそれを2,3人の販売員が囲むような感じであった。
「ふないさんどうぞーっ」なんつって、自分もこの白い椅子に座らされる。この時点で何が起こるのか全く分かっていない。バカな私でもとっても、とっても怪しいことは理解できる。椅子に座ると私を連れてきた女性がさーっと消えていった。バトンタッチ。彼女の仕事はこの部屋へ誘導するとこをまでだったようだ。若い販売員が私の接客(洗脳)に入る。
あれっ?あれ?さっきの子どこ行った?なんて思ってると・・・はい、高額商品を買わせるための洗脳スタート!!ひとり目は自分より少し年上の女性だったと思う。ちなみに美人ではない。はっ!!適材適所!?美人とその他で役割がわかれてるのか・・・。
洗脳タイムスタート!!
バトンタッチしていよいよ洗脳スタート。
販売員「ふないさんまだ独身ですよね、結婚指輪今から準備しませんか?」
ふない「はっ?いや、いいです。」
販売員「うーん、わかってないなぁ、今から準備しておかないと大変ですよ。」
ふない「いや指輪なんて必要ないです。」
販売員「指輪だけじゃないんです、このダイヤの部分をネックレスにできるの。彼女と出会って結婚するまで肌身離さずつけていればいいんです。長い期間ダイヤを身に着けることで思いをダイヤに込めらると思いませんか。」
多分こんな感じの内容だったと思う。60万円のダイヤ。ローンで。こんなん買うやついないだろと思うでしょ?30分くらいこのダイヤの必要性を説かれるわけですよ。細かくは覚えてないけど、ほんと色んなもっともらしいことを言ってくる。私も「もしかして、必要なんじゃねーかなぁ?」なんて思ってくるわけ。だんだん買わないことが悪いことのように思えてくる。それでも、あぁーっいかん、いかんつって、洗脳されそうなところを何度も正気に戻す。はたから見たらすぐに帰ればいいと思うかもしれないがこの異常な空間にはいると中々脱出する機会がみつからないのだ。
さすがに30分以上洗脳されるとこっちも辛くなってくる。買わなきゃダメなんじゃないか?俺はこのダイヤの重要性わかってないのか?こんだけ進められて買わないのはおかしいんじゃないか?買わないことは悪いことではないか?心理的なテクニック使っているのはわからないけど、疲れもあってだんだん買いそうになってくる。どんどん、どんどん、買う方向へ心がもっていかれる。
洗脳で精神崩壊
しかし、当時ブラック企業で働いてたから私はびっくりするくらい金が無かった。60万なんて大金ローン組んだら死ぬ。洗脳されそうなところをこらえた。必死でこらえた。疲れてだんだん分けがわからなくなってきて、私は当時読んでた自己啓発の本について突然語りだした。洗脳と貧乏の狭間で精神が崩壊したのだ。
販売員「どう考えても絶対いま買うべきなんですよ。」
ふない「僕、人生の成功って考え方次第だと思うんです。」
販売員「このダイヤは財産になるんです。買いましょう!!」
ふない「夢をかなえる人は、どれだけ自分のことを信じるかだと思う。」
販売員「今このダイヤを買うことでふないさんの人生が変わるんです。」
ふない「思考は現実になると思いませんか?」
販売員「んんん・・・」
こんな感じで私は洗脳を逃れるために訳のわからないことを言い続けた。ダメだと思ったのか、次は男の販売員にバトンタッチ。こいつ手ごわいです。みたいな感じで、アイコンタクトして洗脳再開。すでに洗脳の疲れで崩壊してた私は同じように自己啓発本に書いてある内容をひたすら繰り返し話す。洗脳から逃れるために無意識にとった行動だと思う。
販売員「もう、皆さん買って満足してますよ。」
ふない「夢って重要ですよね?」
販売員「今、このチャンスを逃したら大変です。」
ふない「誰にでも起業のチャンスってきっとあると思うんですよ!!一緒に頑張りましょう!!」
販売員「んんん・・・」
あのときめちゃくちゃなことを言っていたのだけははっきり覚えている。一時間を超える洗脳に耐えるには自分が壊れるしかなかった。最終的に二人の販売員に囲まれ追い込みをかけられるが、相手の話を聞かず訳の分からない持論を展開し続けた。
勝利
