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ダイニングチェアの座面が取れてしまい直そうとしたらネジがバカになっていた。補修方法はいくつかあるが今回はグルーガンを使用。結論を言うとネジ穴へのグルー充填だけでは強度が足りず失敗。しかし、座面と脚に隙間があったためグルーを10ミリほど厚く盛りネジを効かせることができた。ボンドを使うよりグルーは硬化時間が短く使いやすい。ネジバカの補修を検討の方は参考にしていただきたい。
木材に比べグルーは強度が劣るためご注意ください。
目次
破損個所の確認
椅子の座面が外れると怪我する危険があるため早めに直しておきたい。
座面が外れた
ダイニングチェアの座面を固定していたネジが抜けてしまった。しかも座面の隙間に嫁が指を挟んでしまい激怒。急遽修理することとなった。
ネジが効かない
ネジで固定すれば簡単に直ると思ったが甘かった。ゆるんだネジを取り付けようとしたが空回り・・・。座面を外すとネジ穴部分が破損してネジが効かなくなっていた。
補修方法
ぱっと思いつく補修方法は以下の3つ。木くずパテがスマートに仕上がりそうだが面倒で時間がかかる。木材補強も同じく時間も手間もかかる。手間のかからないグルーで何とかなったら最高だ。
№ | 補修方法 | コメント |
---|---|---|
1 | ボンドと木くずパテでの補強 | 乾くまでに時間がかかる。合板の場合強度が足りなくなる可能性がある。 |
2 | 木材による補強 | 別途木材を準備する必要があり。加工の手間があり時間もかかる。 |
3 | グルーによる補強 | 手軽であるが強度に心配がある。 |
グルーのネジ固定強度についてはこちら。
グルーにネジが効くか検証する~仮補修には使えるが木材に比べるとネジ固定強度は低い~
材質についてはこちら。
家具の材質を自宅にあるもので紹介~長く使える無垢材や質感の良いオイル仕上げ~
グルーで何とかする
ボンドや木材補強だと時間がかかるので今回はグルーを使って何とかする。
- バリ取りと下地処理
- グルーの充填
- 下穴処理
- ネジ取り付け
- グルーでの造形補修
- 問題部分のネジ取り付け
- 増し締めと最終確認
1. バリ取りと下地処理
座面のネジ穴部分にバリがあるので紙やすりで処理。
グルーを付ける周辺も下地処理する。見えない部分なので紙やすりは#240を使用。もう少し荒い目でもいいかも。
最近お気に入りのハンドサンダー。
穴が木くずで埋まってしまった。このままだとグルーが充填できないので穴が見えるように木くずを処理。
下地処理についてはこちら。
2. グルーの充填
グルーは温まった後に少し空うちし安定してグルーが出るのを確認したから使用する。
穴にグルー充填。
周辺もグルーで補強。結論を言うとこの程度のグルー補強ではネジ固定の役に立たない。
3. 下穴処理
ネジのとっかかりを作るためにキリで下穴を開ける。
ネジの入り口が欲しいだけなのでちょっとだけでいい。
4. ネジ取り付け
補強した4カ所にネジを取り付ける。
ネジがバカになったいた部分が全く効かない。すかすかに空回りして補修失敗。グルーの強度が弱いため破損部分を上手く補強できていなかった。
5. グルーでの造形補修
ネジが効かない部分にグルーのブロックを作ってネジを効かせる。問題部分にグルーを厚盛り。
垂れないようにマスキングテープで枠を作成。
穴の上に10ミリ程度のグルーブロックを付けた。
6. 問題部分のネジ取り付け
今度はネジが効いた。隙間があったおかげでグルーのサポートブロックを付けることができ運が良かった。
手回しで最後までギュッとしても大丈夫。何とか成功。
グルーのネジ固定強度についてはこちら。
グルーにネジが効くか検証する~仮補修には使えるが木材に比べるとネジ固定強度は低い~
7. 増し締めと最終確認
きっちり4カ所ネジが効くのを確認できた。グルーブロックで補強した部分も問題なし。
まとめ
はじめはグルーの充填だけでバカになったネジ穴を何とか出来ると思ったが甘かった。座面と脚の間に隙間がありグルーに厚みを出すことでこの問題を解決。隙間が無い場合は別の方法を考える必要がある。ボンドに比べ接着強度は落ちるが硬化時間が短くグルーは使いやすい。これからいろいろと補修に使ってみたい。
- ネジがバカになった部分をグルーで補強できない
- グルーに厚みを出すとネジを効かせることができる
- グルーは硬化時間が短いので短時間で作業できる
グルーの強度は弱いですが硬化時間が短いので便利に使えます。