久米繊維の日本製Tシャツをレビュー～01Tシャツ、サスティナブルライン、KO-DA×久米繊維の比較～

ネットで国産の無地Tシャツを調べていてたどり着いたのが1935年創業のＴシャツ専門メーカー久米繊維工業株式会社。雑誌にも掲載されていたのを覚えていたので試しに3種類購入してみた。

Tシャツの比較

今回購入したのは以下の3種類。久米繊維謹製”楽”Tシャツも購入したかったがこちらは売り切れ。他に雑誌にも掲載されていた久米繊維謹製色丸首Tシャツもほしかったのだが予算の都合で今回はあきらめた。お金に余裕ができたら試してみたいと思う。

サイズの比較

購入したのはすべてSサイズ。モデルは、身長165cm、体重58kgのややぽっちゃり体形である。

身幅は45cmの01Tシャツが一番小さいが着た感じはKO-DAと変わらなかった。SUSTAINABLE+ LINEはこの中ではゆったり着れる感じ。

生地の比較

生地は01TシャツとKO-DAがほとんど同じ。薄く柔らかく肌触りの良い生地。色は真っ白。サスティナブルラインは、やや厚みがありしっかりとした生地。色は少し生成り色。

左からKO-DA×久米繊維、01Tシャツ、サスティナブルライン。

左が01Tシャツ右がサスティナブルライン。01Tシャツの方が織りが細かく色が白い。くらべてサスティナブルラインは織りが粗く生成り色で若干厚みのある生地。

価格の比較

01TシャツとKO-DAがおなじような生地なので、デザイン分割高になっている。サスティナブルラインは、オーガニックコットンをしようしているため01Tシャツにくらべ高い設定になっている。

*1:筆者が購入したときの価格である。

Tシャツの特徴

それぞれのTシャツの特徴を簡単に紹介する。

01Tシャツ

お手頃価格の定番Tシャツ。生地が柔らかく非常に着心地が良い。

30年以上にわたり愛され続ける日本製Ｔシャツの定番。
61色から選べる、多彩なカラーバリエーション。

30年以上リピーターに支持され続けている、ベストセラーＴシャツ。

空気が1枚はいっているような適度なフィット感が、日本のＴシャツ好きに愛されてきました。
まさに “JAPAN’S FAVORITE T-SHIRTS” と呼ぶにふさわしい一品です。

丈夫なバインダー衿は、度重なる洗濯にも耐え、永くご愛用いただけます。カラーバリエーションが61色あるので、お好みの色が必ず見つかります。

国内で丁寧に紡ぎ編み上げられたやわらかで光沢のある30番手コーマ天竺の生地は、あざやかな発色、しなやかな肌ざわりで、着る度になじみ風合いがでてきます。

引用：01Tシャツ

特徴は、少しタイトな感じと襟首のデザイン。襟がしっかりしているのですぐに伸びてしまうことはなさそう。襟元が少し窮屈そうに見えるが着てみると何の問題もない。筆者の体形では少しきつめなのでもうひとつ上のサイズでもよかったかもしれない。タイトなので重ね着したときにすっきりみせることができる。生地が薄いため若干乳首が透けて見える。もう少し胸元にゆとりがあると気にならなくなりそう。

これ1枚で切るなら白以外の色を選んだ方がいい。ややぽっちゃりの人はMサイズの方が無難。筆者の体形だと少しきつかった。

サスティナブルライン

オーガニックコットンを使用したTシャツ。

久米繊維謹製オーガニックコットンTシャツSUSTAINABLE+ LINE
１９９９年よりオーガニックコットンＴシャツを作り続けている久米繊維によるエコロジカルな新Ｔシャツ「ＳＵＳＴＡＩＮＡＢＬＥ＋ＬＩＮＥ」（サスティナ ブル＋ライン）。オーガニックコットンＴシャツをカジュアルなデイリーウェアとして、もっと気軽に楽しんでいただくための新提案です。カラーはとても着こなしやすいナチュラルな白と、墨黒の２色展開。型紙も新たに作成したスマートにすっきりと着こなせるナチュラル・フィットのシルエットです。

この商品は人と環境に配慮した方法で日本の技術と感性をいかして国内で生産いたしました。またTシャツの裁断・縫製にはグリーン電力を使用しています。

引用：久米繊維謹製オーガニックコットンTシャツ　SUSTAINABLE+ LINE 無地

01TシャツのSにくらべて少しゆったりしたサイズ感。生地が厚く白色でもほとんど乳首が透けることはない。生地が厚いせいか少しごわごわした感じがする。

裾にはサスティナブルラインのラベルが付く。

生地に多少厚みがあるので白でもこれ1枚で着ることができる。01に比べ少ししわになりやすい気がする。ざっくり着る感じでデニムなどと合わせると良さそう。

KO-DA×久米繊維

新鋭アーティストとコラボした最新トレンドTシャツ。

新鋭アーティスト×久米繊維
半世紀以上に渡り日本Tシャツ史に歴史を刻み続けて来た久米繊維のノウハウと新鋭アーティストの今を切り取る目線で、最新トレンドと個性を持った、まったく新しいTシャツボディーが完成いたしました。
タイトめのシルエットと、キツすぎない首もとが特徴です。

若手アーティストのキャンバス、そして プロ専用無地ボディとして開発されたKO-DATシャツの、一般向け販売をいよいよ開始いたします。
手に取ってKO-DATシャツの先鋭を感じて頂く為にネット販売に先駆け、実店舗にて数量限定販売を行ないます。その着心地、肌触り、時代に合わせたシルエットを久米繊維ファクトリーショップにて是非御体感下さい。>>販売店情報へ

「今こそ若手アーティストを支援スべき時。彼らに上質なキャンバスを提供出来れば、いっそうの価値を生み出せることが出来るかもしれない。最新トレンドを個性をもった、全く新しいTシャツボディーを作りたい。それも完全なるMADE IN JAPANで。」
タイトなシルエットとハイクオリティーな生地、細部まで丁寧な仕上げ。半世紀以上、日本で作り続けてきたトップレベルの技術と、最新のトレンドが共存した唯一無二のメイドインジャパンプロダクト、それがKO-DAです。
KO-DA HP>> http://ko-da.jp/

引用：KO-DA×久米繊維　第一弾コラボTシャツ

01Tシャツと比べると、襟が大きく開いている。胸回りがタイトで袖が若干短く設定されている。筆者の太さではおしゃれに着こなすことはできず「肌着感」が出てしまった。細身の人がきたらもう少しいい雰囲気で着こなすことができそう。

これは細見の人の方が似合う。ぽっちゃり体系のひとはちょっと難しい。細身の人が小ぎれいに切ると良さそう。

まとめ

筆者の視点でポイントをまとめた。

KO-DA×久米繊維はデザイン的に優れているが筆者のぽっちゃり体形にはフィットしなかった。しかも、襟が大きく空いたタイプは若い年齢でないと違和感がありぽっちゃり体形と年齢によっては肌着に見えてしまう。しかし、ダイエット中なので半年後には似合う体形になっているかもしれない。サスティナブルラインは着ているうちに味がでて非常に気に入っている。着心地が一番よかったのは01Tシャツ。リピートするなら値段も安い01Tシャツを選ぶ。ダイエットに成功し胸元がすっきりすればSサイズでベストフィットしそう。