さすがにあきらめたのか販売員達が肩を落としいったん引き下がる。こいつダメだわ。みたいな感じでしょうか?初めにあった女性が現れ洗脳場から解放。寸前のところで踏みとどまれた。かなりのダメージをうけつつも二時間以上に及ぶ戦いに勝利したのである。
外にでて彼女と喫茶店へ。そのとき洗脳に抵抗した疲れで頭がくらくらしていたのを覚えている。洗脳に耐えるのって生半可じゃないと実感。「ふないさんかなり変わった性格なんですね」いやいや、あの状態から生還するには普通じゃ無理でしょ。と思うわけです。その後何事もなく駅の南口で彼女と別れた。手を出す出さないより、私は洗脳への勝利に酔いしれていた。
そのあとデートの誘いに乗ったせいなのか同じような電話がよくかかってきました。業者のカモリストにのってしまったのか?それ以降は潜入捜査のようなふざけたことをやることはなかった。
絶対に買わない自信があったのだが結果かなり厳しい戦いとなった。プロの販売員に数時間も追いつめられるとド素人では太刀打ちできない。少額かつもっと強引な手口でやられていたらまったく必要のないダイヤを買っていたかもしれない。逃げ出せないあの空間と販売員の追い込みの恐怖は今でも忘れられない。
デート商法とは
簡単に言えば相手の恋愛感情に付け込んで高額商品をかわせる悪質商法のひとつ。今回筆者が体験したのは「デート商法」と「アポイントメント商法」の中間のようなものであった。デート商法であればもう少し相手の下心をくすぐるような行為があったはずであるが今回は皆無。今思えばもう少し気を持たせてくれてもよかったのではと思う。カワイイお姉さんだったが恋愛フェーズまで到達していなかった。
デート商法(デートしょうほう)とは、異性への恋愛感情を利用して、契約を締結させる商法である。「恋人商法」ともいう。
引用:デート商法 – Wikipedia
アポイントメント商法もかなり悪質で今回みたいな洗脳部屋、タコ部屋に連れ込んで脅迫まがいのこともするようだ。筆者の場合は恫喝や脅迫はなかったが、そのような強引な事例も多いので怪しいセールスには注意してほしい。
アポイントメント商法(アポイントメントしょうほう)とは、勧誘電話などで相手を呼び出し、商材を売りつける商法である。
引用:アポイントメント商法 – Wikipedia
デート商法の事例まとめ
デート商法の事例をみていくとその傾向がわかってくる。ジュエリーが鉄板ネタ。この後説明するが絵画のデート商法も有名らしくエウリアンと呼ばれる女性販売員がいる。恋愛感情を上手く利用して相手にジュエリーを購入させるのが王道の手口。ジュエリーや絵画の場合は画廊やジュエリーショップで店員から追い込みをかけられる。一度お店に入ると脱出しづらいので注意したい。
- 事例1 – 展示会で彼のデザインしたアクセサリー
- 事例2 – 付き合ってすぐに280万円のジュエリーをおねだり
- 事例3 – 数回のデートで結婚をほのめかされ投資用マンションを購入
- 事例4 – SNSで知り合った女性に効果なジュエリーをローンでプレゼント
- 事例5 – メル友の進めるアンケートからの60万円ジュエリー押し売り
- 事例6 – 電話で知り合った女性からジュエリー購入しクーリングオフ後に粘られ再契約
- 事例7 – 若い男性からの電話があり恋愛感情につけこみ高額のジュエリーを買わせる
- 事例8 – 出会い系サイトの女性に展示会に誘われ総額200万円の衣料を購入
- 昔話 – デパートの販売員
事例1 – 展示会で彼のデザインしたアクセサリー
筆者のようなタコ部屋で追い込みをかけるパターンとは少し違う。恋愛感情を上手く利用しているのでこれが純粋なデート商法。気を付けたいのが展示会。店舗ではないのでクーリングオフの時に販売店に逃げられる可能性がある。付き合いの浅い異性から怪しげな展示会に誘われたら十分に注意したい。ジュエリーのほかに衣料品やセミナーなどのサービスを販売するパターンもある。
メールで知り合った相手と何回か会った後、「自分の仕事を見てほしい」と言われ、アクセサリーの展示会に連れて行かれた。相手がデザインしたというアクセサリーを勧められ、嫌われたくない気持ちから契約した。その後、相手とは一切連絡が取れなくなった。
引用:恋人(デート)商法|悪質商法|長野県消費生活情報
