【初心者向け】キャンプ道具(ギア)の寿命~オール金属製ギアは驚くほど寿命が長くテントやタープは最長10年くらい~

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筆者はそこまでがっつりキャンプをやっている訳ではないが歴だけは長い。多分1998年くらいからはじめたので24年くらいだろうか。途中全くアウトドアしない期間もあったので内容はそこまで濃くはないが長年使っているキャンプ道具がある。そこで今回はキャンプ道具の耐久性につてい紹介したいと思う。

注意事項

本稿は筆者の経験による内容です。物や保管状態により結果が変わる場合がありますのでご了承ください。

素材ごとの寿命

ちょっと簡単に素材ごとにまとめてみた。

素材 寿命
チタン
ステンレス
スチール
アルミ
グラスファイバー
木材
樹脂
防水加工

チタン

最近ではステンレスに代わりチタン製品もでてきた。チタンペグなどは鋳造のスチール製に比べたらかなり軽くなる(チタンが20cmで40g、鋳造が18cmで77g)ので道具が大分スッキリする。ペグに限ってはスチールと価格がそこまで変わらないので選択肢として十分アリだと思う。

Point

ギアにこだわりたい場合は軽くてサビにくいチタン製という選択肢がある。

ステンレス

下手をすると孫の代まで使えてしまう可能性がある。例えばド定番のスノーピークの焚き火台などはほとんど壊れることもなく朽ちることもない。ざっくりしたメンテナンスでも壊れないので買い替えるタイミングがない。特にこの焚き火台はシンプルな構造なので破損する心配もほとんどない。重さだけだネックだが最強の焚き火台といいてもいいだろう。

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そんなギアをコスパメーカーが放っておくわけがない。

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肉厚のオールステンレスギアは長く使うことができるため多少高くても元が取れる。なので多少割高なステンレスの方がコスパが良い場合が多い。筆者はそんな理由でトライポッドもステンレス製をチョイスした。

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Point

ステンレス製は寿命が長く高くても結果的にコスパが良くなることが多い。スチールとの選択肢があればステンレス製を選んだ方がお得である。

スチール

これはメンテナンス次第かなと思う。ペグはスノーピークのソリッドステークをそろえているがサビて使えなくなるようなことはない(重いけど)。スキレットやダッヂオーブンは野ざらしにしたら超絶サビるので保管場所やメンテナンスに気を使う。

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ダッヂオーブンなども基本はスチール製でステンレス製はお値段がちょっとぶっ飛んでいる。いくらメンテナンスフリーでコスパが良いといっても気軽に始められる価格ではない。ものによってはメンテナンスの手間はあってもスチール製を選んでいいだろう。

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スチールでもプレスのダッヂオーブンであれば割れることがないので1ちゃんとメンテナンスすれば10年20年と余裕で使える。オールスチール製のギアは一生使えるものが多いので気に入ったものを選ぶといいだろう。

10年くらい前に購入しウェーバーのグリルの網と炭床が鉄製なのだがメンテナンスせずに放置したら原型をとどめないくらいサビてしまった。焼き網系は多少高くてもステンレスの方がよさそう。1年で買い替えるスチール網と50年使えるステンレス網どちらがお得だろうか。

Point

メンテナンスさえすればスチール製もステインレス製と同様に長持ちする。

アルミ

軽量ではあるがスチールに比べ耐久性が劣る。こちらは自立式タープの定番商品。アルミ製がラインナップされたがスチールに比べちょっと強度が気になる。ただスチールだと1.5倍近く重いので悩ましいところ。

筆者はこのモデルを20年近くも使っている。多少錆びたりロックが怪しくなっているが未だに現役。シンプルで小型なのでアルミで合っても強度に心配がなく問題なく使えている。ステンレスに比べ多少錆びやすいものの耐久性は高い。ただスチールのように一生使う感じではない。

Point

ステンレスに比べ錆びやすいが耐久性があり長く使える。ただしスチールのように一生使えるかはちょっと怪しい。

グラスファイバー

以前コールマンの4~5人用テントでグラスファイバーポールを使っていたが劣化が原因なのか10年目くらいでポッキリ折れてしまった。グラスファイバー製とはいっても樹脂で固めてあるので限界があるのだろうか。ただ10年大丈夫だったので使い方さえ間違えなければ問題ないだろう。最新モデルも一部FRPを使用しているがメインポールは見た感じアルミ製なので問題ないだろう。

Point

テントのポールに使われている場合は耐久性に注意したい。ファミリーキャンプで使う大型テントは耐久性のあるアルミポールの製品を選びたい。

木材

竹製品も含めて木材と呼称する。スノーピークの火ばさみを10年以上使っているが持ち手部分が壊れるようなことはまったくない。木製はメンテナンスさえしっかりしてあげればステンレス以上に長持ちするような気もする。

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こちらはステンレスと持ち手が木製のリフター。長年使っているが壊れる気配はまったくない。木材部分がアクセントになっているギアは意外に耐久性が高いのかも。

ただし柔らかい木材で出来たすのこなどは耐久性に期待できない。このすのこは針葉樹などの比較的軽く柔らかい木材を使用している。リフターの持ち手などは重く丈夫な広葉樹がしようさており耐久性に違いがある。広葉樹の木材の方が高価なので選び方次第だろうか。

