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1年ほど前であるが物置を移転した時のお話である。諸事情で10年以上使った物置を撤去することとなった。処分するのももったいないので実家の空き地に移設することに。結論を言うと問題なく移設できたが、分解組み立てが思いのほか大変。しかも冬場だったので修業しているかのようであった。
基本的に分解組み立ては取り扱い説明書に従ってください。
目次
物置の撤去
諸事情で物置を撤去することになった。設置場所の関係で分解して搬出する必要がある。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
説明書がない
分解の手順を確認しようとして説明書を探したが見つからない。いつか必要になると思い物置の説明書は取って置いたはずなのだが無い。この説明書だけがない。
ネットで調べようと思ったがメーカー名すら覚えていない。画像検索で手当たり次第似たような物置を検索。似たような物置の説明書を発見。
引用：ヨド物置エスモ組立説明書
思い返してみると「ヨド物置」だった気もする・・・。確認したら取っ手に書いてあった。形状がほぼ同じなのでこれで問題なさそう。この組立説明書を頼りに分解する。
分解
組立よりも分解の方が精神的につらい。組みあがる楽しみが無いのが原因だろうか。
- 棚板の取り外し
- 扉の取り外し
- 棚柱の取り外し
- 後壁の取り外し
- 後柱の取り外し
- 屋根パネルの取り外し
- 鴨居の取り外し
- 側壁の取り外し
- 完了
1. 棚板の取り外し
とりあえず棚板をすべて取り外す。金具が紛失しそうなので事前に袋を準備した。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
棚を撤去。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
棚がないと中は思ったより広い。説明書が無ければどこから分解していいのかさっぱりわからない。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
2. 扉の取り外し
ここからは組立説明書を逆から進める。まずはじめは扉の取り外し。金具を緩めないと扉が外れないので組立説明書をちゃんと読まないと詰む。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
構造上の問題か鴨居から扉を外すのがものすごく大変だった。鴨居のストッパーがネジを緩めても外れずドはまり。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
何とか扉の取り外しが成功。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
3. 棚柱の取り外し
次に手前にある柱を取り外す。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
これは簡単に外せた。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
4. 後壁の取り外し
いよいよ分解本番。後ろ側の壁を取り外す。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
壁はこの特殊な形状の金具で固定されている。これを外すと壁パネルがポコッと外れる。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
分解は適当で構わないが部品の紛失だけは細心の注意を払う。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
金具をすべて外すと壁パネルが外れる。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
金具をなくしそう。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
5. 後柱の取り外し
後ろ側にある柱の取り外し。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
ボルトで止まっているだけなので簡単に外れれる。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
6. 屋根パネルの取り外し
ここからは物置を倒して作業する。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
天井パネルには固定用の穴が開いている。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
7. 鴨居の取り外し
これ以上は寝かさないと作業できない。可能なら段ボールなどで養生した方がよさそうだ。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
鴨居は問題なく取り外せた。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
8. 側壁の取り外し
側壁も問題なく外せた。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
よ、汚れがすごい。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
9. 完了
とりあえず分解完了。説明書がないとまったく組み立てられる気がしない。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
組立
分解した直後だったので意外に楽だった。
- 洗浄
- 組立
- 取っ手レバー修理
- アンカー固定
1. 洗浄
あまりにも汚れがひどいので組立前に洗浄。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
庭ほうきでこすって汚れを落とす。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
10年分の汚れ。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
2. 組立
組立説明書通りに組立。部品の欠損さえなければ大丈夫。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
組立は段ボールなどで養生することをおすすめする。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
天井をロック。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
ロック。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
後壁をはめればほぼ完了。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
内側も洗ったのでキレイになった。10年物としてはいいんじゃないだろうか。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
外壁も洗ったらキレイになってる。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
今回付属の工具で組立たが面倒だった。可能ならラチェットテンチを準備しておこう。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
3. 取っ手レバー修理
右側の取っ手レバーが壊れていたので分解。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
調べてみたところ物理的に壊れていなかった。油をさして馴染ませたら問題なく動作。ホコリなどが原因で動きが悪くなっていただけのようだ。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
4. アンカー固定
物置はブロック等で少し高さを出す。地面にべた付けすると雨で底が壊れてしまう。アンカー用の金具は余っていたL字金具を使用。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
こちらのコンクリートアンカーを使用。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
コンクリに穴を開けるのでインパクトを使用。
ヨド物置エスモを解体して自分で移設
アンカーで固定したので地震が来ても安心。
まとめ
10年以上経過した物置にしては痛みもなくキレイ。処分しようか迷ったが移設してよかった。分解と組立は想像以上に手間がかかるので移設する場合は分解せずに移動させることをおすすめする。分解しないのであれば引っ越し業者にお願いして運んでもらった方がよい。
- ヨド物置を10年使ったが壊れたり錆びたりしていない
- 分解、組立による移設は想像以上に大変なので覚悟した方がよい
- 組立説明書がないと分解は不可能
しんどいのでもう二度と物置の分解はしたくありません。