事例2 – 付き合ってすぐに280万円のジュエリーをおねだり
こちらも典型的なデート商法で280万円の被害とかなり悪質。そもそもだが付き合ってすぐに高額の指輪などをおねだりする彼女はデート商法じゃなくてもアウト。食事をごちそうするぐらいならいいが高額商品をおねだりとか常識的にありえない。まぁ、恋は盲目と言うからしかたないのかな。冷静になると気づくんだけどねぇ。
3ヶ月前くらいに、女性から家に突然電話があり、1週間くらい毎日電話やメールで話をして仲良くなった後に、交際して欲しいと言われました。すっかりその気になっていたところ、勤務先の宝石店に遊びに来ないかと誘われました。
そこで、ダイヤの原石を見せられ、勧誘してきた女性が誕生日プレゼントにして欲しいというので、指輪を注文しました。指輪が出来上がり、彼女に渡したとき、結婚の約束をするからダイヤのピアスとパールセットも 買ってほしいと言われました。お金が無いので迷っていたところ、結婚するのだからと強く言われ、ローンを組んで契約してしまいました。
でも、最近は メールや電話も少なくなり、結婚の話も全然進まず、騙されたとわかりまし た。すでに金額は総額で280万円にもなり、現在の給与では支払うことが できないので、解約したいのですが。
引用:【相談事例】デート商法 – 富岡市
事例3 – 数回のデートで結婚をほのめかされ投資用マンションを購入
調べてみるとデート商法は不動産も定番商品のようだ。ジュエリーにくらべるとマンションは金額が大きいので怖い。数回のデートでマンションとか冷静に考えたらあり得ない。恋愛モードの時は判断力が低下するのでどうしても騙されやすい。
婚活サイトは業者にとっては絶好の狩場になりそうだ。サイト内で身分保障されているか十分に注意して利用したい。
【事例1】40歳代女性
インターネットで婚活サイトにアクセスし、知り合った男性と数回デートをして楽しい時間を過ごした。
そのうち、「貴方のため」と投資用マンションの購入を勧められ、「待ってほしい」と言うと、「僕が信用できないの」「二人の将来のために」と結婚をほのめかされ、断れずに購入契約を結んでしまった。
その後、男性と連絡が取れなくなり、騙されたと思った。解約できないだろうか。
引用:恋愛感情を悪用したデート商法 ~甘い誘いに注意~/三郷市公式サイト
事例4 – SNSで知り合った女性に効果なジュエリーをローンでプレゼント
ジュエリーショップの場合は店舗なのでそのショップもグルの可能性が高い。店舗なら簡単に逃げることはできないのでクーリングオフしやすいだろう。
デート商法もSNSを使ったりとかなり販路拡大に力をいれているようだ。手当たり次第電話から手当たり次第SNSといったところだろうか?SNSに来る怪しいメールのほとんどがこういう輩なのだろう。身元がはっきりしないメッセージには場合は十分に注意したい。
【事例2 20歳代男性】
SNSで知り合った女性とゲームやアニメのことで盛り上がり好意を持った。何度かやり取りするうちにデートに誘われ喫茶店で会った。しばらく話をした後「私の職場が近くなの、一緒に来て」と言われジュエリーショップに案内された。
店内に入ると女性から、高額なシルバーペンダントを見せられ「とてもステキ。身に付けると自分に自信が持てる」と勧められ、断りきれずにローンで購入した。
後日、冷静になってみると高額で払えないことに気付いた。すぐにキャンセルしたい。
引用:恋愛感情を悪用したデート商法 甘い誘いに注意 – 埼玉県
事例5 – メル友の進めるアンケートからの60万円ジュエリー押し売り
キター!!タコ部屋からのジュエリー60万円。どっかで聞いたような話だ。筆者は本当に買わなくてよかったと思う。はたから見てると「なんで買っちゃうんだよ、断れよ!!」と思うでしょ?プロの販売員に閉鎖的空間で追い込みかけられたら無理だから。絶対追い込まれれっから試してみて。
ここまでの流れからすると「知り合って日が浅い異性からジュエリーショップに誘われたら危険」と結論付けたい。普通の人は出会ったばかりの人をジュエリーショップに連れ込んだりしません。相手からジュエリーショップのキーワードがでたら黒!!
