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一年以上放置していたジャングルモックを修理した。ソールが剥がれてしまったので補修方法を色々調べたのだが、いい話がほとんどない。DIYでの失敗談ばかりが多く躊躇していたら一年が経過。スピングルムーブも壊れたりと靴の余裕がなくなってきたので重い腰を上げて修理。今回Gクリヤーと呼ばれるボンドを使用したのだがあまりおすすめできない。この補修の後にボンドの接着強度実験をしたのだがGクリヤーの結果が想像以上に悪かった。ソールを修理するなら「ウルトラ多用途SU」をおすすめしたい。一週間ほど使ったが今のところ問題はないがいつまでもつかわからない。半年以上耐えてくれれば合格としたい。
ボンドの接着強度実験。
ゴム接着用のボンドを比較~靴底接着に使用するゴム用ボンド6種類の接着強度を検証~
ゴムの接着強度が高かったボンド。
目次
ジャングルモックのソールを補修
1年くらい放置していたジャングルモックのソール剥がれを補修した。
1. 破損状況の確認
ソールの大部分が剥がれてしまった。以前かかとを補修してもう少し頑張れるかと思ったががその矢先にソール剥がれ。7割ほど剥離し一度すべてはがそうとしたが剥がれず裂け目からボンドを充填して修理することにした。
かかとの修理はこちら。
スニーカーのかかと内側を修理補修~穴の開いたジャングルモックのかかと内側を500円で何とかする~
2. 下地処理
ソールを全部剥がしきってしまえば作業が楽であったが、一部がどうしても剥がれない。無理矢理はがそうとするとソールがちぎれそうになったのであきらめた。かなり難しいが隙間から紙やすりを入れ接着部分をサンディング。全体を入念にサンディングはできないので、はがれにくいように縁だけ入念に下地処理した。
3. ボンドの充填
隙間からボンドを流し込む。使用したボンドは「Gクリヤー」である。実験したところG17は接着強度が弱いので基本はおすすめできない。手持ちのボンドであれば「ウルトラ多用途SU」を使った方がよかった。ボンドははみ出るのを覚悟して少し多めにいれた。ドタバタしてこの工程の撮影ができなかった。
ゴム接着用のボンドを比較~靴底接着に使用するゴム用ボンド6種類の接着強度を検証~
この手のボンドは塗布後にクールタイムと呼ばれる乾燥時間がある。ボンドは圧着させる前に乾燥させることで硬化するらしい。説明書はクールタイムを5分に設定しているが筆者の感覚では長すぎて圧着できなくなることがある。今回はボンドを塗り伸ばした直後1、2分で圧着した。
4. 圧着
型崩れしないように新聞紙を靴の中に可能な限り詰め込む。
パラコードを使ってぎゅうぎゅうに巻き付ける。100円ショップのパラコードなのでヨレて使いにくいがとりあえず問題ない。ネットでも買えるが補修に使うだけなら100円ショップで十分だろう。
側面がうまく圧着でき無そうだったのでクランプを使用。
剥がれた部分に絞ってクランプを使用。点での圧着になってしまうが無いよりマシだろう。
5. 乾燥
急いでいなかったので三日ほど放置。
クランプを外して・・・。
パラコードを外す。新聞紙を巻いてあったのでパラコードにボンドが付くことは無かった。
靴にパラコードの跡が付いている。全体的に圧がかかっていたようだ。
はみ出たボンドが新聞紙と一緒に硬化。パラコードとくっつくよりマシだろう。
6. 仕上げ
はみ出たボンドをカッターで除去する。ボンドはネバネバしたゴム状でカッターでカットできない。輪ゴム以上に柔らかいゴムをカットするような感じなので厄介。
がっつり新聞紙が貼りついた部分も何とか。うっすらとはみ出たボンドが見えるが今回はここまで。細かい部分はアートナイフ(デザインナイフ)を使用した。
7. 完成
ソール補修はこれで完了。履いてみた感じほとんど違和感はない。一週間ほど使用したが剥がれる気配はない。正直耐久性は期待していないので半年持てばいいだろう。
まとめ
ソールを貼り付けた後でボンドの接着強度実験をしたので失敗。一番接着強度に期待できないGクリヤーを使ってしまった。ただでさえ耐久性に期待できないDIYソール貼り付けなのに最悪のボンド選択。長くはもたないと思うので剥がれたら詳細をレポートしたいと思う。
- ソールの貼り付けには「ウルトラ多用途SU」がよさそう
- パラコードでソールを圧着できる
- DIYでのソール貼り付けは耐久性が未知数
半年くらいで剥がれてきそうな気がします。