この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
ダイニングチェアの座面についていたネジがバカになって座面が外れてしまった。前回はグルーを使って修理したのだがやはり強度に不安がある。
ダイニングチェアの補修~ネジがバカになった座面をグルーガンで何とかする~
グルーでも問題なく使えているのだがグルーと木材の強度を比べるとどうしても強度が劣る。
グルーにネジが効くか検証する~仮補修には使えるが木材に比べるとネジ固定強度は低い~
今回はバカになったネジ穴を木ダボを使って修理したのだが思ったより簡単で強度もでた。無理してグルーを使うより木ダボを使った方がよさそう。
使用する材料や条件によって強度が出ない場合がありますのでご注意ください。
目次
1. 破損個所の確認
ダイニングチェアの座面を固定するネジがバカ(ネジが効かず空転してしまう)になってしまった。すでにネジが落下し紛失していた。
子供達が乱暴につかうせいか負荷が高くネジ穴がガバガバで木ネジで固定できない。
2. 補修法の検討
以下は以前に修理方法を検討した時の表。
№ 補修方法 コメント 1 ボンドと木くずパテでの補強 乾くまでに時間がかかる。合板の場合強度が足りなくなる可能性がある。 2 木材による補強 別途木材を準備する必要があり。加工の手間があり時間もかかる。 3 グルーによる補強 手軽であるが強度に心配がある。
グルーより木材の方が強度が高いのは以前実験済。
グルーにネジが効くか検証する~仮補修には使えるが木材に比べるとネジ固定強度は低い~
前回は思いつかなかったが木ダボでの補強でもよさそう。今回は木ダボを使ってネジ穴部分を補修する。
3. 道具の準備
使用した道具をまとめたが意外に多い。DIYするならビットはそろえておいてもいいと思う。
- 木ダボ(8mm)
- 木工用ドリルビット(8mm)
- 木工用ドリルビット(3mm)
- ダボ用ノコギリ
- 電動ドライバー
- クランプ
- 木工用ボンド
- 紙やすり
木ダボ(8mm)
家にいくつかサイズがあり6mmか8mmか迷ったがネジ穴が意外に大きいので8mmにした。木ダボは意外に高いのでDIYが趣味ならまとめ買いしておくとお得である。
木工用ドリルビット(8mm)
ダボ穴開けように使用する。使用したのはスターエムの木工用ドリル、ショートビット8mmである。木工用ドリルビットであれば何でもいいがスターエムがおすすめ。他製品に比べちょっと高いが切れ味抜群。筆者はスターエム以外の木工用ドリルは買わないようにしている。
木工用ドリルビット(3mm)
こちらは下穴用のドリルビット。こちらもスターエムがおすすめ。
スターエムのビットは東急ハンズでなんどか見たことがある。ほかは職人さん用のプロショップなどにおいてあることが多い。
ダボ用ノコギリ
アサリと呼ばれる刃の反りがないので細かい作業に向いている。ダボをギリギリでカットする場合これを使う。アサリがないので広い面のカットは難しいが小物のカットは精度がでるので使いやすい。アサリなしタイプのノコはひとつ持っておくと便利。
電動ドライバー
これは何でもいいと思う。インパクトも含めるとピンキリなので・・・。趣味ならコスパタイプでも問題ないでしょう。ただし互換バッテリーにはご注意あれ。
非純正の互換バッテリー問題~セル電圧を個別監視していないので爆発発火してすべてを焼き尽くす可能性あり~
クランプ
これもなんでもいいが個人的にはクイッククランプがおすすめ。L字クランプにくらべ圧倒的に使いやすい。今後クランプを買い増しするならクイッククランプ一択。
木工用ボンド
これもなんでもいい。Youtubeをみているとタイトボンドを使っている職人さんがおおいのでよさそう。コニシの木工用ボンドにくらべタイトボンドの方が研磨しやすいとか。
紙やすり
見えない場所なので#240くらいでよい。広い面を処理する場合はハンドサンダーが便利。今回は木ダボ部分だけなので不要。見えないのでいっそ無くても良い気がしてきた。
4. 穴あけ
8mmのビットで穴をあける。座面の合板部分が薄かったので貫通するまで穴をあけた。この時表面まで穴を開けないように注意。
慎重にやらないと下まで貫通しそう。
5. ダボ取り付け
補修する穴にボンドを流し込む。この時ダボの方にもボンドを軽く塗っておくとよい。
ダボを差し込む。この時ささり過ぎて座面に突起ができないように注意。穴が貫通しているのでダボがどこまでも刺さってしまう。丁度いい位置までダボを埋め込んだらはみ出たボンドを濡れ雑巾で拭きとる。
差し込んだ木ダボが座面の表に飛び出さないように注意してください。差し込み過ぎると座ったときにお尻に木ダボが刺さります。
6. 乾燥
だいたい2時間くらいで硬化するが可能であれば一晩おきたい。よほど急いでいるのでなければ乾燥工程は1日使った方がいい。
7. ダボ切り
乾燥したら木ダボをカットする。ノコを面に沿わせてカット。ただ見えない部分なので適当でいい。気になる場合は紙やすりで表面を整える。
8. 下穴
3mmのビットで下穴を開ける。木ダボ部分と合板で強度が違うため下穴なしで木ネジを入れると真っすぐ刺さらない可能性がある。可能な限り下穴は開けておきたい。
9. 座面の固定
クランプで座面を正しい位置に固定する。
10. ネジの取り付け
紛失したネジがのかわりに使うネジが少し長すぎたらのナットを使って調整した。
ほどほどの強さで締め上げる。
まとめ
木ダボを埋め込んだだけだが意外に強度が出た。グルーの手間を考えると木ダボの方が簡単なので道具が準備できるならこちらをおすすめしたい。
- 木ねじがバカになった場合は木ダボを使うのが無難
- 座面に木ダボがはみ出さないように注意
- グルーより木材の方が安心できる
グルーの手間を考えると木ダボ一択でしょう。