【事例1】
携帯電話のサイトでメル友になった男性から遊びに誘われて出かけた。途中で、今やっている仕事でアンケートをやっているから協力してくれないかと言われ、会社に連れて行かれた。宝石に関するアンケートだと言われ、その場で宝石を見ながら話しをしているうちに、よく似合っているからとダイヤモンドの指輪を買うように強く勧められた。
勝手に指のサイズを測られ、数人がかりでしつこく勧誘されたため、帰りたい一心で60万円で契約してしまったが、本意ではないので解約したい。
引用:群馬県 – デート商法に気をつけて
事例6 – 電話で知り合った女性からジュエリー購入しクーリングオフ後に粘られ再契約
ちょっと新しいパターンを発見。無事にクーリングオフした後に再契約・・・。ここまで粘るのか。一度契約した人は業者のカモリストに名前がのるらしい。筆者もデート商法体験以降怪しい電話の数が急増した。今回同じ業者からの攻撃であったが、次は別の業者に狙われる可能性もある。
【事例2】
3か月前くらいに、女性から家に突然電話があり、1週間くらい毎日電話で話をして仲良くなった後に、交際して欲しいと言われた。すっかりその気になっていたところ、自分が働いている店(宝石店)に遊びにこないかと誘われた。
店に行ってみると売上に協力して欲しいと言われ、最初はお金がないからと断っていたが、しつこく粘られてクレジットを組んで契約をしてしまった。しかし、やはり払い続けることは無理と考え、翌日にクーリング・オフ通知を出したところ、その女性から再三電話があり、根負けして再契約してしまった。やはり解約したい。
引用:群馬県 – デート商法に気をつけて
事例7 – 若い男性からの電話があり恋愛感情につけこみ高額のジュエリーを買わせる
クーリングオフはできないが、既払金放棄で解約できたそうだ。デート商法の業者はクーリングオフの期間をしかり考慮して戦略を立てている。クーリングオフの期間が過ぎるまでは恋人気分を続けて過ぎたらドロン・・・。ただ、販売店が特定できたのは救い。展示会や仮店舗の場合は販売店まで連絡が取れなくなる可能性がある。
親しくなった男性に勧められ契約した指輪 ( 20歳代 ・ 女性 )
突然知らない若い男性から自宅に電話がかかり、恋愛のこと、家族のこと、宝石のことなどについて聞かれ、話をした。そのとき「会わない?」と誘われ、数日後、他県へ出向いた。 最初は喫茶店で話をし、次に近くにあった彼の会社に連れていかれ、「君のために指輪をデザインするから」といわれたので、その言葉に嬉しくなって購入を了承した。その後も、手紙や電話で親しく付き合い、1年と少しの間に計3個の指輪やネックレス100万円以上の契約をした。そのうちに支払いが困難になり、彼に電話をしても連絡が取れなくなった。 宝石の専門家に見てもらったら、この商品は購入価格ほどの価値はないといわれ、不信になったので解約したい。
引用:親しくなった男性に勧められ契約した指輪:和歌山県消費生活センター
事例8 – 出会い系サイトの女性に展示会に誘われ総額200万円の衣料を購入
でた定番の展示会連れ込み。長期にわたって恋人関係を続けているのでクーリングオフも間に合わず。若い人が狙われやすいそうなので子供たちが大きくなったらちゃんと教育しておこう。
出会い系サイトで知り合った女性に連れて行かれた展示会 ( 20歳代 ・ 男性 )
