この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
WordPress歴が7年くらいあるが、2023年になったようやくブロックエディタを使い始めた。仕事で仕方なくという感じなのだが一週間くらいで慣れた。未移行の方は旧エディタとは全くの別物と考えた方が気が楽になると思う。ブロックエディタでいくつかサイトを作ったが文書執筆は旧エディタの方が圧倒的に効率がいいと思う。ごりごりデザインするトップページなんかはブロックエディタが良いけどシンプルなドキュメント形式は圧倒的に旧エディタが使いやすい。上手くすみ分けできないんでしょうかね?
画面や仕様などは2023年4月に確認したもので最新の情報と異なる可能性があります。ご了承ください。
目次
ブロックエディタ(Gutenberg)から逃げきれない
旧エディター利用者からすこぶる評判の悪かったブロックエディター。はたして旧エディタ利用者は移行できるのだろうか。
WordPressの新エディタ
2018年12月のWordPress 5.0から実装されたWordPress用のエディタをブロックエディタと呼称する。コードネームはGutenberg(グーテンベルグ)でこちらで呼ばれることも。機能の大幅刷新ということで期待も大きかったがこのあと大炎上する。
変更のインパクト
筆者はブロックエディタになる前のWordPressを1年ほど使い込んだ状態。5.0バージョンアップ時にブロックエディタを使ったのだが移行を断念。エディター系プラグインが出そろっていないこともあったが使い方が大幅変更され初見ではまったく使えなかった。このブロックエディタの使い勝手の悪さは当時かなりバッシングされたのを覚えている。
旧エディターサポート
ブロックエディターの救済策として旧WordPressエディタが使えるプラグイン「Classic Editor」がリリースされた。
引用:Classic Editor – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
評価を見てもらえればわかると思うが圧倒的支持。裏返せばブロックエディターに対する批判でもある。レビュー内容をみるとブロックエディタに対する辛辣なコメントも散見する。
慣れの問題
たかが1年間クラッシックエディタを使ってきた筆者でさえ苦労したのだから10年以上のWordPressユーザーはもっと大変だっと思う。ただこれも時代の流れには勝てない運営はブロックエディターに移行したい気満々なのでGutenbergを避けてWordPressを通ることはできない。旧エディターとのダブルサポートもコストがかかるので限界がある。いつかClassic Editorのサポーも終わってしまう。ただ、今まで見たプラグインの中で一番評価が高かったのはこの「Classic Editor」であると筆者は考える。
逃げ切れなくなった
ブロックエディターのようなクソ機能は意地でも使わんぞと思っていたが限界が来た。仕事の関係でブロックエディタを使うことになってしまった。さすがに限界だと思い今回ブロックエディターを導入することを決意した。まぁここまで大きくかわったのだから色々問題が出てきそうで怖い・・・。特にリライト時にブロックエディターで死にそうな気がする。
記憶にございません
3年近くClassic Editorを使ってきたのでブロックエディタがどこにあるのか?テンプレートが対応しているのか?もうまったくといっていいほどわからない。この時点で挫折しそうになってしまった。旧エディタ利用者にとってGutenbergは呪いでしかない。エディタに切替機能があるらしいがまったくもって見つからない。調べたら設定で有効化していないとダメだとか。こんな設定についてもまったく記憶にない。
旧エディタからブロックエディタへの切り替え
旧エディタ(Classic Editor)からブロックエディタ(Gutenberg)へWordPressの機能を切り替える。切り替え時に色々問題はありそうだがとりあえず変更方法だけまとめる。
旧エディタからブロックエディタへの切り替え
設定変更が必要な場合があり一筋縄ではいかない可能性あり。
切替設定の有効化
新旧エディタの切り替えで一番重要なのが投稿設定。エディターの切り替えを許可しないと変更できない。旧エディタからブロックエディターへ切り替えるために設定を変更。メインメニューの「設定」>「投稿設定」で「ユーザーにエディターの切り替えを許可」を「はい」に設定する。
設定を変更したら「変更を保存」ボタンをクリック。このボタンを押さないと変更が反映されないので注意。
ブロックエディターに切り替え
投稿エディタを下にスクロールすると右下にエディター切替機能が表示されている。「ブロックエディターに切り替え」をクリックするとブロックエディターに切り替わる。
クラシックエディタで執筆した内容は一応コンバートされているようだ。ただし、新旧エディタの切り替えは頻繁にしないほうがよさそう。
ブロックエディタから旧エディタへの切り替え
旧エディタユーザーからみるとちょっとわかりにくい。
切替設定の有効化
前述の「切替設定の有効化」を参照。
旧エディタに切り替え
ブロックエディタの編集画面から切り替える。右上にある点みっつ(ケバブメニュー)をクリックし「旧エディターに切り替え」をクリック。
ブロックエディタの所感
仕事で仕方なくブロックエディタを使ったが一週間ほどで完全に慣れた。苦手意識のある旧エディター派は思い切って新しいサイトをブロックエディタで作ってみるといいかもしれない。
仕事で仕方なく導入
一生涯ブロックエディタは使わないと心に決めていたのだがWordPress関連の仕事をすることになり気付けばブロックエディタ漬けの毎日。必要に迫られてからの習得は非常に速い。一週間ほどでブロックエディタでコーポレートサイトを作れるくらいにはなっていた。ポイントは旧エディタと同じだと思わない事。全く違うツールだと思えば何の苦もない。個人的にはExcelとWordくらいの違い。
旧エディタ難民は、どうやってブロックエディターを学習すればいいか
旧エディタと同じことをしようとするとかなり苦痛。ちょっと複雑なランディングページを作ってみるとブロックエディタの良い部分が見えてくるハズ。テーマについていくるコンテンツブロックなんかを組み合わせて遊んでみるとよさそう。学習するというよりも遊びでランディングページ作るとかの方が精神的に楽だと思う。
ブロックエディタは本当に便利なのか
結論を先に言うと文書作成には不向きでストレスが溜まるが慣れれば何とか文書作成でも使えるレベル。筆者はいまのところ旧エディタとブロックエディタを半々くらいで使っている。Webサイトのトップページなどは圧倒的にブロックエディタが使いやすい。出来合いのコンテンツブロックを使えばそれっぽいものが簡単にできてしまう。ただし、文書の執筆は旧エディタの方が使いやすい。ブロックエディタで文書作成は問題なくできるのだが微妙に使いづらい。画面デザイン作成に特化した感じなので、ブロックエディタはどうしても文書作成との相性が悪い。Classic Editorの更新が終わったらあきらめるがそれまでは旧エディタで文書は書きたいかな。新しく作るサイトはブロックエディタに統一しているので徐々に旧エディタの使用率は減ってはきている。
まとめ
ネットで「ブロックエディタは使いやすい」なんて話を聞くがまったくそんなことは無かった。トップページなどのデザインはしやすいが文書作成に対してはまったくの不向き。ブロックエディタに旧エディタをもう少しいい形で取り込んで欲しかった。ただシステムとしてすっきりさせるにはこれしかないんだよな・・・とプログラマー目線からはしかたないとの思いも。新サイトはブロックエディタで統一しているが、旧サイトではClassicEditorをサポート終了まではたぶん使い続けると思う。
- ブロックエディタはトップページなどには向くが文書作成には不向き
- 旧エディタは2024年で終了する可能性あり
- 初心者はブロックエディタ以外を使わない方がよい
文書作成は旧エディタの方が圧倒的に速いですね(慣れもあると思いますが)。