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Point

木材部分が広葉樹であれば長持ちするが比較的高価になる。針葉樹は安価で軽量であるが耐久性に期待できない。ギアのワンポイントで使われている広葉樹であれば耐久性に期待できる。

これは確実に寿命がある。以前コールマンの折りたたみチェアを2脚使っていたのだが10年目以降だったと思うが記事が紙切れみたいにボロボロになって壊れてしまった。

今は現存しないが折りたたみ式のコールマンのベッドも布地部分が8年目くらいでビリビリと避けて穴が開いてしまった。ベッドのお尻の部分にぽっかりと穴が・・・。

こういった樹脂製の布は経年劣化で壊れることが多い。ただメンテナンスを頑張れば多少寿命は伸ばせる。

ポイント
  • 高温になる倉庫などに保管しない
  • 紫外線が当たらない日陰で保管する
  • 収納時は完全乾燥させ湿気の少ない場所で保存

テントやタープもそうだが「温度」「紫外線」「湿気」これに注意して保管。テントやタープなどは濡れたまま長期間保管するとすぐに壊れてしまう。雨天のキャンプでは早い段階で水気を拭き取り乾燥させる必要がある。テントの居室などは乾かしにくいので天気の良い日に公園で立てて乾燥させるなんてこともある。

Point

布は寿命があり10年持つことはない。「温度」「紫外線」「湿気」に注意してメンテナンスし保管すれば寿命は多少伸びる。

樹脂

当たり前であるが樹脂パーツも寿命が早い。ギアの一部分に樹脂パーツが合ったりなんかするとちょっと怖い。樹脂が多用されているギアはあまり寿命に期待しない方がよい。逆に樹脂パーツなしのオールステンレスやオールスチールのギアであれば寿命が長くなる。こちらも布同様に「温度」「紫外線」「湿気」に注意して保管しよう。

Point

樹脂パーツを多用したギアは寿命にあまり期待できない。

防水加工

テントやタープなどどんなにきっちりメンテナンスしても防水加工の寿命には勝てない。しっかりメンテナンスしていたコールマンのテントやスノーピークのタープもだいたい10年くらいで限界がくる。シームテープが剥がれてきたり全体的に撥水機能が失われ雨漏りしてきたりと。テントやタープなどの布系ギアの寿命が最長10年と考えるとステンレスやスチールのギアにくらべ圧倒的に短命。焚き火台は買い替えが50年に一回でテントは10年に一回となるとあまり無理して高価なテントを買うのもアホらしい気がしてくる。

保管方法とメンテナンス

高温と湿気は布系キャンプギアの寿命を一気に縮める。

置き場所がないキャンプギアを実家の車庫に置いていたのだがここの気温が問題。断熱材がない車庫なので夏場はあり得ないくらい熱くなる。結果ホームセンターで購入したアウトドアチェアの記事部分が4年くらいでボロボロになってしまった。何というかチェアの座面をつまむと簡単にビリビリ破れるくらい劣化。置き場所がないといっても高温になる場所に布系のキャンプギアを収納するのはおすすめできない。

Point

テントやタープなど布を使ったキャンプギアを高温になる場所で保管してはいけない。

湿度

以前タープをちょっと濡れたまま保管したらシームテープがベロベロはがれてしまったことがある。品質の問題もあるかもしれないがやはり原因は湿度だと思う。タープやテントなどの布系ギアは水分や湿気に弱いので注意したい。特にテントは安くはないのでメンテナンスには注意したい。晴れた日のキャンプであっても自宅でちゃんと乾かした方が安全。濡れたままの長期間保尊は厳禁である。

Point

テントやタープなど布を使ったキャンプギアは確実に水気を除去し湿気の少ない場所で保管する。

紫外線

紫外線で生地が劣化してしまうので長時間太陽のしたにさらさない方がよい。「じゃあキャンプできないじゃん!!」と思ってしまうがそういった仕様なので仕方ない。テントやタープは使用するたびに寿命がジワジワと縮まっていくのである。長時間紫外線にさらされるタープはもはや消耗品ではないだろうか。とはいえ濡れっぱなしよりはマシだと思う。陰干しできない場所でテントを干すなら乾いてから直ぐに撤収するといいだろう。

Point

テントやタープなど布を使ったキャンプギアは寿命が縮むので無駄に紫外線にさらさない方がよい。

まとめ

キャンプギアの耐久性について使えたい事があり本稿を執筆した。オール金属系のギアはほんとに長持ちする。スノーピークの焚き火台とかは孫までいくんじゃないかとさえ思える。一方布系のギアは寿命が短い。テントやタープなど濡れたまま放置したら即死する可能性すらある。チェアなどの布系ギアも金属製に比べ寿命が短いのであまりこだわり過ぎるとあとで悲しい結果が舞っているかも。オール金属製のギアはとにかく長く使えるので気に入ったのがあったら買っちゃえばいい。人気商品であればヤフオクなどで高額売却も可能なので安心である。

ポイント
  • オール金属製のギアは寿命が長く多少高くてもコスパが良い場合が多い
  • 布や樹脂製のギアは10年持たないので高額ブランドをチョイスしにくい
  • タープやテントは濡れたまま放置すると簡単に壊れてしまう

疲れてキャンプから帰ってきてテントを雑巾で拭いて干すとか修行レベルです。

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