出会い系サイトで知り合った女性とメール交換を通じて友人となった。1ヶ月後に初デート、2度目のデートで彼女が勤めているという洋服店の展示会(ホテル)に出向き、カシミヤコート(50万円)を契約した。 その後も、店舗に前回の仕立て上がりを取りに行くたびに、彼女に一生ものだからとか、コーディネイトを考えないと、などと勧められ、ズボン、セーター、靴、ジャケット、マフラー…と次々に契約してしまい、気づくと総額200万円にもなっていた。 ローンの支払いが苦しく、もうこれ以上支払っていけない。
引用:出会い系サイトで知り合った女性に連れて行かれた展示会:和歌山県消費生活センター
昔話 – デパートの販売員
思い出したのでもうひとつネタを。かなり昔の話だが知り合いのデパートの販売員の家に呼ばれたことがあった。ちょっと色々期待してしまったが行ってみると健康食品の勧誘。ブシューッ!!世の中そんな甘い話ないよねと・・・。すごい性格の良くていい子だったんだけどそれ以降会うことはなかった。
ツイッターで見る悪質販売行為
筆者の場合年のせいかデート商法より「マンション投資」の迷惑電話が多い。デート商法のターゲットは若者がメインなのでしかたないか・・・。では、街の声を聴いてみる。
街コンは業者からしたら絶好の狩場。出会いの場にはデート商法があると疑った方がよい。それより主催者側のモラルに問題がある気がするが・・・。
以前に街コンで有名な商店会の人が講演に来たんでいったことがある。「ぶっちゃけ商店会が活性化すれば(儲かれば)それでいい。デート商法やマルチや謎の勧誘来てる?そんなの自己責任」だそうです。さすが商売人でした。
— KAKiTa@婚活〇〇 (@kakit78) March 7, 2018
筆者も若いころは挙動不審なのかよく声をかけられました。多分人のよさそうな騙しやすそうな人を狙ってくるんでしょう。年を取ってから悪質セールスから声がかからなくなりちょっと寂しい。
今年に入ってからデート商法の人に声かけられたり、宗教の勧誘を受けたりしてるんだけど、こいつチョロそうだなとか思われてるんすかね。
— てつまるだしっ! (@Malonyyyyyy) February 25, 2018
私も詐欺的なアンケートによく声かけられる。ほんと不服。街頭のアンケートは詐欺や悪質商法の可能性が高いので注意したい。
住みたい街ランキングのアンケートと名乗る者に声をかけられ、スタスタ歩きながら「清澄白河かなー」と答えたが、どうやらデート商法の手口らしかった。引っかかりそうと思われたのが不服
— 倫理 (@ktgm_rinrin) March 6, 2018
人通り多いとこにアンケートの人いる。サンシャイン通りの放送で「アンケートと偽った悪質なキャッチセールスがあり、喫茶店などに連れ込み高額な化粧品やエステ契約を強引に勧誘される被害がでています。キャッチセールスには十分注意しましょう。」と聞いた。いつの時代も変わらずあるようだ。
でも、私がアンケートが悪質商法だと知ったのはけっこう最近の話。アンケートに答えて最後に宗教の入信用紙が出てきたこともあった。フット・イン・ザ・ドアと呼ばれる典型だろうか。知らない人からのアンケートは基本断った方がよい。
今日は、街を歩いていたら不動産アンケートで呼び止められた。典型的なデート商法みたいですね。
普通に道を聞かれることも多いので、困った表情で呼び掛けられると、つい止まってしまう。
人の善意につけ込んだ商法だ……— 峻(Shun)⚙️広告系テックリード 兼 フリーランス・ブロガー・プロダーツプレイヤー (@Shun19841212) March 4, 2018
このような悪質な商法は相手のペースにはまると中々抜け出せないので、「街で怪しい人が近づいてきたら無視して逃げる」対策はこれに限ると思う。遊び半分でからかってやろうとか危ないのでお勧めしません。脅しや恫喝もあるようなので早い段階で断りましょう。
絵画商法
調べていると有名な悪徳商法を見つけた。「絵画商法」と呼ばれる悪質商法である。youtubeでたまたま見つけたのだが悪質商法としては一般的なもののようだ。
内容はかわいい女性に声をかけられ高額な絵画を買わされるといったもの。買わされる現場は、私が体験したような洗脳部屋みたいな画廊である。長時間拘束されプロの販売員に強引に絵を売りつけられると。うーん、基本的な手口はいっしょ。怪しい美人が近づいて来たら逃げ他方がよさそうだ。ちなみにこの絵を売る女性を「エウリアン」という。
他にブログでも同じように絵画商法に出くわした話があった。
私は実際に被害にあったわけではないが、やはりこのような店が私の好きな秋葉原にあることは許せない。
いや、どこにあろうと、芸術を法外な値段で無知な人間に売りつけて金を巻き上げるという行為自体、芸術を馬鹿にしている。
芸術には全く無縁な私でもそんなことはわかる。いい加減にして欲しい。
引用:秋葉原でエウリアン(絵画商法)に遭遇→撃退。その対処法と手口をバラす。
このお店もyoutube同様に秋葉原にある。「アールブリアン」という名前。時間の無駄になるのでこのような誘いがあったら絶対無視しましょう。秋葉原で女性に声をかけられたらすぐに逃げること!!
デート商法の手口
事例などを見ていくとおおよそ2パターンある。恋愛感情を利用する長期タイプと恋愛感情をあまり利用しない短期タイプ。
- 恋愛感情を利用してクーリングオフさせない長期タイプ
- 恋愛感情を利用しない買わせたら即逃げる短期タイプ
長期タイプは相手の恋愛感情を利用して高額商品購入後クーリングオフまで恋人のフリをする。手間暇かかるが確実にクーリングオフを乗り切れるのがポイント。相手の恋愛感情を利用するのでこちらの方が悪質。商品購入や契約後にアフターフォローしてくるため中々正気に戻れない。手間暇かけた分こちらの方が厄介である。
短期タイプはかわいい女性などを足掛かりに店舗などに誘い込み販売員が畳み込むタイプ。筆者のパターンや絵画商法などがこのタイプ。長期タイプでも店舗で畳み込みをかけることが多いようだがこちらは恋愛感情なしに販売員のパワーだけで押し切る。アフターフォーローがないため冷静になってから気づく「だまされた」と。気づいたら直ぐにクーリングオフ。
どちらのタイプも商品購入や契約時に店舗などで追い込みをかけるのが基本。長期タイプの場合は恋人からのおすすめであったり、恋人からのお願いと称して買わせるが、短期タイプは販売員のパワーで契約に至る。
恋愛感情を逆手にとってクーリングオフをさせないのがデート商法の真骨頂だ。
ターゲット
経験値の浅い若者がデート商法のターゲットにされている。筆者も20代前半だったのでドンピシャ。素敵な異性から突然誘われるとか120%詐欺だからね!!はっきり言っておくけどそんなミラクル絶対にないから安心してください。あなたに近づいてくる異性は全員詐欺師ですから!!
当事者のプロフィール
契約当事者の性別を見ると若干女性の方が多いがほぼ同数である。91%が20歳代で、平均年齢は23.1歳。全体の28%が20歳であることから、成人式を迎えたばかりの人が被害に遭っていると言える。
引用:相談件数が増加し契約金額が高額化したデート商法-被害に遭わないために- (発表情報)_国民生活センター
出会いのパターン
今は時代などでSNSも多いようだが事例とみると突然の電話が多い。やはりSNSなどのメッセージでは怪しいので無視されてしまうが、電話はそうはいかない。電話だと弱気な人は断りづらく相手の話に乗ってしまう。突然かかってきた電話の異性と恋仲になるとか普通に考えたらあり得ないと思うが相手も悪質商法のプロ。人の弱みにうまぁーく付け込んで恋愛感情をくすぐってくるのだ。
- いきなり電話をかけてくる
- 街角で声をかけられる
- 街角でアンケートと言って声をかけられる
- 街コンで声をかけられる
- SNSでメッセージを受ける
- 出会い系サイトで知り合う
- 婚活サイトで知り合う
普通に考えて「怪しい電話はすぐに切れ」ということだが人の良い人には難しいかも。重要な電話の可能性もあるので「どこのだれか?」「要件は何か?」をまず聞いてほしい。この手の電話は勢いよくしゃべってくるので相手の言葉をさえぎってでもこの2点を質問したい。
出会い系は自己責任として、婚活サイトで悪質商法するのは許せん。真剣に結婚を考えている人たちを騙すとか鬼畜レベル。大人なので自己責任と言ってしまえばそれまでだが主催者側もこの辺はフォローしてほしい。とりあえず相手がジュエリーや不動産をおねだりしてきたら走って逃げよう。
高額商品の種類
不動産など高額のものもあるが見る限りジュエリーが圧倒的に多い。不動産と違ってほとんど価値のないダイヤなどを高額に売りつけることができる。絵画もそうだが原価率の低いジュエリーが一番儲かりそうだ。知り合った怪しい異性が「ジュエリーデザイナー」や「ジュエリーの販売員」だった場合は限りなく黒に近い。
- ジュエリー
- 衣料品
- 絵画
- 不動産
相談が多い商品
アクセサリー類に関する相談が圧倒的に多く、紳士用洋服、絵画と続く。
引用:相談件数が増加し契約金額が高額化したデート商法-被害に遭わないために- (発表情報)_国民生活センター
追い込み
デート商法では相手の心がへし折れるまで徹底的に追い込んでくる。恋人関係であれば徹底的におねだりしてくる。相手が逃げられないような空間におびき寄せてじっくりと追い込み高額商品を購入させる。
ちょっと怖いと思ったのが展示会。特定の店舗でないのでクーリングオフしようと思った時点で逃げられている可能性がある。電話番号やメールも追跡できそうにないので販売員の顔写真を記録しておくぐらいか。
- ジュエリーショップ
- 自分の勤める会社
- 展示会
一度ショップなどに連れ込まれると非常に危険。奴らはとにかくしつこい。買うまで返してもらえないのだ。ほんとそのパワーを別のことに活かした方がいいのではと思う。筆者も体験したが複数人から攻め続けられるともう無理。高くても買っちゃう。
特に恋人関係が強い場合は「私のためにお願い!!」ってくるから。何度も言うが普通の人は付き合いの浅い恋人に高額所品を買わせたりしません。冷静に考えればわかるんだけど追い込み部屋入るとダメなんだろうな。
- 複数人でひとりを説得する
- 買うまで帰れない
- 言葉巧みに追い込んでくる
デート商法で騙されたら
もし騙されたと気づいたらすぐに国民生活センターに相談。消費者ホットライン(全国統一番号)は局番なしの「188」番です。
クーリングオフ
8日以内であればクーリングオフといって契約をキャンセルすることができる。まぁ何はともかく消費者ホットラインに電話で相談する。無料相談なので迷わずすぐに電話!!
クーリング・オフってなに?
特定商取引法やその他の法律に定められた消費者を守る特別な制度です。
クーリング・オフは、消費者が訪問販売などの不意打ち的な取引で契約したり、マルチ商法などの複雑でリスクが高い取引で契約したりした場合に、一定期間であれば無条件で、一方的に契約を解除できる制度です。
~中略~
特定商取引法におけるクーリング・オフができる取引と期間
訪問販売(キャッチセールス、アポイントメントセールス等を含む):8日間
引用:クーリング・オフ(テーマ別特集)_国民生活センター
被害にあわないために
基本的にうまい話はないと思うこと。かわいいお姉さんが意味もなく近づいてくることなんてないから。自分が体験した洗脳部屋みたいなとこは入ったら最後で買わされる可能性が高い。洗脳部屋に連れ込まれたらすぐ逃げた方がいい。自分は大丈夫とか思ってる奴が一番危ないよ!!
- 見知らぬ異性からの電話は100%黒だと思え
- 素敵な異性が突然現れて積極的に誘われたら120%黒だと思え
- 出会って日の浅い異性からジュエリーショップに誘われたら2000%黒だと思え
見知らぬ異性からの電話は100%黒だと思え
知らない人から電話が来たら「誰ですか?」「要件はなんですか?」この二つを聞いて答えなかったら即切る。ほんとに重要な電話なら要件言うから。見ず知らずの人に突然電話する時点で頭イカれてんだから相手にしちゃダメ!!相手のペースに乗らないで要件を言えないならすぐに切る。奴ら心の隙間に付け込んでくっから絶対長話しちゃだめだよ!!
素敵な異性が突然現れて積極的に誘われたら120%黒だと思え
20代の頃はそんな夢を見ていた時もあった。40過ぎて断言する「素敵な異性が突然現れて積極的に誘われたら120%黒だと思え」と。飲み屋の隣の席の女性グループと意気投合して仲良くなるとかだったらいい。見ず知らずの人から突然電話かかってきて仲良くなってお付き合いしましょうとか120%アウトだからね。普通の人は卒業名簿使って電話ナンパとかしないから。全部悪徳商法の業者。
出会って日の浅い異性からジュエリーをおねだりされたら2000%黒だと思え
出会った日の浅い異性がそんな高額商品をおねだりとかありえないから。お互いのこともよくわからんのにジュエリー欲しいとか非常識もいいところ。これがキャバ嬢とお金持ちの社長ならいいが一般には成り立たない。
「あーっ知り合いのジュエリーショップがここにあるの」とか言ったら逃げてください。はい、ダッシュで逃げて。くれぐれも店舗に入らないように。販売員に囲まれてなんか変な価値のない石ころ高額で買わされっから。相手の口からジュエリーの「ジュ」の字がでたら大声で叫んでダッシュで逃げる!!
まとめ
デート商法は20代の若者をターゲットに年々被害が増加している。万が一被害にあったなら消費者ホットライン(局番なしの188番)にすぐ電話してほしい。若い人がターゲットになっているので中高年の方は子供が被害に遭わないように注意したい。
見知らぬ異性から声をかけられたり電話がかかってきたらかなり高い確率で悪徳商法である。電話やSNSなど非常識な異性の誘いはトラブルになるので必ず断ること。恋人がほしいなら友人の紹介や合コンなど素性がわかる相手から探そう。
誰もが被害に遭う可能性があるので「自分だけは大丈夫」といった考えは危険である。日ごろから騙されいるかもと疑った方がよい。慎重すぎるのも問題だが被害が増えていっている今デート商法やその他悪質商法には十分注意したい。
筆者は、悪質商法にご縁があるようです。悪質訪問販売の体験談もよろしければどうぞ。
折角の良い記事ですが、消費者庁のホットラインは、188です。
海上保安庁118に繋がっちゃいますよ~
よう様
コメントありがとうございます。
大変失礼いたしました。
消費者庁ホットラインの電話番号を修正しました。
助かりました、本当にありがとうございます。
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